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第一線市場レター



 − 10/18(木) −


2500円以上から大幅高も期待

6561 HANA TOUR

 業績は良いのに株価は下げ続けていた。新興市場株の特徴でもある。人気離散となり買いが止まると、一方通行に売られてしまう。下がるから投げる、投げるから下げるの悪循環となり、好業績で不安ないのに値もたれ感から売り継続となり、どんどん下げてしまう。それでも、ある位置にくると下値は買われてしっかりして、次なるタイミングで買いが入ると集中的に買われる。同社は韓国企業が親会社の日本法人。殆どの株式を韓国企業と日本法人の社長が保有しており、浮動株は極端に少ない。このため、人気となると一気に上げてしまう可能性も生まれてくる。今後、特に東京五輪までは、海外旅行者は増加傾向であり、これらインバウンド拡大から業績上向き。この位置は下値となり、反発に転じると1000−1500円も狙えそうだ。


1Qの営業利益の上半期に対する進捗率は57.25%、通期に対しても47.70%に達する

5985 サンコール

 車用精密ばねなどが主力で主要顧客にトヨタ・ホンダなどを有している精密部品メーカーのサンコール。先に発表された第1四半期決算の進捗率が高かったことから上半期(11月7日に発表される予定)の見通しを引き上げたものの、通期の利益見通しに関しては据え置いたことで市場では「過小評価だ」といった見方をしており、株価にも根強い先高感感じられる状態にある。期初の予想では2019年3月期は増収ながら(過去最高を更新する)、前期に計上した有価証券売却益の反動などの影響で最終減益などと予想されている。ところが、先に発表された4〜6月期決算は自動車分野で弁ばね用鋼材やエンジン用部品などの主力製品を中心に全体的に販売が伸び、また、電子情報通信分野のサーバー向け大容量・高性能HDD対応サスペンションの需要も高水準を維持し、売上高は13%増、営業利益は184.5%増、純利益は108.0%増となり、中間決算の見通しを上方修正している。第1四半期の営業利益(11.45億円)の中間期計画(20.00億円)に対する進捗率は57.25%、通期計画(24.00億円)に対しても47.70%に達しており、増額修正された中間期の見通しの通期計画に対する進捗率は83.33%となっており、2008年3月期の営業最高益35.52億円を更新するのは“必至”と観測されている(しかし、会社側は慎重)。市場の見方を支持したい。