− 10/11(木) − イオンモール、ミニストップ、スタ・アリス、松屋、伊豆SRなどが目立つ 朝方の東京市場は全般軟調に推移している。本日のNY市場では米長期金利が上昇したことでハイテク株を中心に株式の割高感が意識されたほか、米中貿易摩擦の長期化懸念から投資家がリスク回避姿勢を強めたのも相場の重荷となり、ダウは大幅続落となる831ドル安、ナスダックは315ポイント安となったことを受け、朝方の東京市場も米株安が重しになっているようだ。業種別で高いところは見当たらない。個別ではイオンモール、ミニストップ、スタ・アリス、松屋、伊豆SRなどが目立っている。9:03現在の日経平均株価は725円安の22780円、為替相場は1ドル112円13〜14銭で推移している。 【東証1部】技研製作所、スタ・アリス、ミニストップ、イオンモール、ライフコーポなどが高い。 【東証2部】三谷商事、天満屋ストア、富士通コン、原弘産などが堅調。 【マザーズ】G−FACがしっかり。 【ジャスダック】伊豆SR、カイカ、ネクスG、沢田HD、アルファ、大本組、日本アンテナなどが個別に物色されている。 ※9:15現在の東証一部の新高値銘柄(数)は5、一方、新安値銘柄は521だった。 ※9:15現在の東証一部の値上がり銘柄数は26、値下がり銘柄数は2063だった。 ※8:30現在のグローベックス24時間取引のS&P先物はマイナス4.00ポイントの2777.00、ナスダック100はマイナス13.75ポイントの7018.25とそれぞれ小甘く推移している。 【主な活発銘柄】 ●大本組(1793) 5230円買い気配 「売上高は、手持工事の施工高が予想を上回ったため前回予想より40億円増加する見込みとなった。利益面では、売上高の増加や完成工事総利益率の向上等により営業利益及び経常利益がそれぞれ23億円、純利益が14億円前回予想を上回る見込みとなった」と報じられたことを材料視、買い気配となっている。 ●技研製作所(6289) 2995円買い気配 「建設関連機械の技研製作所が海外展開を加速する。11月に米ニューヨーク市に拠点を開設する。現地の建設・土木コンサルタント会社と提携し、老朽都市インフラの再整備やハリケーンなどの防災対策需要を開拓する。欧州の拠点も増強する。2021年8月期の海外売上高は18年8月期の約3倍の116億円に引き上げる目標を掲げた」と報じられたことを好感、買い気配となっている。 ●ドンキHD(7532) 6150円買い気配 「ドンキホーテホールディングス(HD)がユニー・ファミリーマートホールディングス傘下のユニーの全株式を買い取ることで最終調整に入った。売上高は約1.7倍の1兆6千億円超となり、売上高でイオンやセブン&アイ・ホールディングスなどに次ぐ規模となる。ユニー・ファミマは総合スーパー(GMS)を切り離し、経営資源をコンビニエンスストアに集中させる」と報じられたことを材料視、買い気配となっている。 ●ABCマート(2670) 6370円買い気配 「エービーシー・マートが10日に発表した2018年3〜8月期の連結決算は純利益が前年同期比5%増の169億円だった。同期間として最高を更新した。韓国を中心に海外の店舗で客数が増えた。国内では猛暑を背景にサンダル販売が好調だった。売上高は3%増の1328億円だった。19年2月期の業績見通しは据え置いた」と報じられたことを材料視、買い気配となっている。 ●コメダHD(3543) 円円高 「コメダホールディングスが10日発表した2018年3〜8月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比6%増の24億円だった。沖縄県に初めて進出するなど積極的な店舗展開で集客力を高めた。売上高にあたる売上収益は14%増の148億円。売上収益、純利益ともに同期間では過去最高だった」と報じられたことを好感、 ●フィスコ(3807) 304円買い気配 「仮想通貨交換サイト『Zaif(ザイフ)』で約70億円分の不正流出を起こした交換業者テックビューロ(大阪市)は10日、事業を金融情報サービス『フィスコ』(東京)のグループ企業に譲渡すると発表した。テックビューロは会社解散の手続きに入り、顧客や不正流出を巡る補償手続きはフィスコが引き継ぐ。顧客から預かり資産の返還請求などがあればフィスコが応じる方針」と報じられたことを材料視、買い気配となっている。 |