− 11/5(月) − ワタベ、リソー教育、クラリオン、エヌアイデイなどが高値を更新 朝方の東京市場は全般軟調に推移している。前週2日のNY市場では再び米中貿易摩擦の長期化が懸念されたことでダウ・ナスダックが揃って下落したことを受け、週明けの東京市場も日経平均は大きく下落している。300円超の値下がりとなっている。業種別で高いところは空運のみ。個別ではワタベ、リソー教育、クラリオン、エヌアイデイなどが高値を更新している。9:05現在の日経平均株価は332円安の21,911円、為替相場は1ドル113円11〜12銭で推移している。 【東証1部】ワタベ、アイロムG、イビデン、アイエスビー、ユーグレナ、ベルーナ、ダイワボウ、アウトソシン、アズビル、ジョイ本田、黒崎播磨、ホクト、三井松島、東京きらぼし、ガンホー、大東建託、サムティ、大崎電気、千代田化工などが高い。 【東証2部】ラピーヌ、サンユウ、アイル、川金HD、明治機械、上村工業、クロスキャト、京進、シャルレ、カワセコンピなどが堅調。 【マザーズ】メタップス、シリコンスタ、リボミック、ラクスル、農業総研、ロゼッタ、エクストリム、バリューデザ、SOU、RPA、ALBERT、モブキャスト、メディアシーク、メドピア、イーソルなどがしっかり。 【ジャスダック】MTジェネックス、エヌアイデイ、IPS、ピクセル、ジェイテック、リーダー電子、アイフリーク、イボキン、ワークマン、ザイン、JALCO、NaITO、3DM、BBSec、メディアLなどが個別に物色されている。 ※9:15現在の東証一部の新高値銘柄(数)は9、一方、新安値銘柄は28だった。 ※9:15現在の東証一部の値上がり銘柄数は424、値下がり銘柄数は1548だった。 ※8:30現在のグローベックス24時間取引のS&P先物はマイナス3.25ポイントの2721.00、ナスダック100はマイナス6.50ポイントの6973.75とそれぞれ小甘く推移している。 【主な活発銘柄】 ●東亜バル(6466) 1229円買い気配 「当連結会計年度の業績は、売上高は81億円、営業利益5億40百万円、経常利益5億80百万円、親会社株主に帰属する当期純利益4億80百万円となる見込みです。前回修正は、期末日付近に納期を迎える大型工事案件についての遅延懸念が払拭されたことを理由として開示に至りました。しかしその後、当期中に受注を予定していた大型案件の商談進捗が遅延気味となったことから、この受注(決定)に伴い計上予定であった受注損失引当金の当期業績影響が無くなったことに加え、最終的に変動費率、たな卸増減影響が想定より改善したため、再度、予想値の修正を行います」と報じられたことを材料視、買い気配となっている。 ●タクミナ(6322) 1740円買い気配 「上期は、売上高及び利益ともに順調に推移した。好調で、滅菌・殺菌市場やケミカル・電子材料向けを中心に「スムーズフローポンプ(高精密ダイヤフラ ムポンプ)」に代表される高付加価値商品の比率も上がり、売上総利益率が改善した結果、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する純利益も、それぞれ大きく増加した。下期については足元は堅調なことから、前回発表の予想を上回る見込みである」と報じられたことを好感、買い気配となっている。 ●LTS(6560) 2150円買い気配 「当第3四半期の連結業績につきましては、プロフェッショナルサービス事業において、ビジネスプロセスマネジメント能力を強みとする従 来型のコンサルティング案件の獲得が堅調に推移したことに加え、データ分析やRPA導入等のデジタル活用サービスが急速に伸長していることもあり、売上高は当初の予想を超えて好調に推移いたしました。また、利益面では、採用による人員増加や外注先の積極活用等によるコストの増加があったものの、売上高の増加がこれらを吸収した結果、当初の予想を上回る水準で推移しております」と報じられたことを好感、買い気配となっている。 ●名村造(7014) 530円10円高 「未ヘッジ外貨の換算レートを1米ドル当たり105円から110円に変更したことおよび原価削減効果により営業利益および経常利益が改善されることに加えまして、オリイメック株式会社の株式譲渡による特別利益の計上により親会社株主に帰属する当期純利益 が大幅に改善されました」と報じられたことを材料視、シッカリしている。 ●ヒューマンHD(2415) 1933円買い気配 「2019年3月期第2四半期(累計)の連結業績予想については、人材関連事業において、幅広い業種で人材需要が好調に推移したことに加え、介護事業においても適正な人員配置によるサービスの最適化など各種施策が順調に進んだことにより、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益がそれぞれ当初予想を上回る見通しとなった」と報じられたことを好感、買い気配となっている。 ●ミューチュアル(2773) 932円買い気配 「第2四半期連結累計期間の売上高については、個別で上期に予定していた低採算の大口案件が下期にずれ込んだことで、予想値を11.3%下回る見込みであるが、損益面については、下期に予定していた高収益案件が前倒し計上となったことに加え、化粧品業界の積極投資の下、子会社の業績が計画以上に好調に推移した結果、営業利益は計画比9800万円増の2億8200万円となった。