− 11/7(水) − オリコン、チムスピ、スズケン、大陽日酸、大日本住友、ユニーファミマなどが高値更新 朝方の東京市場は全般高安マチマチで推移している。本日のNY市場では6日投開票の米中間選挙の結果を見極めたいとのムードから積極的な取引を見送られがちだったものの、10月に入って下げが大きかったIBMやキャタピラー、アップルなどに値ごろ感からの買いが入って相場を押し上げる展開となり、ダウは続伸となる173ドル高、ナスダックも47ポイント高となったことを受けたが、朝方の東京市場は米中間選挙の結果を見極めたいとする慎重なムードがあり、日経平均は小動きで推移している。業種別で高いのは海運、情報・通信、ガラス・土石、紙・パルプ、鉄鋼、その他金融、陸運など。個別ではオリコン、チムスピ、スズケン、大陽日酸、大日本住友、ユニーファミマなどが高値を更新している。9:05現在の日経平均株価は30円高の22,178円、為替相場は1ドル113円32〜33銭で推移している。 【東証1部】三機工業、市光工業、ユニプレス、DeNA、ヘリ大須、ニチレイ、Uアローズ、マキタ、オカムラ、メイテック、フィールズ、コロワイド、オープンドア、レンゴー、スズケン、ブイキューブなどが高い。 【東証2部】SECカーボン、PATH、ファーマフーズ、PCNET、サンセイ、ピクセラ、オーナンバ、プラズマなどが堅調。 【マザーズ】マーケットエンタ、エンカレッジ、ドリコム、DMP、ITM、VNX、チムスピ、TKP、ケアネット、イグニス、弁護士COM、ALBERTなどがしっかり。 【ジャスダック】ブロッコリー、インタライフ、オリコン、日本テレホン、倉元製作所、ニューフレア、YKT、ラック、フェローテック、アクモスなどが個別に物色されている。 ※9:15現在の東証一部の新高値銘柄(数)は16、一方、新安値銘柄は23だった。 ※9:15現在の東証一部の値上がり銘柄数は1406、値下がり銘柄数は564だった。 ※8:30現在のグローベックス24時間取引のS&P先物はプラス18.50ポイントの2758.00、ナスダック100はプラス64.00ポイントの7013.50とそれぞれ堅調に推移している。 【主な活発銘柄】 ●トレックスセミ(6616) 1416円買い気配 「子会社のフェニテックセミコンダクター株式会社におけるディスクリートの販売が第1四半期に引続き好調に推移することが見込まれたものの、軽微な製造装置トラブルによる出荷遅延により、売上高は前回予想に比べて4億4000万円減少するが、利益面については、生産性向上による経費の削減、修繕費・販管費等の実施時期の見直し、為替差益等により、当初の予想を上回る見込みである」と報じられたことを材料視、買い気配となっている。 ●東洋炭素(5310) 3235円95円高 「半導体用等のエレクトロニクス分野を中心とした旺盛な需要を背景に、価格改定等の採算性改善にともなう限界利益の増加が利益面に寄与した。第4四半期連結会計期間においては、人件費その他経費等の一時的な費用増に加え、太陽電池用等の一部用途において中国の内需減少にともなう影響を見込んでいるが、第 3四半期連結累計期間の状況を踏まえ、2018年5月10日に公表した2018年12月期通期の連結業績予想を修正する」と報じられたことを材料視、堅調に推移している。 ●PATH(3840) 211円買い気配 「第2四半期は当社の連結子会社である株式会社マードゥレクス及び株式会社ジヴァスタジオが牽引している『通信販売事業』において、第1四半期に引き続き海外事業が順調に拡大していることや骨盤矯正用EMS、クレンジングの売れ行きが好調でありました。通期については5月11日発表した予想から変更はありません」と報じられたことを好感、買い気配となっている。 ●シップHD(3360) 4180円買い気配 「トータルパックプロデュース事業におけるプロジェクト案件が一部前倒しで計上された。メディカルサプライ事業において前期における新規SPD施設立ち上 げが順調に推移したこと、ライフケア事業において入居率の改善が進んだことにより、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益及び1株当たり四半期純利益が当初予想を上回る見込みとなった」と報じられたことを材料視、買い気配となっている。 ●SECカーボン(5304) 19230円買い気配 「当第2四半期連結累計期間及び通期において、国内 外の炭素製品の市況が当初想定よりも回復する見通しとなった。人造黒鉛電極においては、世界的に需給バランスが逼迫していることから、販売価格が上昇しており、収益性が向上する見込みである。売上高及び各利益が前回発表予想を上回る見込みであることから、業績予想を修正する」と報じられたことを材料視、買い気配となっている。 ●三機工(1961) 1144円買い気配 「売上高は個別業績予想の修正要因により、前回予想を上回る見込みである。利益面については、個別業績予想の修正要因に加え、国内連結子会社の業績が堅調に推移した結果、全ての利益項目において前回予想を上回る見込みである。売上高は産業空調分野における受注が好調に推移した結果、前回予想を上回る見込みである。利益面については、売上高の増収要 因に加え、工事採算の改善により完成工事総利益率が予想を上回ったことにより、全ての利益項目において前回予想を上回る見込みである。第2四半期(累計)の連結受注高は、産業空調分野における受注が好調に推移した結果、1038億円の見込みである」と報じられたことを好感、買い気配となっている。 ●じもとHD(7161) 149円3円高 「子会社の株式会社きらやか銀行において、経費及び与信関係費用が当初予想を下回る見込みとなったことや、株式会社仙台銀行において、資金利益やその他業務利益が当初予想を上回る見込みとなったこと及び経費が当初予想を下回る見込みとなったことにより2019年3月期第2四半期(累計)連結業績予想を上方修正するものである」と報じられたことを材料視、堅調に推移している。 ●ダイコク電(6430) 1612円23円高 「売上 高は、2018年2月1日に施行された新規則の影響により、新規出店及び改装店舗が大幅に減少したことから、情報システム事業の製品販売が苦戦する状況が続いたことで、前回発表予想を下回る見込みとなった。利益面では、情報システム事業において売上高は減少したものの、売上総利益率の改善に加え販売費及び一般管理費の減少や、制御システム事業において研究開発費の一部が下期にずれ込んだことにより、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は前回発表予想を上回る見込みとなった」と報じられたことを好感、シッカリしている。 ●NTT(9432) 4428円買い気配 「本日開催された取締役会において、保有する株式会社NTTドコモ普通株式(以下、ドコモ株式)2億5,795万3,400株(6,000億円相当)について、公開買付けに応じる旨を決議した。2018年5月11日に公表した予想数値を修正する」と報じられたことを好感、買い気配となっている。 |