− 10/30(火) − 関西電力、大京、日本ドライなどが高値を更新 朝方の東京市場は全般売り優勢で推移している。本日のNY市場では米中貿易摩擦への警戒感が再燃し、相場の重荷となったほか、前週発表の四半期決算が失望を誘ったアマゾン・ドット・コムなどを筆頭にIT株への売りも続き、ダウは大幅反落となる245ドル安、ナスダックは116ポイント安となったことを受け、朝方の東京市場も米株安が重しになっているようだ。日経平均は小幅に4日続落で推移している。業種別ではその他金融、紙・パルプ、陸運、ゴム製品、銀行、輸送用機器、空運、小売業などが高い。個別では関西電力、大京、日本ドライなどが高値を更新している。9:04現在の日経平均株価は44円安の21,105円、為替相場は1ドル112円35〜37銭で推移している。 【東証1部】ホクシン、小森、システナ、オービック、カーバイド、東京製綱、SCSK、日立化成、島精機、JPX、ニホンフラ、タカラレーベン、スズケン、メディパル、大陽日酸、ヒトコム、日本トリム、明治電機、JINSなどが高い。 【東証2部】セントラル総、ナルミヤ、フマキラー、西芝電機、ヨネックス、KIHD、ピクセラ、ネットマーケなどが堅調。 【マザーズ】エンカレッジ、HyAS&C、エーアイ、エイトレッド、ドリコム、フィンテッック、PSS、アンジェス、SHIFT、サイバダイン、レントラックス、メドピア、イーソル、サンバイオなどがしっかり。 【ジャスダック】ジャストプラ、日ダイナミク、テリロジー、幸和製作所、アストマクス、テイツー、ニューフレア、応用技術、インフォコムなどが個別に物色されている。 ※9:15現在の東証一部の新高値銘柄(数)は6、一方、新安値銘柄は876だった。 ※9:15現在の東証一部の値上がり銘柄数は894、値下がり銘柄数は1095だった。 ※8:30現在のグローベックス24時間取引のS&P先物はマイナス7.00ポイントの2636.50、ナスダック100はマイナス31.75ポイントの6704.50とそれぞれ軟調に推移している。 【主な活発銘柄】 ●日本ドライ(1909) 1297円買い気配 「2019年3月期第2四半期の連結業績については、防災設備事業において都市再開発およびリニューアル等の大型工事案件の進捗が進んだことにより、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に 帰属する四半期純利益がそれぞれ前回発表予想を上回る見込みである」と報じられたことを材料視、買い気配となっていいる。 ●カーバイド(4064) 1642円買い気配 「建材関連の手摺・笠木等の減販などもあり、売上高は予想を下回る見込みであるが、営業利益及び経常利益は、東南アジア地域でのステッカーの販売が好調であったことや、円安による為替差益の計上などがあり、親会社株主に帰属する四半期純利益については、法人税等の減少もあり、予想を上回る見込みである」と報じられたことを好感、買い気配となっている。 ●アルフレッサHD(2784) 2889円買い気配 「医療用医薬品等卸売事業において、C型肝炎治療薬や抗悪性腫瘍薬などの医薬品の売上が当初予想よりも好調に推移した。『流通改善ガイドラインの徹底』の取り組みに加え、継続的なローコスト経営の努力などの結果、連結営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は当初予想を上回る見込みである」と報じられたことを材料視、買い気配となっている。 ●タカトリ(6338) 606円買い気配 「2018年9月期の売上高については、前回発表予想を下回る見込みであるが、損益面については、生産効率化によるコスト削減ならびに経費削減等、費用の圧縮に努めた結果、営業利益及び経常利益、親会社株主に帰属する純利益ともに、前回発表予想を上回る見込みである」と報じられたことを好感、買い気配となっている。 ●アストマックス(7162) 333円買い気配 「平成31年3月期第2四半期の連結業績は、平成30年10月31日(水)に開示の予定ですが、決算の概要がまとまりましたので、下記のとおり速報値としてお知らせいたします。なお、速報値につきましては、現時点で当社が合理的と判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は速報値と異なる可能性があります。この結果を受け平成31年3月期第2四半期(平成30年4月1日〜平成30年9月30日)と平成30年3月期第2四半期(平成29年4月1日〜平成29年9月30日)の業績に差異が生じましたのでお知らせいたします」と報じられたことを好感、買い気配となっている。 ●エンカレッジ(3682) 1217円買い気配 「第2四半期累計期間については、パッケージソフトウエア事業において、重要インフラ事業者へのライセンス販売が好調であったことなどにより売上高が当初予想を上回る見込みとなった。利益については、売上高の増加とともに、人材の採用活動が当初計画よりも遅れたことにより採用費等の発生が下期へずれ込み、当初予想を上回る見込みとなった」と報じられたことを材料視、買い気配となっている。 ●タカギセイコー(4242) 1317円買い気配 「売上高は、第2四半期末までの受注の増加及び想定為替レートに対して円安で推移したことによる邦貨換算の増収影響等により 、前回発表の258億3000万円を1.3%上回る261億6000万円の見通しとなった。損益面では、増収に加え、邦貨換算の増益影響及び収益改善施策の活動成果等により、営業利益は前回発表の6億4000万円を14.1%上回る7億3000万円、経常利益は前回発表の5億1000万円を25.5%上回る6億4000万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前回発表の7000万円を214.3%上回る2億2000万円の見通しとなった。通期の業績予想については、第2四半期連結累計期間の業績予想の修正を踏まえて修正を行うものである」と報じられたことを好感、買い気配となっている。 ●東和薬品(4553) 8220円160円高 「売上高は、追補品の販売が好調であったことや、東和式販売体制の構築が順調に進展していることから当初予想を上回り推移している。研究開発費の費消が遅れていることや、 デリバティブ評価益16億円を営業外収益に計上する見込みとなったこと等から、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益については当初予想を大幅に上回る見込みである。通期連結会計年度においても、売上高は順調に推移し、研究開発費が当初予想に比べて減少する見込みであること等から、2019年3月期の通期連結業績予想数値を修正する」と報じられたことを材料視、堅調に推移している。 ●田岡化(4113) 4670円買い気配 「2019年3月期第2四半期連結累計期間の売上高は医薬中間体、樹脂原料等の出荷が当初の想定より増加したことにより増収となった。営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する四半期純利益は効率的な生産による原価の低減、ならびに当初の想定より固定資産除却損等の発生が少なかったため前回発表時の予想を上回った。通期の連結業績予想については、第2四半期連結累計期間の連結業績に加え、原料費の上昇および固定資産除却損等の発生を織り込み修正した」と報じられたことを材料視、買い気配となっている。 ●多木化(4025) 8760円買い気配 「肥料やメディカル材料で想定を超える需要があったことに加え、来春用肥料値上げによる本年への駆け込み需要が見込まれることもあり、売上高、営業利益、経常利益、純利益が当初の予想を上回る見込みとなったので、当初予想を修正するものである」と報じられたことを好感、買い気配となっている。 ●NEC(6701) 3175円45円高 「NECは人の体を守る免疫の仕組みを利用したがんの治療法を、フランスのバイオ企業、トランスジーンと共同開発する。NECが人工知能(AI)を使って患者のがん細胞を調べ、トランスジーンが免疫が最も力を発揮する薬を患者ごとに作って投与する。オーダーメード型の治療法で、従来の薬より高い効果が期待される。2025年までの実用化を目指す」と報じられたことを材料視、シッカリしている。 ●コマツ(6301) 2658.5円28.5円高 「コマツは29日、2019年3月期の連結純利益(米国会計基準)が前期比22%増の2400億円になりそうだと発表した。最高益を見込んでいた従来予想(15%増の2260億円)から140億円上方修正する。北米やインドネシアなどのアジアを中心に建設機械の販売が伸びる。資源高を背景に鉱山機械も好調を維持する」と報じられたことを材料視、堅調に推移している。 ●塩野義(4507) 7081円60円高 「塩野義製薬は29日、2019年3月期の連結純利益が前期比9%増の1185億円になりそうだと発表した。過去最高を見込んでいた従来予想を40億円上回る。インフルエンザの新治療薬ゾフルーザが米国で承認され、予定より早い年内に発売される見通し。米国販売を担うスイス製薬大手ロシュから承認時に受け取る契約金収入が前倒しで見込める」と報じられたことを好感、堅調に推移している。 |