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− 10/5(金) −
【出席者】
タカダ:ディーラー、ババ:アナリスト、トシ:業界誌記者、ハコ:歩合外務員、モトハル:カブースタッフ
モトハル:こんにちは、週末本音フリートークを始めます。先週は日経平均株価が2万3000円台を上抜いて来たとしましたが、この1週間で大台を替える動きで2万4000円台に乗せています。1月以来8か月ぶりのことになるのですが、買いに勢いがついた感じです。買いの主な主体は海外勢、なのですがやはり上昇基調に持って行くのが何時ものことながら外国人投資家なんだと言うことになります。世界的な運用マネーが日本株の相対的な割安感を評価して、資金を振り向けている訳で、安倍三選に対する評価も加わり、政局安定と言うワードを元にして、この先も日本株に対する買い意欲を強める展開になりそうな雲行きになっています。過度の楽観視も問題かも知れませんが、それでも年末高に対する期待感は強いようで、目先仮に押し目があれば絶好の仕込み場になりそうだと言うのは大方の投資家の総意と言うことのようです。と言うことで、好地合いになった相場、物色銘柄も広がりを見せているようですが、その中でも銘柄選別はより重要になりそうで、今週もその辺りを中心に特選情報を宜しくご紹介ください。
ハコ:安倍政権続投でかなり日本株はこれからムードもよくなり、年末高の期待がありますね。特に9984 ソフトバンク、9983 ファーストリテイなど日経平均浮上の貢献度が高い株は大きく上がりそうですね。ソフトバンクは年内1万3000円、来年は1万8000円相場期待、そしてここで一番注目されている株は6758 ソニーですね。世界の山根ではなく、世界のソニー。外国人投資家などが復活してくる場合には日本株の中のブランド株が狙われることになりそうですが、ソニーは強い。株価は7000円突破から7500円も狙える大きな相場となりそうですね。来年相場てば1万円突破は当然でそんな相場になる期待がありますね。ここで8001 伊藤忠、8002 丸紅も下値から200円高という展開ですが、実力株はみんな上がることになりそうですね。3402 東レ、業績目先悪くて売られたものの、世界一の炭素繊維会社であり、ユニクロのヒートテックは東レとユニクロが開発したものですから、繊維と炭素繊維の実力からみれば1000円は当然ですね。6501 日立もまだまだ戻りがあるでしょうし、6752 パナソニックなども配当も株高も両面で狙いですね。これから1−2年資金投入ならこの位置は絶好の狙いですね。しっかり上がることになると思いますね。4182 三菱ガス化学、5302 日本カーボン、3401 帝人、7735 スクリーン、7733 オリンパスなども戻りがありそうですね。
トシ:ここで有名投資家の銘柄である9820 MTジェネックスが4800円が4500円と大化けしたけど、3356 テリロジーなども600円が1700円と3倍近い上げでこれらは株主が変化して有名投資家が名義に入り、思惑が思惑を呼びSNS仕手的な展開になった。かつてのように仕手筋が出て、どんどん材料を流したり、さらに活動して仕手の力で上げるという時代ではなく、ターゲットになる株を指揮のある人が参加することで相場になる。それも株主の変化など思惑的なものがあったりファンド買いや、大きな資金が背景にあったりすると驚くほど動くことがありますね。分割銘柄も株価が大きく上げてから分割を発表することが増えてますね。3182 オイラ大地なども2000円が4000円となったけど分割発表があっても上げ続けた。実際に分割となり今後の株価はどうなるか注目ですね。3097 物語コーポは株式単位について、なかなか一般が買いにくいため、今後は買いやすくなるような配慮があるとの見方があります。もともと青山商事などが同社のフランチャイズで頑張り、売り上げを伸ばしていて、オーダーバイキング形式の「焼肉きんぐ」や寿司、しゃぶしゃぶの「ゆず庵」なども伸びている。今後とも拡大方向であり、さらに株高となる期待がありますね。外食は株価がかなり上げて、それから分割にするケースが多く時価発行額がアップして資金を集めてさらに店舗数増えるというような展開がよくありますね。3547 串カツ田中などもかつて大浮上して分割して今は落ち着いてますが、この位置はそろそろ狙いとなりますね。
