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− 10/8(月)分 −
今週のIPO、3銘柄
一時2万4400円台まで上昇した日経平均は目先調整ながら、上向きのトレンドは変わらず推移しています。
前週のIPO、ブリッジインターナショナル(7039)は公開価格の2.4倍の初値を付けてスタート、その後も上昇しています。選別物色の動きはあるものの、引き続きIPOの好調は続いています。今週のIPO、3銘柄の詳細をお届けします。
CRGホールディングス(10/10マザーズ上場)公開価格1120円
CRGホールディングスは警備保障の人材派遣業をメインにスタート、現在はコールセンターや介護、看護施設向けをメインとした人材派遣業、ユニ・チャームのペット用品の製造請負事業、事務代行事業を手がける企業です。AIによるマッチングシステムにより人材の定着率を高めるとしています。また今後はシニア層の派遣にも注力する方針です。
前9月期は最終利益で前期比65%増見通しです。足元は内部留保を優先するものの、配当は将来的に実施する方針です。上場に伴う調達資金はシステム開発、新規出店などに充てる、としています。
公開価格のPERは16倍となります。ベンチャーキャピタルからの出資は見当たりません。
イーソル(10/12マザーズ上場)公開価格1680円
イーソルは自動車向けを中心に組み込み機器の基本ソフトの開発・販売、エンジニアリングサービスを手がける企業です。エンジニアサービスリング事業により顧客との接点が多く、ソフトの改善などの要望を製品開発に生かしています。IoT向け需要を中心に業績を伸ばしています。
今12月期は最終利益で前期比2%減見通しです。今期配当の予定はありません。上場に伴う調達資金は研究開発費、人材採用に充てる、としています。
公開価格のPERは25倍台となります。ベンチャーキャピタルからの出資は見当たりません。
Delta―FlyPharma(10/12マザーズ上場)公開価格4770円
Delta―FlyPharmaは既に臨床的に承認されている物質を組み合わせる「モジュール創薬」という技術によりガンをターゲットとした新薬を開発しています。同技術により開発効率が高まっている点が特長です。現在、米国で5つの新薬候補が臨床試験の第1〜3相段階にあり、早変えれば2020年にも米国市場で販売開始の見通しです。
今4月期は売上で前期比33%増、7.4億円の赤字見通しです。配当の予定はありません。上場に伴う調達資金は研究開発費などに充てる、としています。
ベンチャーキャピタルからの出資には1.5倍で解除、90日のロックアップがかかっています。
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