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− 10/12(金) −
【出席者】
タカダ:ディーラー、ババ:アナリスト、トシ:業界誌記者、ハコ:歩合外務員、モトハル:カブースタッフ
モトハル:こんにちは、週末本音フリートークを始めます。日経平均株価が1月の高値2万4124円を上抜き、年初来高値を更新し27年ぶりの高値水準となっています。27年ぶりと言うことで1991年のバブル崩壊後直ぐと言う時期なのですが、ただ1989年12月に記録したバブル絶頂の3万8916円に比べればまだ4割も低い訳ですから、まだまだ上値は高いと言う見方も出来そうです。高値警戒感も強まる中で、上値を買い上がるエネルギーがこれから先出て来るのかと言う懸念もあるのですが、それでも日本株を取り巻く環境を考えた場合には少なくとも年末位までは高いと考えて良いのかも知れません。ここから3か月、例年この時期は株高の傾向が強いだけに、儲けると言う意味では絶好のタイミングになりそうです。それでは今週も特選情報を宜しくお願い致します。
ハコ:今年は株価数倍増という株が出て、かつての仕手株相場より効率のよい動きの株が増えましたね。9820
エムティジェネックスなども4800円が10倍という大相場となり、これらの株の特徴は株主が変わり、思惑含みの展開になり、さらに上がるとそれなり売りを消化して、そして何が背景にあるのかなかなか見えないで株価だけがどんどん上がっていく。かつて仕手といえば空売りと買いの取組で大きくなり、仕手筋が人を引き付けるためにいろいろな情報を流したものですが、これは今の時代では、ご法度となり、情報としては事実や、結局は風説の流布のようにならないようなことしか、現実しか流れない時代になって、思惑だけが拡大して不思議な相場になってますね。だからかつての仕手株相場よりよく上がり、かつ強い展開になる。3356
テリロジーも同じですね、600円が1000円となりここで1800円、つまり安値で買った人は3倍、1000円で買った人も倍増の勢いが生まれそうですね。この株は株主異動があり、売るところと買うところで、買ったのは有名投資家と外資系証券、これらの資金で17%近く株を取得したからそれは思惑が拡大していき、さらにいろいと強気する人が出て、そこからこんなに大きな相場になりましたね。ここからさらにどのような動きになるか、またこれらの情報の人が次に何を狙ってくるか興味がありますね。新しい仕手の時代SNS仕手と言っていい、そんな感じの相場ですね。
トシ:ここで日経平均は2万4000円突破となり、27年ぶりに日経平均が高値更新になりましたね。ここで日経平均がいつ最高値になるかはわかりませんが、安倍政権続投で東京五輪前までに3万円はありそうですね。すると225株の9割が上がり、9984 ソフトバンクが2万円になるような相場も期待される。ここで徹底して割安株を狙うとすれば、輸出関連や、精密や、さらに機械でもみんな上がるのではないでしょうか。注目したい株は7735
スクリンですね。業績もよく実績もあり、人気となると値幅がとれる株ですね。この位置は絶好の買い場ですね。6367 ダイキン工業がよく上げたように、6479
ミネベアミツミが戻してきたように、下値からいろいろな株が戻したように、スクリンもここから1500円高期待できますね。年内はそのくらいの相場となり来年も上がって12000円も期待したいですね。6752 パナソニックもこの位置は狙いですね。説明するまでもなく日本を代表するような会社ですが、ソニー株が2000円高というような見方もある中でここでパナソニックは2000円狙い。6501 日立製作所は1000円突破期待。この位置は狙いです。総合家電はしっかり買われることになるでしょうね。当たり前の株が当たり前に上がる、そして知名度がある株も買われるでしようね。8001 伊藤忠商事が上がり、8002
丸紅も戻っている。ここでは2768
双日に注目したいですね。410−20円から今後は450円もあり、来年相場では550円も期待する。資金ある人が安いところから資産株としてしっかり仕込、ここでは倍増ですが、さらにしっかり200円高も期待できそうですね。しっかりしたそうばになると思います。
ハコ:実際この2年は化ける株の続出で、業績推移と、独自性と、やっている事業内容の魅力を見ていくと、しっかり値上がり株が見えてくる、そんな銘柄が上がりました。たとえば、6027