ハコ:ここで再び3053 ペッパーが上げてきてますね。3700円台から4400円、同社は国内は今年200店舗と新しい店が作られる。これは幸楽苑がフランチャイズになったことから猛烈ペースで新店が拡大したわけだけど、今度は米国拡大狙いで米国ADRに上場承認した、これは知名度アップと共に、米国での拡大は日本での幸楽苑のように、フランチャイズで資金を出してくれるところが出てくるか模索するようになりそうですね。米国は現在7店舗で、いわば本場に殴り込みという感じで、ヒットすれば市場が大きいだけに今後期待がありますね。株価はこれから5000円を目指すような展開になることが期待されますね。外食では、結構優待券欲しさに買う一般投資家は多いですが、その代表例では、2702
マクドナルドですが、6030円から4800円台に調整して、ここで5000円ですが、今年の年末から来年に戻りが期待されますね。優待人気一番の株であり、一度人気となるとしっかり人気となるので、これからも注目したいですね。コロワイドなどの株は利用できる担保数が多いので、優待好きな人の中では定番人気株ですが、9861 吉野家も定番人気で1700円台からここで戻りに入って2000円突破。4/9の高値2275円を年末目指すような展開期待できますね。20円配当、さらに、優待ですけど、いろいろと利用価値があり、はなまるうどんや回転すしの海鮮三崎丸、茶巾寿司の京樽なども利用できるので、人気となる可能性がありますね。
トシ:これからの狙いでは、2768
双日なども地道に上がり、450円狙い、来年は600円期待。6755 富士通ゼなども猛暑でエアコンの売上に期待があり、来年もかなり売上を伸ばすことが考えられますね、6367
ダイキン工業などがしっかり上げているように期待ありますね。ここで1600円から1900円とすでにかなり上げてますが さらに一段高も期待できます。5202 日本板硝子、4004 昭和電工、6479 ミネベア、5714 DOWA、5801 古河電気工業、6361 荏原、4689
ヤフー、6707 サンケン電気なども期待できますね。6461
日ピスなども今後の戻りあそうですね。6191 エボラブルAもここで9%以上、メリルの保有がはっきりしたわけですが、1割近い株を所有したことから、下支え要因になりそうですね。MAに積極的であり、業績も今後拡大の可能性があるので、株価は2800円台から今後は3500円、来年は5000円も期待できますね。大きな相場になる可能性がある株ですね。DaNAトラベルを12億円と破格の価格で買収したわけですが、その後は30億円以上かけた大宣伝で売上拡大させてますね。いろいろな会社を買収しては売上を伸ばすタイプですが、これからもしっかりした相場になりそうですね。2484 夢の街創造などはかなり相場となりましたが、ますます加盟店の増加と利便性の向上などから、利用者も増加して、ここで台頭しているウーバーイートとの差別化でますます拡大させる必要がありますが、株価は4000円突破も期待できる展開になりそうですね。これからもしっかりマークしたい株ですね。
モトハル:2万3000円が2万4000円になり、年初来の高値2万4124円も完全に視野に入り(既に抜けているかも知れませんが)投資家の多くが2万5000円台を次の目途にしているようです。強い地合いになった背景には色々あるようで、米国株の強さや世界的な経済の好調など、マクロ面での動きがあるのは確かです。ただやはり株式は需給で決まるものですから、その意味では需給面ではこれまでの上値の強い抵抗ラインであった2万3000円台を上抜いたことで、市場心理が一気に強気に傾いており、安倍長期政権を見据えた投機筋が買いスタンスをとったことで、売り方が押しまくられた面があり、日経平均株価を2万4000円より上まで持ち上げるエネルギーを十分に伴うもので、この年初来高値の2万4124円はもはや通過点に過ぎないと言う見方が存在していると言うことになります。まあ、だからこそ、少しの押し目でも買いに出ようとする動きが強い訳ですが、出来れば2万3500円近辺や、9月18日に空いた窓の水準である2万3481円程度まで押し目を付けくれる方が、この先やり易いと考えている投資家も多いのかも知れません。