− 10/18(木) − @ 3766 システムズ・デザイン 【東証JQスタンダード】 「働き方改革関連」の一角とも言える銘柄の一つだが、データ入力やCD−ROMの大量プレスなどを手掛けていることで知られるシステムズ・デザイン(ジャスダック上場)。引き続き高い成長が続いていることもあり、株価にもまだまだ活躍の余地は残されていると予想したい。8月初旬に発表されていた4〜6月期決算も高い業績変化で着地していた。企業の旺盛なIT投資を追い風に主力のシステム開発事業(収益構成で60%)については、主要顧客からの受注をはじめ、案件の受注が順調に推移している。加えてアウトソーシング事業(収益構成で40%)についても、従来から取り組んできた営業体制強化の効果が出たこと、子会社が堅調に推移したことなどが業績に寄与している。同社の2018年4〜6月期の連結決算では営業損益が1300万円の黒字となり、前年同期の6000万円の赤字から黒字転換している。2019年3月通期の連結業績は売上高が前期比13.4%増の94億500万円、営業利益が同46.8%増の3億1800万円、最終利益が39.6%増の1億8700万円を計画するなど高い業績変化が見込まれている(売上高は過去最高を更新)。株価は当面2000円低度を目指し、来年4月中には3000円超の相場を予想する。 A 3916 DIT サイバー攻撃向けシステムなど情報セキュリティーを展開しているデジタル・インフォメーション・テクノロジー。先に発表された2018年6月期本決算が大幅な増収増益で売上高・各利益が揃って過去最高を更新したのに続き、今期も見通しが良好ということもあり、株価にも上値の余地がまだまだ残されていると予想する。前期も主力のソフトウェア開発事業(収益構成で94%を占める)が牽引している。ビジネスソリューション事業分野では既存顧客を中心とした受注が堅調に推移。メインの金融関連は踊り場となったが医療・製薬、流通関連が伸び、全体としては前期を上回った。また、エンベデッドソリューション事業分野は車載機器関連が順調な伸びを示し、スマートフォンを中心とするモバイル関連のアプリ開発や各種半導体関連の組み込み開発の受注の増加もあり、力強い伸びを示した。自社商品事業分野は製品のシリーズ化や展示会への出展を積極的に行うなど、商品戦略と販売戦略の成果により、順調な伸びとなった。ソフトウェア開発事業の売上高は104億6200万円(前期比8.5%増)、セグメント利益は7億9800万円(21.2%増)となった。2019年6月期通期も高い業績変化が見込まれている。株価は当面2500円低度を目指し、来年4月中には3500円超の相場を予想する。 |