今の狙い・上昇期待株|7716 ナカニシ 6171 土木管理総合試験所|株式情報株情報株入門デイトレードならキッチンカブー

お楽しみ兜町ディナー



 − 11/1(木) −


@ 7716 ナカニシ

 歯科用・産業用拘束回転機器メーカーのナカニシの“仕込み好機”が到来していると考えられ、ここからの株高を予想したい。主力の歯科治療器具が内外の旺盛な需要に支えられて受注を伸ばしており、前2017年12月期は増収増益で売上高・最終利益が過去最高を更新。今期の見通しに関しては増収ながらも最終減益を見込んでいる。これは為替の動向が不透明なことなどを会社側としては理由としているが2月に発表されていた2018年12月期通期の為替の想定為替レートは1ドル105円、1ユーロ120円としており、実際に8月に発表された上半期決算では想定より円安・ユーロ高に振れていたことなどで大幅な増益につながっていた。売上に関しても主力の歯科治療器具の国内販売が大幅に増え、脳外科や整形外科向けの手術用ドリルも伸びたことなどで上半期は15%の増収となり、通期計画に対する利益の進捗率はほぼ60%前後に達している。為替の推移、販売好調なことから11月9日の第3四半期決算の発表時には「通期は減益予想」が「通期は増益予想へ」と見直される可能性があると推測される。株価は当面、3000円〜3200円程度を目指し、来年4月中には4000円前後の相場を予想する


A 6171 土木管理総合試験所

 土質・地質調査を手掛けている土木管理総合試験所。全国的な課題となっている「インフラ老朽化」を背景に維持管理業務が好調に推移しており、2018年12月期通期も見通しが良好、株価にも上値の余地が十分にあると予想する。先に発表されていた上半期決算(8月10日)も好調だった。インフラストックの維持管理業務が好調だったほか、新たに導入した土壌浄化工事の進捗も増収に貢献し、予算管理の徹底に努めたことも増益に寄与し、中間期決算の通期計画に対する進捗率は高いものとなった(営業利益は65.55%、経常利益は66.38%、最終利益は64.25%)。2019年12月期以降も海外展開に注力するほか、ロードス等の新規事業の推進、及び基幹業務の拡充、土質・地質調査試験、非破壊調査試験、環境調査試験といった主力の維持管理業務の伸びが見込まれていることもあり、持続的な成長が可能と市場でも観測されている。11月12日に発表される予定の第3四半期の進捗率にも市場は関心を寄せているようだ。株価は当面4桁、850円〜1000円を目指し、来年4月中には1500円〜2000円程度の相場を予想する