相場の格言ではないですが、押し目待ちの押し目無しと言うことになるのかどうかと言うことになります。強気派の意見はあらゆるところで見られのですが、何時も通り大和証券でも相変わらず強気見通しのレポートを出しています。まず米国株のの一強に触れて、それを追随する格好で日本株が上値を追うと言う見方のようです。タイトルとしては「一強の米国株に日本株が挑む構図」と言うものです。ただ懸念材料がないはずもない訳で、11月6日の米中間選挙までは、予断を許さない展開が続く可能性もあると指摘しています。トランプ政権が選挙対策として、米中通商問題への強硬姿勢を維持することで、中国側が難色を示し、思うように交渉が進展しない可能性があるとの見方です。米中両国の「次の一手」には細心の注意を払う必要があると言うことになります。ただ、逆に最大のヤマ場と目される10月を過ぎれば、米中間選挙や7-9月期決算の内容次第では、年末にかけて株価上昇に弾みがつくことが想定され、リスクだけでなく、チャンスを併せ持つのが、現在の株式市場の一つの特徴と捉えているようです。相場の方向性は不透明ながら、どちらに転んでも米国株の優位性は揺るがないと予想しています。好調な業績を裏づけとして、日本株の割安さを再評価する動きは見逃せない訳で、その一方で仮に最悪の事態が回避されたとしても、景気のスローダウンに対する見方の根強い中国株は、一気にマーケットの信頼を回復することも難しいといえるかもしれないと中国株には弱気のようです。米国株を主題としての結論としては、引き続き先進国株、とりわけ米国株や日本株への選好が継続しやすいということとしています。そして、もう少し日本株について詳細にと言うことで、先日の9月14日に日経平均株価が終値で2万3000円台を回復するとともに、2月2日以来の高値を付けました。これまでに拡大した米国株とのバリュエーション(予想PER)の格差がほとんど縮小していないことを考えると、米国株へのサヤ寄せというよりも、純粋に日本企業の好業績を評価した買いが株価を押し上げたと考えられると解説しています。18年度4-6月期の決算が出揃ったところでまとめられた大和証券の業績見通しによると、主要企業の18年度経常増益率の予想は+11.4%と、6月時点の見通しの+8.7%から上方修正されています。成長分野における利益の獲得がさらに強まるとの見方が背景にあるようです。引き続き、米中貿易摩擦の狭間に揺れる日本株の地盤は不安定であり、さらに、日米間での自動車分野の通商問題がクローズアップされる可能性も否定できないのも確かです。その都度、日本株は上下に振れる展開も想定される訳ですが、良好な業績見通しが、大きく下振れする可能性は限定的で、既に悪材料はある程度織り込み済みとの見方に分があると言えそうです。業績拡大のモメンタムが強まる中でも割安な日本株については、グローバル比較で、相対的な投資の魅力度が高まりそうで、売りに傾きがちな海外投資家のスタンスが見直されることによって、日経平均株価は年末までに2万4000円からもう一段上のレベルを目指すことになる、そんな強気の見通しが正解なのかも知れません。と言うことで推奨銘柄としては三菱UFJMS証券が投資判断を「Buy」継続、目標株価を6900円から7200円にした4369 トリケミカル。それではその他情報がございましたら宜しくお願いします。
タカダ:通信工事大手の1721 コムシスHDですが、割とオールドエコノミーに見られがちとはいえ、携帯電話に強く関連していることもあって業績は拡大しており、株価にも先高感が感じられます。好調だった前期に続き、今2019年3月期も携帯電話関連の通信工事が好調なほか、太陽光発電などインフラ関連の工事、及びIT関連工事も引き合いが強く、2期連続の増収増益となり、売上高・営業利益・経常利益・最終利益が揃って過去最高を更新する、そのような計画となっています。さらにです。スマートフォンなど携帯電話向けの工事で2019年1〜3月期に高速通信規格である「4G」向けの3.4ギガヘルツ帯の工事の受注が始まるほか、2020年3月期には高速の「5G」の受注も始まるなど、当面は堅調な受注が期待できることから2020年3月期以降も増収増益を維持できる、そのように観測されています。水準訂正は進みましたが、まだ大天井ではありませんね。
