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東京市場の展望|今朝の投資環境|デイトレ、デイトレード、株式情報ならキッチンカブー

カブーフレンズ:速報性を重視!妙味株満載!
メガテン市況解説


 − 10/31(水) −


【今朝の投資環境】

 前日の日経平均は米株安ながら「終わってみたら反発で終わる可能性も...」などと申し上げたようにザラ場では値上がりが一時400円を超える場面もあるなど明るいムードで取引を終えている。すでにテクニカル面の過熱感の後退や株価指標面での割安感などから「戻りに転じるのは時間の問題だ」などと観測されていたが、そのようなテクニカル面の反発機運に呼応するようにGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)などの国内年金が月末を控えて日本株の組み入れ比率を維持するために買いを入れてきたことが契機となり、値上がりする銘柄が膨らんだ格好となった。上海総合指数がシッカリだったことも好感されたようだ。そうした日本、中国の株式が明るいムードだったのを引き継ぐように30日の米市場も上げの勢いを取り戻している。この日は「米中貿易摩擦への過度な懸念」というものが後退したことが米株高の主因となった。報道されているようにトランプ米大統領は29日夜の米メディアのインタビューで、中国と「素晴らしい取引をする」と述べたと伝わり、市場では貿易問題で折り合う姿勢を示したと受け止められ、米中摩擦への過度の懸念が後退し、航空機のボーイングや建機のキャタピラーなど、中国事業の比率が高い銘柄が買われて相場全体を押し上げている。その他、コカ・コーラやアンダーアーマーなど好決算銘柄への買いも相場を支えることとなった。ただ、「米中貿易摩擦への過度な懸念」は後退したのかもしれないが米中貿易摩擦が完全に解消したわけでもないし解決したわけでもなく、トランプ大統領の働きかけに中国側が特に反応を示さない可能性もあるため、米中貿易摩擦への過度な懸念が後退したことを過信することもできないだろう。それでも、中国事業の比率が低い銘柄や好業績銘柄を積極的に売り込んでいくことも冷静さを欠く行動であり、目先は少なくとも米国株は売り込みづらい動きが続くと考えられる。一方の日本株だが米株高(反発)に加えて円相場が1ドル113円台まで下落してきたことは朗報であり、朝のうちは日経平均も10月16日・17日以来となる“続伸”が予想される。落ち込んだ10月相場だったが10月相場の最終日である本日も総じて戻りを試す展開が繰り広げられる可能性が高そうだ(好決算銘柄への買いにも支えられそうだ)。


【上方修正】

6857アドバンテ
 大手半導体メーカーのテスト・システムへの積極的な投資により、想定を上回る業績となった。保護主義的な通商政策の拡大から世界経済の先行きに不透明感があるなか、主たる収益基盤を置くテスト・システム市場については、底堅い推移を見込む。

3641パピレス
 売上高は、継続的に実施している広告施策、販売促進施策、サービス改良施策等により、会員数および会員の購入金額が順調に増加していることから、前回発表予想を上回る予想となった。営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期(当 期)純利益は、広告施策の効果が想定を上回り、広告費の売上高比率が想定より低く抑えられていることにより、前回発表予想を上回る予想となった。

4295フェイス 
 第2四半期累計期間の業績予想については、ポイント事業の売上が予想を下回ったものの、レーベル事業において、アニメ関連の作品やアーティストのライブ売上が好調に推移していることなどにより、売上、利益ともに前回発表予想数値を上回る見込みとなった。通期の業績予想については、第2四半期累計期間の業績予想を踏まえ修正を行うものである。

6218エンシュウ
 連結業績予想については、売上高は計画通りに推移しているが、損益については、前回公表時以降、仕掛案件の原価予想を継続した結果、も う一段の原価低減を実現できる目途が立ったため、改めての増益予想を行うに至った。