弁護士ドットコムなどもその例で800円くらいはいくらでも仕込みできた株ですが、弁護士商売の唯一の上場株であり、上場することでメリットが生まれることが想定されましたね。社長のやる気があり、国会議員になったことで信用も生まれましたね。従来うさん臭い雰囲気があり、いくらとれられかわからない商売を信用とさらに知名度などから参加弁護士急増して、さらに、有料会員メンバーも増加した、株価は1500円となり2000円となり3500円以上もある大相場となりましたね。2484 夢の街創造もテレビで何度も紹介され、知名度とともに利用者が増加する過程で株価は800−1500−2000−3000円と変化していきました。しっかり見ていけばこの株は見えた株ですね。今後とも株高が期待されますね。出前館のライバルとも思えるウーバーイーツは都心中心に出前館とは違った切り口で現在利用者を増やしてますが、大資本だけに脅威ですが、まだまだ不備もあり、サイトの利用勝手も悪くパソコン利用もいまいち手馴れてない感じがあり、まだまだ改良するポイントがありますね。このような時期に出前館は先駆者として知恵と行動力であらゆる努力をして拡大していく必要性がありますね。そんなときだから、株価はさらに上げ余地ありと見ますね。目先は調整してますが、押し目をしっかり見ていき、下値となったら再度買いですね。
トシ:ここで押し目狙いの株としては3053 ペッパーがいいですね。最近テレビによく出て、有名社長のカリスマ性も話題になりましたが、「いきまりステーキ」は年内200店舗に拡大予定であり、現在米国に7店舗で、本場で成功すれば、それは日本の比でないほどステーキの国ですから、ここで米国ADRに上場申請したのもよくわかります。知名度アップと資金調達狙い、さらにフランチャイズになりたい大資本でも出てくれば、どこまで拡大するか楽しみですね。そんな夢のような話も現実となるとき株価は大きくなる期待がありますね。3000円台狙い、優待も付く、配当もある。魅力ある株となってきますね。3097
物語コーポもいいですね。押し目があれば狙い。同社は、オーダー式バイキング形式の「焼肉きんぐ」や、寿司、しゃぶしゃぶのオーダーバイキングの「ゆず庵」などを経営してますが、業績は上向き。ここで会社側は投資単位について、一般投資家が買いやすいようにしたい、という意向。このため、何らかの展開があるのでないか、という見方がありますね。たしかに1万円株価より、1000円の方が買いやすいので、何か単位を変えるようなことが起こるのか、見守りたいところですね。また、3547 串カツ田中はここで月次売上ダウンから売られましたが、押し目は狙いとなりそうです。今後とも期待がありますね。今回は9月の既存店売上が4.7%ダウンも全体には28,8%伸びてますのでこの数字なら影響はそれほど長引くことはなく押し目は買い場となりそうですね。ここでいろいろな株の戻り発生しそうですけど、出遅れ色強い株をがっちり狙いたい相場ですね。特に外食株は優待人気などもあるので、しっかり狙いですね。あと、3099 三越伊勢丹なども時価は狙い、堂々と戻ると思いますね。業界トップクラスの会社は戻ると思いますね。
モトハル:現在の日経平均株価の水準の2万4000円台から上値を目指すとして、これから買われる銘柄を選別する必要があるのですが、今週号の日経べリスタでは「これから買われる銘柄とは」と言うワードを元に物色銘柄の掘り起しを行っています。それによりますと、日経平均株価が年初来高値(2万4124円)を上抜けて、これからどんな銘柄が買えるのかと言うことで、「好業績外需」と外部環機にかかわらず収益を伸ばす「全天候型銘柄」が有望との見方を示しています。これまで米国発の貿易戦争が意識され、外需株の中には割安に放置されたままの銘柄も多くなっています。相場全体がリスク運用を積極化し、円安・ドル高が進む中では外需株の戻りが期待できると言う見方です。例えば車関連で、貿易戦争のあおりで下げがきつくなった訳ですが、業績が堅調で割安な銘柄もまだ多く存在しています。長期で持つなら外部環境に左右されない、独自の事業モデルで成長する銘柄も有望となります。エムスリー(2413)は医師向け医薬品情報サイトが主力ですが、本業で稼いだ現金をM&A(合併・買収)に充て、積極的に海外の医療調査会社の買収に動いています。上場時の05年3月期に比べて純利益は約40倍に膨らんでいます。LITALICO(6187)は障害者の就労支援サイトなどを展開しており、社会の課題解決型の企業は有望と見る向きも多くなっています。同社は9月28日に株式分割考慮後の上場来高値を更新しています。リンクアンドモチベーション(2170)は、働き方改革を背景に企業の経営効率の改善を細かく評価するサービスが伸びています。FRONTEO(2158)は人工知能(AI)を使って業務用メールを解析し、社内の不正などを早期に発見するシステムを開発しています。日経平均は約27年ぶりの高値圏に上昇しましたが、米国発の貿易戦争や新興国不安はくすぶったままで、将来の世界景気減速への懸念は拭えない状況で、長い目でみれば独自の需要創造力を持つ銘柄を発掘する選別眼が欠かせないとしています。好業績の外需株には過小評価されたままの銘柄もと言うことで、6301 コマツ、5201 AGC、6988 日東電、7202 いすゞ、5105 洋ゴム。独自ビジネスを持つ銘柄は成長期待も高いと言うことでは2158 フロンテオ、2413 エムスリー、6187 りたりこ、2170 LINK&M、4344 ソースネクスト。それではその他情報がございましたら宜しくお願い致します。