ババ:10月15日に第2四半期決算の発表を控えている翻訳サービスを提供する6182 ロゼッタだが、引き続きAI(人工知能)を活用した日本企業の適時開示資料の自動翻訳技術について日本取引所と実証実験を始めると発表したことから、同社の自動翻訳技術が改めて注目した買いが流入しているようで株価には根強い先高感が感じられる状態にある。今回の実証実験では適時開示資料の自動翻訳の実用化に向け、機械翻訳の不十分な点を検証するために過去の発表資料の翻訳を進めるという。日本取引所に対して自動翻訳の採用などを提案することは将来的にありうるため、同社の収益拡大を見込んだ買いも入ってきているようだ。22.1%の増収、営業20.3%増益、純利益は103.7%増益となった第1四半期に続き、来月発表の第2四半期にもポジティブなサプライズが生じる可能性があるのではないか、そのように考えている。
タカダ:先月の初旬に上半期決算を発表している業務用厨房機器大手の6465 ホシザキも安定的に業績が拡大しており、株価もアップサイド・ポテンシャルを十分に有していると予想します。先に発表されていた1〜6月期の連結決算は、国内や欧州・アジアで省エネルギー性能の高い冷蔵庫や製氷機の販売が伸びたほか、人手不足を受けて省力化につながる食器洗浄機の引き合いも好調だったことなどで純利益は前年同期比6%増の139億円と、同期間としては過去最高を記録しています。売上高・各利益がそれぞれ過去最高を更新した2017年12月期に続き、今2018年12月期も同様の売上高・各利益が揃って過去最高を更新する見通しとなっているわけですが、上半期が好調だったことで若干の上ブレしての着地になる可能性もあります。市場ではアジアなど海外の需要に支えられ、2019年12月期以降も安定した伸びを見込んでおり、安心感が感じられます。
ババ:ソフトウエアの品質保証事業を主力としている3697 SHIFTだが、IT市場の拡大を受け、売上は大幅な伸びが続いており(2017年8月期は過去最高を更新)、10月11日に発表される予定の2018年8月期本決算も高い業績変化で着地する模様で、株価にも先高感が感じられる状態にある。先に発表されていた第3四半期決算も大幅な増収増益となっていた。前連結会計年度よりIT投資規模が大きい金融・流通各分野を注力業界として定め取り組んだ結果、長期的な関係構築を視野に入れたプロジェクトへの参画が進み、こうした新規顧客からの売上高が徐々に増加し、第3四半期決算では売上高が63.4%増、営業利益は613.1%増、経常利益が454.1%増、純利益は919.3%増と大幅な増収増益を達成している。2018年8月期通期も大幅な増収増益で売上高は前期に続き、各利益は揃って2期ぶりに最高益を更新する。2019年8月期に関しても主力のソフトウエアの品質保証事業が牽引し、大幅な増収増益を見込んでいる。今年7月に事務作業を自動化するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)世界大手の米オートメーション・エニウェアとパートナーシップ契約を締結したと発表したことも来期以降の収益に寄与する要因として見落とせない動きと考えられる。
モトハル:先日までフィリピンなど東アジアに被害をもたらしました、台風22号や23号ですが、同じような発生した台風24号ですが、今度は方角を変えて、日本列島に向かう可能性が高まったとの予測が出ています。この大型で非常に強い台風24号は28日(金)から29日(土)に沖縄にかなり接近し、30日(日)から10月1日(月)に九州から北海道を縦断の恐れがあるそうです。勢力をあまり落さずに接近、上陸し、広い範囲で大荒れの恐れがあるそうで、秋雨前線の活動も活発で、台風の接近前から大雨の恐れもあるとのことで、また大雨の備えが必要がありうそです。株式相場も10月相場入り、残り四半期3か月の年末相場に向けた期待感は徐々に高まっているだけに、物色の範囲が広がりそうです。10月相場に大いに期待したいですね。それでは今週はこの辺りで御終いです。来週までごきげんよう。
※カブーフレンズのコンテンツ「フリートーク」を1週遅れで掲載しています。
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