子会社において下期に予定していた助成金収入があり経常利益は1億2100万円増の3億2100万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は5700万円増の1億5400万円となり前回予想値を上回る見 込みである」と報じられたことを好感、買い気配となっている。 ●キョーリンHD(4569) 2551円買い気配 「各事業における業績推移を勘案した結果、売上高はほぼ予想通り進捗したが、費用削減の取り組み及び一部経費の計上が10月以降に後ずれすることにより、R&D費を含む販売費及び一般管理費が予想を下回る通しとなったので、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益を上方修正する」と報じられたことを材料視、買い気配となっている。 ●JALCO HD(6625) 185円買い気配 「連結売上高は、前回予想を6200万円上回り5億3200万円となる見込みである。貸金事業において、新規顧客ならびに既存顧客での貸付案件が堅調に推移し、当初の予定よりも貸出残高が増加したことによるものである。連結営業利益は、前回予想を700万円上回り2億6700万円となる見込みである。売上高の上振れによるものである。連結経常利益は、前回予想を2400万円上回り1億6400万円となる見込みである。営業利益が上振れし、借入実行時の初期費用を借入期間にわたって利息法により費用認識する方法に会計方針を変更したことで、当初に予定していた借入手数料を全額計上する必要がなくなったことなどによるものである。親会社株主に帰属する連結純利益は、当初予想を2300万円上回り1億4300万 円となる見込みである。経常利益が上振れしたことによるものである」と報じられたことを好感、買い気配となっている。 ●クラスターテクノ(4240) 501円買い気配 「ナノ/マイクロ・テクノロジー分野においては、パルスインジェクターが当初予想より健闘したことに加え、注力している「他市場・他部品 への水平展開」により、OA機器分野や産業機器分野、レジャー分野が順調に増加した。マクロ・テクノロジー分野においては、重電部品の更新や既存材料からの切り替え需要もあった。売上が1500万円増加し、第2四半期累計期間の収益が改善したためである」と報じられたことを好感、買い気配となっている。 ●ホクト(1379) 1955円32円高 「下期については、ほぼ計画どおりの業績を見込んでいるが、きのこ市場は気候要因や野菜市場の環境等に影響を受けるため不透明な要素が残るものの、第2四半期までの実績に鑑み、通期業績予想を上方修正した」と報じられたことを材料視、堅調に推移している。 ●昭和産業(2004) 2854円41円高 「当第2四半期累計期間の連結業績は概ね順調に推移し、営業利益は期初公表比16.0%増の47億円、経常利益は20.7%増の55億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は28.3%増の38億円となりました。当第2四半期累計期間の連結業績を踏まえ、通期連結業績予想を修正します」と報じられたことを好感、シッカリしている。 ●YKT(2693) 418円買い気配 「通期業績予想に関しましては、第3四半期連結累計期間の業績及び最近の受注動向等を踏まえて修正いたしました。第3四半期連結累計期間においては米中貿易摩擦問題により世界経済への悪影響が懸念されましたが、海外市場でのスマートフォンや自動車関連を中心とした旺盛な設備投資需要により、電子部品実装機等の電子機器販売が当初計画を上回る水準で推移しました。その結果、連結売上高は当初予想額を上回り12,600百万円となる見込みであり、利益面でもこれらの要因により、営業利益410百万円、経常利益480百万円、親会社株主に帰属する当期純利益200百万円と当初予想額を 上回る見込みです」と報じられたことを好感、買い気配となっている。 ●PS三菱(1871) 642円買い気配 「売上高については、手持工事の進捗が前回予想を下回ったことで15億円減少する見込みである。経常利益、四半期純利益は土木事業の工事採算が改善し、売上総利益率が8.3%から10.3%へ好転したことにより約4億円の増加となる見込みである。連結業績予想については、売上高は前回予想を下回ったことで26億円減少する見込みである。営業利益は個別業績予想の修正に伴うものと子会社の採算改善により前回予想より11億円増加、経常利益は約10億円増加、四半期純利益は約8億円の増加となる見込みである」と報じられたことを材料視、買い気配となっている。 ●中外炉(1964) 2439円38円高 「手持工事の進捗が予想以上に進んだことに より、第2四半期の売上高は前回予想を上回る見込みとなった。第2四半期の損益は前回予想から改善する見込みである」と報じられたことを好感、堅調に推移している。 |