タカダ:今週はご承知のように中国の“国慶節”(1日〜7日)ということで、また多くの中国人観光客が押し寄せているということもあり、インバウンド関連でもある化粧品大手の4922 コーセーですね。相次ぐ自然災害や中国景気の減速よる中国人需要の減少を懸念し、6月中旬以降、一連のインバウンド関連が売られる場面がありましたが、ここにきて業績の安定感に着目した買いが流入してきているようで株価には根強い先高感が感じられます。この“国慶節”の期間の中国からの海外旅行者の予約状況は前年比で20%強増加しており、10月の旅行者数も特に落ち込みは見られないと伝えられています。中国人による日本製の化粧品に対する需要の増加は一過性ではなく、すでに文化として定着していると専門家も分析しています。また、先月9月20日付の日経新聞には中国の旅行予約サイト大手、携程旅行網(シートリップ)がまとめた大型連休中の人気旅行先で初めて日本が首位に立ったと伝えられたこともインバウンド関連株には追い風と考えられます(コーセーは10月31日に第2四半期決算を発表するが落ち込みは特にないと観測されている)。
ババ:ブランド品・貴金属・骨董品・美術品などの買い取りや 販売を展開している9270 SOUだが、リユース市場の拡大などを背景に業績は拡大しており(前2017年8月期は売上高・営業利益がそれぞれ過去最高を更新)、株価にはまだまだ“伸びしろ”が十分にあると予想する。先の第3四半期決算も好調だった。第3四半期は商品仕入れ強化のための買取拠点の拡充を進め、「なんぼや」を新たに10店舗、子会社の古美術八光堂においては「古美術八光堂」を新たに1店舗をオープン。販売においては「STAR
BUYERS
AUCTION」の香港大会を2017年9月、11月、2018年2月の計3回開催し海外での売上を確保するとともに、2018年3月より、インアゴーラ株式会社が運営する越境ECショッピングアプリ「豌豆公主(ワンドウ)」への小売ブランド「ALLU」の商品の出品を本格化するなど中国展開拡大に向けた情報収集にも取り組み、収益拡大に注力。第3四半期決算の売上高の通期計画(週明け10月15日に発表予定)に対する進捗率は77.64%だったが本業の儲けを示す営業利益は86.12%に達しており、強含んでいる。2019年8月期についても取扱商品数の拡充により、増収増益を計画している。ここの押し目は買いだな。
タカダ:これもまたインバウンド関連の一つで、JAL系の商社である2729 JALUXですけれど、売上高・営業利益・経常利益・最終利益が揃って過去最高を更新した2018年3月期に続き、今期も増収増益を計画しており、その割には株価には出遅れ感が感じられる状態にあり、出遅れ修正を狙った買いに支えられる展開をここからは予想します。リテール事業(収益構成で38%)、航空・空港関連事業(同37%)、フーズ・ビバレッジ事業(同16%)などを主な事業としている同社ですが、主力のリテール事業は航空旅客数が増加する中、顧客ニーズに沿った商品展開が奏功し、引き続き全体の利益拡大を牽引しており、また、航空・空港関連事業ではアセットビジネスで成果が生まれつつあり、増収増益に貢献しています。10月16日には9月の訪日外客数というのが発表されますが、統計の発表を前に株価も引き締まった展開になっていくのではないか、そのように予想します。
ババ:測量・GPSのITシステムでは世界的な企業として知られる7732 トプコンだが、大幅な増収増益で好調だった2018年3月期に続き、今期も好調な見通しとなっており、株価にもまだまだ上値の余地が残っていると予想する。先に報じられていた今期の“滑り出し”である第1四半期決算も好調だった。収益構成で47%を占める主力のポジショニング・カンパニーでは、IT農業製品が大きく伸長したことで増収増益に寄与している。また、収益構成で29%を占めるアイケア事業では米国及び日本で伸長、同23%を占めるスマートインフラ事業では日本で伸長したことにより、いずれも増収増益に貢献している。今2019年3月期通期の連結業績は売上高が前期比3.1%増の1500億円(前期に記録した過去最高を更新する)、営業利益が同24.2%増の150億円を計画している。株価は当面、2500円程度まで狙えるのではないかと予想したい。
モトハル:台風25号が週末に掛けて日本列島に接近しそうです。21号が大きな被害が出て、24号も先日日本列島に上陸するなど、今年は大きな台風が日本列島を襲うと言う年になってしまいましたが、10月となり、そろそ台風ともさよならをしたいところですね。九州や一部本州に影響が及ぶ可能性がありそうですから、十分にご注意ください。株式相場も目先高値警戒感からやや上値を重くしていますが、それでも年末高への期待感は相当に大きいようで、ここでの押し目は絶好の仕込み場と言うことになりそうです。それでは今週はこの辺りで御終いです。来週までごきんよう。
※カブーフレンズのコンテンツ「フリートーク」を1週遅れで掲載しています。
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