− 10/17(水) − Indeedが高成長を継続 6098 リクルート 人材サービス大手の同社は、HRテクノロジー、メディア&ソリューション、人材派遣が三本柱。特に人事へテクノロジーを活用するHR(ヒューマン・リソース)テクノロジーは、同社株の動向を占ううえでの最注目ポイントであり、世界的にも拡大している。19.3期1Q(4-6月)の税引き前利益は、前年同期比14.6%増の677億円に伸びた。求人情報の検索エンジンを手掛ける「Indeed」が堅調に売上成長を伸ばしたほか、国内人材派遣事業では想定外の利益率改善が収益上振れに貢献した。「Indeed」は中小クライアントによる利用が広がっており、18.3期の米ドルベースでの売上収益は60.7%増と高成長を続けている。また6月には、求人情報サイトを運営する「Glassdoor」を買収・子会社化した。求職者に透明性の高い企業情報を提供することを目的に様々な口コミ情報を収集・掲載、米国を中心にユーザーからの支持を集めて急成長しており、将来的にはIndeedとの相乗効果も期待できる。株価は上値抵抗ラインであった3200円を上放れた後の初押し局面にある。19.3期が目指す3期連続での過去最高益更新に確度が増す中、押し目買い妙味は高いと考える。 決算内容から出直り期待 6183 ベルシステム24HLDGS コールセンター(CRM)事業大手。伊藤忠が筆頭株主に。凸版と資本業務提携しBPO事業展開。10月10日発表19年2月期第2四半期の連結業績は、前年同期比5.1%増収、同28.8%税引前増益となった。CRM事業では伊藤忠商事株式会社との協業強化によるシナジー案件の他、前連結会計年度から業務開始した既存継続案件の売上が堅調に推移したこと及び前連結会計年度にCTCファーストコンタクト株式会社を新規連結したこと等により、売上収益は前年同期比で増収となった。利益面では、サービス価格の適正化や業務生産性向上による収益性の改善に加え、増収による利益の伸長もあり、税引前利益は前年同期比で増益となった。尚、19年2月通期の連結業績では売上収益は1247億円(前期比7.9%増)、営業利益は103億円(同10.5%増)、税引前利益は96.6億円(同13.6%増)、当期利益は61.90億円(同10.5%増)を見込む。主要ビジネスであるCRM事業を中心に、既存クライアントとの取引拡大及び伊藤忠商事グループや凸版印刷の多様な企業ネットワークを活用した新規クライアント獲得強化による売上規模拡大、及び人件費増に対応する適切な価格設定の実施、業務の効率化及びコストコントロールの徹底による収益性向上との相乗効果により、収益基盤の拡充策を強力に展開する。7月18日に三菱UFJMS証券が投資判断を「Overweight」継続、目標株価を2000円から2200円に。7月24日にSMBC日興証券が投資判断を「1」継続、目標株価を1900円から2200円に。8月6日に投資判断を「買い」継続、1400円から2300円に。 |