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東京市場の展望|今朝の投資環境|デイトレ、デイトレード、株式情報ならキッチンカブー

カブーフレンズ:速報性を重視!妙味株満載!
メガテン市況解説


 − 10/30(火) −


【今朝の投資環境】

 前日は上海総合指数が軟調だったことなどで日経平均が小幅に3日続落となっていた日本株だが、週明け29日の米市場でも米国株は下げ止まらず、本日の東京市場も重苦しいムードでのスタートとなりそうだ。本日は悪材料が重なったことも買い手控えに拍車をかけたようだ。一つには貿易摩擦への懸念が再燃したことだ。ブルームバーグ通信が29日、11月に予定される米中首脳会談で貿易交渉が進まない場合、トランプ米政権が12月初めまでに中国からの残りの全輸入品に追加関税を発動する方針だと報じことで中国売上高が大きく、貿易摩擦の影響を受けやすいとされる航空機のボーイングや建機のキャタピラーなどが下落。そのボーイングはインドネシアで墜落した旅客機が同社製だったことも売り材料となり、ダウ平均を約160ドル押し下げたという。さらに、アマゾンなどIT株の下落やドイツのメルケル首相が与党キリスト教民主同盟(CDU)の党首を退任する考えを表明し、世界景気や欧州政治に対する不透明感も売りを誘っている。「米中貿易摩擦」「世界景気への不安」「中国株の下落・中国景気への不安」「欧州政治の不透明感」などなど、今は米国株に対する心理が劇的に好転するとは思えない環境であり、目先も世界的に株価は重苦しい動きが続きそうだ。しかし、日本株だけが「独歩高」になるとは断定できないが、日本株は今の中国株(及び韓国株)のような悲観ムードが感じられないのは救いと言えるだろう。たびたび申し上げるように225のPER12倍台、TOPPIXは13倍台半ばで推移しており、まるで株価の長期上昇トレンドの“入り口”に位置しているようなものであり、売り込んでいくのは困難と考えられるからだ。よって、本日は米株安などの影響でスタートは重苦しいムードで始まっても、売り一巡後は日本株の割安感が意識されやすいことや好決算銘柄への買いなどに支えられ、終わってみると日経平均は反発で終わるというシナリオも想定しておきたい。


【上方修正】

4553東和薬品
 売上高は、追補品の販売が好調であったことや、東和式販売体制の構築が順調に進展していることから当初予想を上回り推移している。研究開発費の費消が遅れていることや、デリバティブ評価益16億円を営業外収益に計上する見込みとなったこと等から、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益については当初予想を大幅に上回る見込みである。通期連結会計年度においても、売上高は順調に推移し、研究開発費が当初予想に比べて減少する見込みであること等から、2019年3月期の通 期連結業績予想数値を修正する。

6338タカトリ
 2018年9月期の売上高については、前回発表予想を下回る見込みであるが、損益面については、生産効率化によるコスト削減ならびに経費削減等、費用の圧縮に努めた結果、営業利益及び経常利益、親会社株主に帰属する純利益ともに、前回発表予想を上回る見込みである。

6994指月電
 2019年3月期第2四半期累計期間の売上高は、当初の予想値を上回る見込みである。段階利益では、原材料高騰等の影響もあり営業利益は計画を若干下回るものの、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益ともに円安影響による為替益に加え、解決金の受取による特別利益計上により予想値を上回る見込みである。

2784アルフレッサ HD
 医療用医薬品等卸売事業において、C型肝炎治療薬や抗悪性腫瘍薬などの医薬品の売上が当初予想よりも好調に推移した。『流通改善ガイドラインの徹底』の取り組みに加え、継続的なローコスト経営の努力などの結果、連結営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は当初予想を上回る見込みである。

1909日本ドライ 
 2019年3月期第2四半期の連結業績については、防災設備事業において都市再開発およびリニューアル等の大型工事案件の進捗が進んだことにより、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益がそれぞれ前回発表予想を上回る見込みである。

