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− 10/17(水) −
【今朝の投資環境】
前日の日本市場では日経平均は大幅高で終わった。前日までの半月間で日経平均が1800円あまり下落し、200日移動平均線の水準を割り込んでいたこともあり、短期的な戻りを狙った買いが優勢となって日経平均は1.25%の上昇率に達した。そうした明るいムードを引き継ぐように16日の米市場でも主要指数が揃って堅調な展開となった。報道されているように金融大手のゴールドマン・サックスや医療保険のユナイテッドヘルス・グループ、医薬・日用品のJ&Jが好決算を手掛かりに買われ、バイオ医薬や医療機器などヘルスケア株の上昇も目立った。16日夕に決算発表を控えていた動画配信 のネットフリックスが上げ、アマゾン、フェイスブック、マイクロソフト、インテルやエヌビディアといった主力ハイテク株が総じて買われた。ダウは547ドル高、ナスダックは214ポイント高と大幅な値上がりとなっている。米株高と円相場の下落とで本日は日経平均も23,000円にまでは届かないまでも23,000円近辺までの値上がりが予想される。懸念要因があるとしたら中国株だろう。前日は日本株が堅調な中、上海総合指数は直近でつけていた安値水準(ザラバベース・終値ベースのいずれも)を割り込んでおり、米国株指数や日経平均の動きとは異なる動きをしている。米中貿易摩擦の長期化懸念、それによる経済への悪影響などが懸念されているわけだが、こうした中国株指数の上値が重い展開は今後も続く可能性があり、ザラ場で大幅安となれば「ダウしっかり」→「日経平均も堅調」というシナリオは崩れる可能性がありそうだ。ただ、そのような中国株指数の大幅安という現象が起きない限りは本日は日経平均も大幅続伸となることはまず間違いなさそうだ。
【上方修正】
◆4386SIG
業績予想については、売上高はシステム開発事業及びインフラ・セキュリティサービス事業ともに活況な市場動向を背景に、事業分野全般で取引が拡大し予想を上回る見込みである。利益面については、増収に伴う増益分に加え、利益率の高い案件の獲得があったことや生産性の向上等により、予想を大きく上回る見込みである。
◆7419ノジマ
昨年グループ入りした子会社ニフティとのシナジー効果が出たことに加え、猛暑の影響でエアコンなどが好調に推移したため、デジタル家電専門店運営事業の収益が 伸長した。子会社の不採算事業のリストラクチャリングも想定以上に進み、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する四半期純利益が、2018年5月8日に公表した業績予想を上回る見通しとなったので、業績予想の修正をする。
◆6193バーチャレクス
第2四半期累計期間の連結業績予想については、売上高はアウトソーシング事業で順調に推移したこと、IT&コンサルティング事業では上期予定を上回る案件の獲得があったことにより、前回発表予想を上回る見通しとなった。利益面については、売上増加に伴う利益増加により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は、いずれも前回発表予想を上回る見込みである。
【「構造的な人手不足」を背景に今後も業績成長が続く見通しにある】
◆7041CRGホールディングス
人材派遣紹介事業を展開しているCRGホールディングス。先週上場したばかりだが株価が落ち着きつつあることに加え、今後も成長が見込めることもあり、株価には上値の余地があるのではないかと予想する。主力の@人材紹介事業(コールセンター派遣、オフィスワーク派遣、ヘルパー派遣、ブルーカラーのワークス事業、オレンジカラーのセールスサポート事業、ホワイトカラー、IT派遣、シニア派遣)、A製造請負事業(製造請負、工場内製造業務、工場内物流業務、SP倉庫・運営、その他業務)を2本柱としている同社。北海道から沖縄にまで事業基盤を整備しており(2018年7月末現在、全国24拠点)、必要な時に必要な時間と必要なスキルをクライアントに提供を可能としている。少子高齢化の進行に伴い、生産年人口も減少しているという「構造的な人手不足」を背景に今後も業績成長が続く見通しにある。市場では2019年9月期見通しに関して14%程度の増収、営業約4割増益、純利益も4割弱の増益を見込んでいる。
【SMBC日興が強気、地政学的リスクの高まりなどが追い風に】
◆1605国際帝石
資源開発最大手の国際石油開発帝石。ここでは良好な経営環境が意識されていることやSMBCが強気の投資判断を付与してきたことなどが好感されているようで株価には根強い先高感が感じられる状態にある。現在は原油先物相場が底堅く推移しており、関連業界全体に追い風が吹いている。世界最大の石油埋蔵量を誇るベネズエラでは経済崩壊によって石油生産量が激減しており、また、来月11月からは米国の経済制裁によるイラン産原油輸出の減少などで原油需給が逼迫した状態で、1バレル75ドル程度の原油価格が継続すると観測されている。また、最近は著名ジャーナリストの殺害問題を受けて米国とサウジアラビアの関係が悪化していることも原油先物相場を支えている。11月7日の同社の上半期決算の発表時には会社側から強気の見通しがアナウンスされる可能性もありそうだ。
【ブラックベリー社より2018 APJパートナーアワードを日本企業で初受賞】
◆3962チェンジ
スマホ、ビッグデータ、クラウド等を活用し、経営課題解決を支援するサービスを提供しているチェンジ。旺盛な需要に支えられ、売上高・営業利益・経常利益・最終利益が揃って過去最高を更新した2017年9月期に続き、11月14日に発表される予定の2018年9月基本決算も大幅な増収増益で着地する模様で、株価にも根強い先高感が感じられる。会社側では2019年9月期に関しても企業の「働き方改革」を追い風に主力のシステム開発の伸びが牽引し、増収増益を計画しているという。また、ここでは米国をはじめ各国の政府および軍・安全保障機関、ならびにFortune500の多数の企業向けに各種セキュリティ製品を提供するBlackBerryLimitedより、2018年度のAPJパートナーアワード(2018APJChannelPartnerTopDistributorPartnerAward)を日本企業で初めて受賞したことも引き続き材料視されているようだ。
【目標株価の引き上げ】
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6047Gunosy |
三菱モルガン |
1000円→2600円 |
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3382セブン&アイ |
みずほ |
6000円→6200円 |
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1824前田建設 |
三菱モルガン |
1460円→1500円 |
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1820西松建設 |
三菱モルガン |
新規に3500円目標 |
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1861熊谷組 |
三菱モルガン |
新規に3800円目標 |
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1719安藤ハザマ |
三菱モルガン |
新規に920円目標 |
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