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東京市場の展望|今朝の投資環境|デイトレ、デイトレード、株式情報ならキッチンカブー

カブーフレンズ:速報性を重視!妙味株満載!
メガテン市況解説


 − 10/25(木) −


【今朝の投資環境】

 前日の日本株はダウが続落となる中、上海総合指数が堅調な状態を保っていたこともあり、短期的な戻りを試す買いにも支えられ、日経平均は小幅に反発して終わっている。終値では反発して終わったものの、ザラ場では前日の安値水準を下回るなど、決して明確な「底入れ」が意識された状態でもなかったわけだが、24日の米市場ではまた「ちょっとした急落」となっている。欧州の景況感が想像以上に悪化しているとの見方や米中貿易摩擦の長期化で米国を含む主要国の景気や企業業績がピークアウトするのでは、との懸念が広がっている。特に警戒されているのは本日はナスダックの下落率が4.42%に達したことが示すようにハイテク株の先行き不透明感だ。世界景気をリードしていたのがハイテク企業であり(省力化や省人化、業務効率化などにより)、世界景気の先行き不透明感が増している今、ハイテク株は一段安となる可能性もあり、25日の米市場にも警戒感が強まっている。先行する日本株や米国株がどのような動きをするのかに関心が集まっているわけだが、朝のうちは日本株も売り優勢で始まることは避けられそうにない。しかし、相場が下げる場面では日銀のETF購入への期待が高まるほか、225のPERが12倍台、TOPIXが14倍前後で推移するなど特段の割高感が感じられないことは強みであり(バブル期は50倍60倍が普通だった)、一方的に寄り付きから大引けまで下げ続けるとは思えない。株価指標面の割安感やテクニカル面の過熱感の後退などが意識され、好業績株やディフェンシブ性の強い株を中心にピンポイントで買いが流入してくることは十分に考えられる。


【上方修正】

6753シャープ
 流通在庫を勘案し中国での液晶テレビの販売を抑制する等、『量から質へ』の体質改善に取り組んだ。台風による物流への影響等があったことから、売上高については、期初の業績予想を下回る見込みである。利益については、体質改善が着実に進んでいることから、期初の業績予想を上回る見通しである。売上高、営業利益、親会社株主に帰属する四半期純利益について、前回予想を修正する。

1720東急建設
 売上高は前回発表予想を下回るものの、建設工事の採算向上に伴う完成工事総利益の増加により 、営業利益は21 億円、経常利益は23 億円、四半期純利益は19 億円増加する見込みである。

4107伊勢化
 売上高は、ヨウ素及び天然ガス事業におけるヨウ素製品の販売数量の増加及び金属化合物事業における国際市況の上昇により前回予想を上回る見込みとなった。営業利益及び経常利益は、ヨウ素製品の販売数量の増加の影響等により前回予想を上回る見込みとなった。

4781日本ハウズ
 個別事業では、営繕工事業における一般営繕の受注が好調に推移したこと、連結子会社において固定資産を売却したことで特別利益が計上されたことにより、親会社株主に帰属する四半期純利益について前回予想以上に収益が計上される見込みとなった。


【前期は過去最高の業績を達成、今期も見通しは良好、新しい買い手掛かりも】

2929ファーマフーズ
 「GABA」などを主力とする機能性食品素材を販売しているファーマフーズ。業績は拡大しており、さらに、あしもとでは新しい買い手掛かり材料が好感される場面があるなど、株価も動意づきやすい状態にあると考えられる。「医薬」と「食」の融合「ファーマフーズ(Pharma Foods)」を実現するため、「Bio Business Triangle」をコンセプトに、収益構成で79%を占める「通信販売(Bio value)」、同20%を占める「機能性素材(Bio seeds)」、及び「バイオメディカル(Bio medical)」の3事業を展開している。前期は「機能性素材事業」「通信販売事業」の各事業が好調に推移し、大幅な増収増益となり過去最高の業績を達成することができている。また、ここでは田辺三菱との共同研究契約を締結したと発表され、株価が動意づく場面があったが(ニワトリ由来の抗体作製技術を用いて創出した新規抗体を両社で改良するなどし、抗体医薬品の創製を目指すという)、田辺三菱が開発候補抗体の製造や開発、販売を全世界で独占的に実施する権利を得る一方、ファーマFは開発段階に応じたマイルストンと販売額に応じた一定のロイヤルティーを得ることになっており、将来の収益拡大に貢献する要因として今後も材料視されそうだ。


【最高益だった前期に続き、2019年7月期は大幅な増収増益を計画】

4384ラクスル
 印刷や物流サービスを手掛けているラクスル。大幅な増収で全ての損益面が黒字に転換した前期に続き、今期も高い業績変化が見込まれており、株価にもまだまだ活躍の余地があると予想する。前期は収益構成で95%を占める主力の印刷事業が牽引している。印刷事業においては、自動データチェック入稿機能及びデザインテンプレートの拡充等顧客満足度の更なる向上に努めたことで、新規顧客の獲得が進みリピート購入数も好調に推移した。運送事業(収益構成5%)においては、各企業が輸送コストの増大に課題を抱えている中で積極的な提案活動を行ったことにより、顧客基盤は順調に拡大し、収益拡大に貢献している。2019年7月期の業績は売上高が前期比30.2%増の145億5000万円、営業利益は約3倍程度の増益を見込んでいる。



【9月月次売上高も引き続き好調、通期の見通しも売上・各利益と過去最高を更新】

2670ABCマート
 靴小売店「ABCマート」を全国展開しているABCマート。株価が高値圏を維持していることが示すように引き続き業績は拡大しており、株価にもまだまだ値上がり余地があると予想する。先に報じられていた上半期決算も順調な内容となった。上半期の純利益は前年同期比5%増の169億円となった。同期間として過去最高を更新している。上半期は韓国を中心に海外の店舗で客数が増えたほか、国内では猛暑を背景にサンダル販売が好調で増収に増収に寄与している。足もとの9月の月次売上高も既存店が8.7%増、全店は7.7%増と安定した伸びが続いており、2019年2月期通期も増収増益で売上高・各利益が揃って過去最高を更新する見通しとなっている。押し目を拾えれば確度の高いリバウンドが狙えそうだ。


【目標株価の引き上げ】

◆ 4114日触媒  ゴールドマン  8500円→8700円