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− 10/9(火) −
【今朝の投資環境】
前週5日の東京市場は日経平均が大幅に3日続落となる191円安で終了(米株安で心理が悪化し)。値上がりが期待された5日の米市場ではダウは「米長期金利の上昇」、「米中貿易摩擦の激化への懸念」「イタリアの財政への懸念」などが意識され、ダウは続落となる180ドル安となった(26,447ドルで終了)。それでも週明け8日は少し切り返して39ドル高で終了している。3営業日ぶりにダウは切り返したとはいえ、前週5日の下げ分を取りもどしたわけではないため、なんとも言えないものがあるが(依然として米中貿易摩擦への懸念、あるいはイタリアの財政への懸念など)、米株安によって再び日本株に割安感が台頭しつつある。再び日本株、特に225の予想PERは13倍に入ってきており、売り込みづらくなっている。本日3連休中の米市場の動きを考慮し、朝のうちは日経平均も大幅続落が予想される(為替が1ドル113円前半まで低下)。しかし、売り一巡後は割安感が意識され、個別に強い展開が予想される(朝安をやり過ごせば割安銘柄が目につくことに)。
【上方修正】
◆6112小島鉄
売上高については、主製品である油圧プレス機は、受注から売上計上まで相当期間のズレが生じてしまうのが、特性である。事業の特性を持つ当社において、当118期通期における売上高については、翌期納品予定の大型受注物件2台の生産着手に伴う工事進行売上が寄与し、前年同期実績(17億1400万円)及び前回 予想数値18億円を上回る20億円の見込みである。利益面については、原価低減や経費全般に亘る節減に努めており、更には、売上増加に伴う効果も現れ、純利益3000万円の計上となる見込みである。
◆4187大有機
2018年11月期通期の業績については、第3四半期までの販売が電子材料を中心に好調に推移したため、売上高、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する純利益が前回発表予想を上回る見込みとなり、業績予想を修正することにした。
◆6814古野電
舶用事業、産業用事業ともに事業環境は概ね想定の範囲内で推移しているが、第2四半期連結累計期間において、生産性の向上等による利益率の改善が前回修正予想を上回って推移していることや、為替レートが米ドル、ユー ロともに、前回想定より円安水準で推移していることにより、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益が、いずれも前回発表予想を上回る見込みである。状況を踏まえて、第2四半期連結累計期間の連結業績予想を修正する。
【大和証券が目標株価を46,250円から55,200円引き上げなど】
◆7974任天堂
世界的テレビゲームメーカーの任天堂。ここで大和が目標株価を46,250円から55,200円に引き上げたことなどが話題になっており、また、家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の後継機が来年にも発売されるとの一部報道もあったことから株価には値上がりしやすい状態にあると考えられる。大和によればゲームソフトが複数のハードウエアに対応する『マルチプラットフォーム化』が加速するなか、消費者がハードウエアを通して支払う『商品』や『サービス』の対価が増え、「ニンテンドースイッチ」の需要長期化と手数料の増加が期待できる市場環境にあるなどと評価している。
【9月の既存店売上高が前年同月比3.2%増と好調などを材料視】
◆2685アダストリア
カジュアル衣料大手のアダストリア。2日に発表した9月の既存店売上高が前年同月比3.2%増(前縁では1.8%増だった)と好調だったことなどが材料視されているようで株価には先高感が感じられる。地震や台風の影響で客数は0.5%の減少となったが、秋物商品を値引き販売しなかったことで客単価が3.7%上昇している。9月28日に発表した2018年3〜8月期の連結最終損益が5億5400万円の赤字(前年同期は47億円の黒字)に転落したが、2019年2月期通期の純利益の予想を前期比約5倍の44億円が見込まれている。
【第1四半期も好調、通期に関しても増収増益が見こまれている】
◆7952河合楽器
楽器メーカー大手の河合楽器。大幅な増収増益で好調だった2018年3月期に続き、今期も好決算が見込まれており、株価はアップサイド・ポテンシャルをまだまだ有していると予想する。先に報じられていた第1四半期決算も好決算となった。第1四半期も収益構成で83%を占める主力の楽器教育事業が牽引している。ピアノは中国での伸長をはじめ、北米や国内で販売が堅調に推移し、フラッグシップモデルの『Shigeru Kawai』は国内を中心に伸長。デジタルピアノは昨年刷新した最上位モデルの「CAシリーズ」が好調で、欧州や日本、中国で販売が伸びた。売上高は142億2200万円(前年同期比14億9200万円増)となり、営業利益は4億800万円(前年同期比3億8000万円増益)となった。2019年3月期の連結業績は売上高が前期比2.4%増の725億円、営業利益が同34.%%増の37億円を計画するなど安定感が感じられる。
【目標株価の引き上げ】
◆ 4023クレハ 三菱モルガン 7710円→11020円
◆ 3227MidCity みずほ 86000円→95000円
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