3682エンカレッジ
 第2四半期累計期間については、パッケージソフトウエ ア事業において、重要インフラ事業者へのライセンス販売が好調であったことなどにより売上高が当初予想を上回る見込みとなった。利益については、売上高の増加とともに、人材の採用活動が当初計画よりも遅れたことにより採用費等の発生が下期へずれ込み、当初予想を上回る見込みとなった。

4242タカギセイコー
 売上高は、第2四半期末までの受注の増加及び想定為替レートに対して円安で推移したことによる邦貨換算の増収影響等により、前回発表の258億3000万円を1.3%上回る261億6000万円の見通しとなった。損益面では、増収に加え、邦貨換算の増益影響及び収益改善施策の活動成果等により、営業利益は前回発表の6億4000万円を14.1%上回る7億3000万円、経常利益は前回発表の5億1000万円を25.5% 上回る6億4000万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前回発表の7000万円を214.3%上回る2億2000万円の見通しとなった。通期の業績予想については、第2四半期連結累計期間の業績予想の修正を踏まえて修正を行うものである。

4064カーバイド
 建材関連の手摺・笠木等の減販などもあり、売上高は予想を下回る見込みであるが、営業利益及び経常利益は、東南アジア地域でのステッカーの販売が好調であったことや、円安による為替差益の計上などがあり、親会社株主に帰属する四半期純利益については、法人税等の減少もあり、予想を上回る見込みである。

3741セック
 移動体通信事業者向けのサービス系の開発が好調であったことに加え、非接触ICを含めたモバイル決済関連の 開発案件やサービスロボットの研究開発案件が増加し、売上高及び利益面が計画を上回る見込みとなったことから、第2四半期累計期間の業績予想を修正する。

7162アストマックス
 平成31年3月期第2四半期の連結業績は、平成30年10月31日(水)に開示の予定ですが、決算の概要がまとまりましたので、下記のとおり速報値としてお知らせいたします。なお、速報値につきましては、現時点で当社が合理的と判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は速報値と異なる可能性があります。この結果を受け平成31年3月期第2四半期(平成30年4月1日〜平成30年9月30日)と平成30年3月期第2四半期(平成29年4月1日〜平成29年9月30日)の業績に差異が生じましたのでお知らせいたします。

6588東芝テッ ク
 売上構成改善などにより、リテールソリューション事業の業績が損益面において当初の想定よりも堅調に推移したことから、前回発表予想に比べて営業利益及び経常利益が改善する見込みとなった。投資有価証券売却益約5億円を計上したことや、税金費用が当初の想定よりも減少したことから、前回発表予想に比べて親会社株主に帰属する四半期純利益が大幅に改善する見込みとなった。踏まえ、第2四半期累計期間の連結業績予想を修正した。

6042ニッキ
 業績予想については、売上高は中国向け製品の一時的な販売減少や不採算取引の縮小、一部製品の販売終了等により前回予想値を下回る見込みとなった。損益面は不採算取引の改善効果や為替相場が想定よりも円安基調で推移したこと により、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する四半期純利益ともに、前回予想値を上回る見込みとなった。通期については、要因等の影響もあるため、前回予想値を修正する。

4113田岡化
 2019年3月期第2四半期連結累計期間の売上高は医薬中間体、樹脂原料等の出荷が当初の想定より増加したことにより増収となった。営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する四半期純利益は効率的な生産による原価の低減、ならびに当初の想定より固定資産除却損等の発生が少なかったため前回発表時の予想を上回った。通期の連結業績予想については、第2四半期連結累計期間の連結業績に加え、原料費の上昇および固定資産除却損等の発生を織り込み修正した。

4025多木化
 肥料やメ ディカル材料で想定を超える需要があったことに加え、来春用肥料値上げによる本年への駆け込み需要が見込まれることもあり、売上高、営業利益、経常利益、純利益が当初の予想を上回る見込みとなったので、当初予想を修正するものである。


