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東京市場の展望|今朝の投資環境|デイトレ、デイトレード、株式情報ならキッチンカブー

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メガテン市況解説


 − 10/19(金) −


【今朝の投資環境】

 前日の日本株はダウの下落や上海株が下落したことなどが嫌気され、日経平均も300円を超す値下がりとなっていたが、目先も弱含んだ動きが続くと考えられる。前日はそこそこ値を保っていた米国株が18日は再び下落に転じているからだ。前日はIBMやホーム・デポの下落でダウが押し下げられる中、ネットフリックスへの買いに支えられる、そのような展開だったが(ダウは小動きだった)、本日18日の米市場はマクロ面でもミクロ面でも良いところがなかった。むしろ、現在はマクロ面の悪条件ばかりが目立つ環境と言えそうだ。@米中貿易摩擦の長期化懸念、A中国経済の減速懸念(中国株安)、B米長期金利の上昇懸念、C割高なハイテク株の下落懸念、Dオイルマネーの縮小懸念など、今は米国株にとっての強気要因よりも弱気要因が目立っている。本日の東京市場もダウ・ナスダックの下落、その背景となったものがマクロ面の不透明感であることから日経平均は大幅続落で始まることは避けられそうにない。つい10月の頭までは24,000円台だった日経平均も瞬く間に2000円安という展開だが、本日の下げによって再びテクニカル面では過熱感が後退した状態になり、また、株価指標面での割安感も意識されることになるだろう。売り一巡後は日銀のETF購入への期待も膨らむはずであり、ダウ・ナスダックが下落、マクロ面の不透明感が意識されるのは朝のうちだけで、終わってみれば個別に買われる銘柄が目立つ引き締まった展開を予想する。


【上方修正】

6023ダイハツデ
 2019年3月期第2四半期および通期の業績修正については、為替レートが想定よりも円安で推移したこと等を受け、売上高、営業利益、経常利益、純利益を連結・個別ともに修正する。

9478SE H&I
 売上高、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益については、出版事業における書籍販売や電子書籍、メディア広告事業、教育・人材事業におけるIT人材研修事業、及び投資運用事業などが、当連結会計年度期初から概ね好調に推移していることを主因に前回予想を上回る見込みである。


【売上高・各利益が過去最高を更新した前期に続き、今期も順調に推移している】

8905イオンモール
 イオングループでショッピングセンターの開発を専業としているイオンモール。業績は順調に拡大しており、株価にもまだまだ上値の余地が十分にあると考え られる。先に発表された上半期決算も営業収益が前年同期比9.6%増の1546億3700万円、営業利益が同9.3%増の246億8900万円、経常利益が同8.8%増の238億8500万円、純利益が同22.4%増の156億2800万円と順調な結果となった。今期も内外で新規モールを開業し増収に貢献、また、中国・アセアンの運営が安定して採算が改善していることも増益に寄与している。2019年2月期通期の連結業績は、営業収益が前期比11.1%増の3200億円 、営業利益が同8.7%増の535億円を計画している。市場では2020年2月期以降も安定した増収増益を保っていくと観測しており、安心感が感じられる。PERが14倍台と株価指標面で特段の割高感が感じられないことも投資資金を呼び込みやすい側面と言える。


【決済でアマゾンペイ導入、海外旅行者へ“現地ならではの体験”の提供も】

3665エニグモ
 通販サイトを運営するエニグモ。ここでは運営する通販サイトの「バイマ」で新たな決済方法として「アマゾンペイ」を導入したと発表されたことが引き続き材料視されているようだ(「アマゾンペイ」の導入により、新たに決済情報を入力する必要がなくなり、アマゾンのアカウントに登録されているクレジットカードや 届け先情報を利用して決済を完了できることから業績拡大につながると期待されている)。また、一方では今年7月31日からサービスの提供を開始した「BUYMATRAVEL(バイマトラベル)」の成長にも期待が寄せられている用だ。今後は従来のファッションアイテムだけでなく、世界145ヵ国に在住する11万人超のパーソナルショッパーから海外旅行者へ“現地ならではの体験"の提供も実現していくという。上半期の会員数は5,504,196人(前年同四半期比23.6%増)、商品総取扱高は196億4400万円(前年同四半期比17.8%増)と順調に拡大しており、減益決算となった2018年1月期から一転、2019年1月期は12.2%増収、営業2.1%増益を計画している。


【働き方改革で顧客企業が業務効率化に高い関心を寄せていることが追い風に】

6541グレイステクノロジー
 工作機械メーカー向けのマニュアル制作や翻訳業務を手掛けているグレイステクノロジー。旺盛な需要に支えられて売上高・営業利益・経常利益・最終利益が揃って過去最高を更新した2018年3月期に続き、今2019年3月期も期も高い業績変化が見込まれており、株価はアップサイド・ポテンシャルを十分に有していると予想する。「働き方改革」の影響で顧客企業が業務の効率化に高い関心を寄せており、同社にも追い風が吹いている。特に同社のマニュアルをクラウド上に保管するクラウドサービス事業についてはストック性が高いビジネスであり、安定的かつ飛躍的に同社の営業利益率を高めることになると市場でも高く評価している。11月7日に発表さ れる予定の第2四半期決算に高い業績変化が見込まれている(通期の見通しは14%増収、営業約20%増益、最終約20%増益を計画)。


【目標株価の引き上げ】

4902コニカミノルタ ドイツ 900円→1200円
7752リコー ドイツ 1200円→1500円
4901富士フイルム ドイツ 5600円→6300円
4680ラウンドワン SMBC日興 新規に2500円目標
4343ファンタジー SMBC日興 新規に6200円目標