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東京市場の展望|今朝の投資環境|デイトレ、デイトレード、株式情報ならキッチンカブー

カブーフレンズ:速報性を重視!妙味株満載!
メガテン市況解説


 − 10/24(水) −


【今朝の投資環境】

 前日の日本株は“ほぼ全面安商状”と表現しても言い過ぎではないような値下がり銘柄が圧倒する展開となった。景気刺激策を発表しても中国株が下げ止まらず、中国景気の冷え込みが意識され、東証1部の値下がりが2000銘柄を上回る全面安商状となった(値下がり銘柄は全体の95.5%に達した)。今年は米中貿易摩擦激化への懸念などで日経平均は1月下旬から約2カ月に渡って調整が続く場面があったが、ここでも「12月初旬ぐらいまで調整が続くのではないか?」、そのようなことがまことしやかに噂されている。どうなってくのかは何とも言えないものがあるが(米中貿易摩擦は10年は続くだろうとの予測もあり)、それでも中国景気と米国景気が同時に悪化していく可能性が高いのであれば慎重に考える必要があるが、そのようなシナリオを辿る可能性は今のところ低いとされている(米中貿易摩擦は米国を利するための戦略であるため)。加えて連動して株安が起きている日本としても特に景気が冷え込むとの見方はされておらず、悪影響を受けるとしたら米国にしても日本にしても「中国市場と関係がある企業」というものに限定されるはずだからだ。さらに、中国経済のようにバブル崩壊現象(不動産市場の下落)が今の日本に起きているわけでもなければ経済の悪循環(1990年代に日本が苦しんだ“3つの過剰”のような現象)が起きているわけでもなく、しかも、国内要因ではない外的要因で起きている株安であり、少なくとも日本の株安が長期化するとは思えない。前日の下げで日経平均の25日線水準とのマイナス乖離は5%を上回る5.73%に達し、200日線からも2.14%のマイナス乖離になっている。米株安ながらも本日の日本株は「自律反発狙いの買い」が先行し、戻りを試す展開が予想される。


【上方修正】

7979松風
 売上高は、海外は堅調に推移したものの、国内において市場競争の激化により苦戦を強いられ、業績予想比減収となる見込みである。利益面は、一部の販売活動費用が下期の発生となることや、営業外損益が好転したことにより、各利益段階で業績予想比増益となる見込みである。

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 2019年3月期第2四半期連結累計期間において、プリンター事業では構造改革を中心に収益が改善したことに加えて、情報通信事業の売上案件の構成差が改善するなど、各事業が堅調に推移したことから、 営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益ともに、前回発表予想と比べて改善する見込みである。

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 当社は、株主の皆様に対する利益還元を最も重要な経営課題の一つとして認識しており、経営成績や今後の事業戦略等を総合的に勘案しながら、安定配当に配慮しつつも一定程度の柔軟性を確保することを基本方針としております。平成31年3月期の配当予想につきましては、現下の業績状況が当初業績予想を上回ったこと等から、上記の基本方針に基づいて、当初の予定から中間配当予想を1株当たり5円から4円増額し、1株当たり9円、期末配当予想を当初予定の1株当たり5円から2円増額し、1株当たり7円(年間配当金16円)といたします。

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  売上高については、金融機関の情報化投資抑制の影響が想定以上に大きく、システム構築が低調であったことを主因として、前回発表予想を下回る見込みである。損益面については、減収の影響があったものの、原価率が改善したことに加え、投資及び経費支出の抑制に努めたこと及び一部実施が先送りとなったことにより販売費及び一般管理費が減少したため、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益が前回発表予想を上回る見込みである。

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 売上高は、国内セルフメディケーション事業及び医薬事業において前回発表を下回る見込みである。利益面では、売上減少に伴う売上総利益の減益がある一方、研究開発費や広告宣伝費等において、一部費用の計上が第3四 半期以降に変更となったことや、持分法投資利益や為替差益が当初予想を上回ったことにより、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益が前回発表予想を上回る見込みである。


【大株主の株式買い増し、業績見通しもマズマズで株価には先高感】

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 スポーツウエア大手のデサント。ここでは引き続き筆頭株主である伊藤忠の「株式買い増し」という受給要因が意識されているようで株価には先高感が感じられる状態にある。2018年3月期期末時点では25.0%の保有比率だったのが、その後は26.01%に増加し、8月27日の大量保有報告書によると26.01%から27.7%まで買い増ししていたことが明らかになっている。さらに、その後のメディア(日経ビジネスオンライン)の報道によれば、保有比率はそれまでの27.7%から30%強になったと伝えられており、今年に入ってから保有比率を増やし続けていることから、市場には「今後も買い増すのではないか」との思惑が渦巻いている。業績に関しても中国市場での販売が好調などアジアの伸びが続いており、今通期は約5%の増収、最終2桁増益を計画している(10月30日に上半期決算の発表を予定している)。伊藤忠の買い増し圧力を受けて株主還元を強化する可能性もあるという。


【第3四半期の高い進捗率を受け、通期(11月9日)は高い業績変化が見込まれる】

2453ジャパンベストレスキューシステム
 全国で鍵、水回り、ガラスなど日常生活のトラブル解決サービスを提供しているジャパンベストレスキューシステム。売上高・営業利益・経常利益・最終利益が揃って過去最高を更新した2017年9月期に続き、ここまで今期も順調以上に順調に推移しており、株価にも先高感が感じられる状態にある。先に発表された第3四半期決算も好調だった。作業件数はガラス関連サービス6千件、水まわり関連サービス26千件、カギの交換関連サービス31千件及びパソコン関連サービス6千件となった。会員事業において売上高は、46億4600万円(前年同期比10.7%増)となり、営業利益は10億3300万円(前年同期比28.6%増)となり、増収増益に貢献。また、少額短期保険事業において、 売上高は26億7200万円(前年同期比4.2%増)となり、営業利益は2億4500万円(前年同期比14.1%増)となり、こちらも増益に寄与している。第3四半期決算の通期計画に対する進捗率は営業利益が81.05%、経常利益が94.69%、純利益は92.68%に達しており、ハイペースで推移している。


【受注堅調で2019年3月期通期は高い業績変化が見込まれている】

6334明治機械
 創業1899年(明治32年)の製粉・飼料等の食品機械およびプラント高事業を展開している老舗企業、明治機械。日経の「会社情報」にも“受注堅調”などといった記述があるように今期は順調に受注を積み上げており(8月16日には大型配合飼料生産プラント工事を約36億円で岡山県の企業から受注したなどと報じられていた)、11月13日に発表される予定の4〜9月期決算もポジティブな結果になると期待されており、株価には先高感が感じられる状態にある。また、今月中旬には「海外事業推進の第一弾として、平成3年の国内販売開始から25年以上、食品加工場等向けに納入実績のあるフェライト・マイクロウェーブ・テクノロジーズ社製の業務用マイクロ波解凍機を東南アジア4ヵ国(タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシア)で販売開始することとし、FMT社と独占販売契約を締結した」などと報じられるなど同社の高い信頼と豊富な実績が評価された結果といえる。


【目標株価の引き上げ】

 8954オリックスJRE  三菱モルガン  20.9万円→21.3万円