【引き続き通期の見通しを上方修正したことなどを材料視】

7867タカラトミー
 老舗玩具のタカラトミー。引き続き先に通期の見通しを上方修正したことなどが材料視されているようで株価には根強い先高感が感じられる状態にある。先週の報道にあったように同社は2019年3月期の連結純利益が前期比7%増の85億円になりそうだと発表ている。従来予想(25%減の60億円)から一転して増益となる。玩具の定番商品の売れ行きが好調で、輸出も伸びた。売上高は前期比1%増の1785億円、営業利益は2%増の135億円と増収増益に転じ、過去最高を更新する。「サプライズトイ」と呼ばれる開封すること自体を楽しむ女児向け玩具などが好調だった。「リカちゃん」などの定番玩具も伸びたことにくわえ、「ベイブレードバースト」の海外輸出が増えている。加えて11月13日に発表する予定の4〜9月期の業績も上方修正し、純利益は前年同期比14%増の48億円になった模様だ。


【主力事業が好調で、通期の見通しを引き上げたことなどを材料視】

6788日本トリム
 イオン製水器では国内トップとして知られる日本トリム。先に報じられていたように主力の整水器販売事業(収益構成で93%を占める)が好調なことなどを理由に通期の見通しを引き上げており、株価には強含んだ状態にある。先に発表されていたように4〜9月期おける製水器販売事業では、直接販売部門(職域販売部門(DS)、取付・紹介販売部門(HS)及び店頭催事販売部門(SS))については、職域販売部門において、健康経営提案によるB to Bの展開からCへとつなげる営業に注力。営業社員の販売力強化の取り組みの成果により、販売効率の指標としている1セミナー当たりの販売台数や営業社員一人当たりの販売台数は前年比で伸びている(今後のさらなる伸長のための取り組みとして、10月より、職域販売においてこれまでアプローチできていなかった大手企業の開拓を目的とした新たな展開を試験的に実施している)。その結果、ウォーターヘルスケア事業の売上高は73億円(前年同期比12.3%増)、営業利益は13億3100万円(32.1%増)となった。当上半期の業績が好調に推移したことに伴い、通期業績予想を、売上高は154億3000万円(前期比10.0%増)、営業利益は24億4000万円(51.9%増)、経常利益は23億4500万円(39.4%増)、親会社株主に帰属する純利益は14億6000万円(23.5%増)に上方修正しており、高い業績変化が見込まれている。


【高い進捗率だった上半期決算を受け、通期の見通しも上ブレする可能性】

4816東映アニメ
 アニメ企画・制作大手の東映アニメーション。売上高・営業利益・経常利益・最終利益が揃って過去最高を更新した前期に続き、今期も好決算が見込まれているが先に発表されていた上半期決算が高い進捗率だったこともあり、通期の見通しは上ブレする可能性があるとの見方が株価を支えているようだ。先に発表されていたように上半期は大幅な増収増益となった。収益構成で53%を占める版権事業だが、は国内版権部門では、アプリゲーム『ドラゴンボールZドッカンバトル』が前年同期より更に好調に稼動したことに加え、新 作アプリゲーム『ドラゴンボールレジェンズ』の出足も順調だったことから、大幅な増収となった。海外版権部門ではアプリゲーム『ドラゴンボールレジェンズ』の配信が開始されたことに加え、『ドラゴンボールファイターズ』を中心とした家庭用ゲームも好調に稼動したことから、大幅な増収となり、事業全体の大幅な増収増益に貢献。また、収益構成で36%を占める映像製作・販売事業においては、海外映像部門で中国向け大口映像配信権の販売本数が増加したことに加え、北米向け映像配信権の販売が好調に稼動したことから、大幅な増収となり、映像製作・販売事業全体では、売上高は83億6500万円(前年同期比9.1%増)、セグメント利益は収益性の高い海外映像販売事業が好調に推移したこと等から25億2800万円(150.3%増)と大幅な増収増益となっている。上半期の通期計画に対する進捗率は営業利益が65.98%、経常利益が66.78%、純利益は68.34%に達しており、強含んでいる。


【目標株価の引き上げ】

◆ 7606Uアローズ  JPモルガン  4500円→4700円
◆ 4519中外製薬  クレディ・スイス  6000円→6800円