6753シャープ
 第2四半期連結累計期間の実績と足もとの状況を踏まえ、2019年3月期通期連結業績予想を修正いたします。売上高については、第3四半期以降は、前回予想をほぼ据え置いておりますが、『量から質』の転換による高付加価値化に加えて、ローカルニーズを確実に捉えた商品展開によるASEANをはじめとするグローバルでの事業拡大、さらには、東芝クライアントソリューション株式会社の子会社化などもあることから、第2四半期連結累計実績に比べて、大きく伸長する見込みです。営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益については、体質改善効果もあり、前回予想を上回る見通しで す。

6337テセック
 半導体製造装置市場が堅調に推移するなか、主要市場において新規顧客を獲得するなど、付加価値の高い車載向けパワーデバイス用検査装置の受注が計画を上回って推移していることから、売上、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する純利益はいずれも期初の予想値を上回る見通しとなったので、2018年5月15日に公表した通期業績予想を修正する。

4272日化薬
 売上高については、機能化学品事業が堅調に推移したことにより前回予想数値を上回る見込みである。営業利益については、売上高の増加に加え販管費の節減により前回予想数値を上回る見込みである。経常利益、四半期純利益については、営業利益の増加に加え、為替の影響等により前回予想数 値を上回る見込みである。

2458夢テクノロジ
 当連結会計年度末(2018年9月末)の期末在籍エンジニア数目標を2,400名とし、採用活動に注力した。2018年9月末現在在籍エンジニア数2,414名と目標を達成した。業績予想値に関しては、稼働率が想定を上回る2018年9月期平均92.6%(前年同期比+2.4%)と好調に推移した結果、連結売上高3億7800万円増加の10,3億7800万円となり、営業利益を始めとする利益に関しても、通期連結業績予想数値を上回る見込みとなった。通期連結業績予想数値を上回る見込みとなった。

9310トランシィ
 業績予想については、売上高はほぼ当初予想のとおりと見込んでいるが、昨年度から稼働した新拠点における取扱量の増加による稼働率の向上等が当初の予想を上回った ことに加え、受取配当金が当初の見込みを上回ることが予想されるため、第2四半期累計期間および通期の業績予想を修正する。

4239ポラテクノ
 米国子会社であるモクステック,Inc.に係る米国税制改正の影響が確定し、法人税額控除が発生したことにより親会社株主に帰属する純利益が増加する見込みです。売上高及び営業利益、経常利益につきましては当初の予想通りとなる見込みです。

8045横丸魚 
 第2四半期累計期間の連結業績については、売上高が前回発表予想を若干下回る見込みであるが、営業利益は水産物販売事業においてグループ一括仕入の拡大を図り、一部の商材で粗利益率が改善されたことにより、前回発表予想を上回る見込みである。経常利益及び親会社株主 に帰属する四半期純利益においては、営業利益の要因に加え、保有する投資有価証券の配当金の増配や固定資産譲渡に伴う固定資産売却益の計上により、それぞれ前回発表予想を上回る見込みである。

8584ジャックス
 通期個別業績予想は、第2四半期累計期間業績予想数値の修正を踏まえ、前回予想を修正している。通期個別業績予想は、第2四半期累計期間業績予想数値の修正を踏まえ、前回予想を修正している。

9475昭文社
 売上高は当初の予想を未達成であるものの営業利益、経常利益は、当初の予想を上回る見込みとなった。売上原価において返品調整引当金繰入額が当初想定より低い水準となっていること、及び、販売及び一般管理費において第2四半期連結累計期間にて 予定されていた一部の費用が未執行であるためと認識している。

6809TOA
 第2四半期連結累計期間の売上高については、日本セグメントでの販売予想が前回予想を下回る見込みである。利益については、一部費用発生が第3四半期以降になったことなどにより、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益が、前回発表予想を上回る見込みである。

7994オカムラ
 2019年3月期第2四半期(累計)期間の連結業績予想については、オフィス環境事業、物流機器事業等が堅調に推移した結果、営業利益、経常利益が当初予想を上回る見込みである。親会社株主に帰属する四半期純利益については、投資有価証券売却益の計上等を主な要因として当初予想から大幅に増加する見込 みとなった。


【2桁の増収増益で最高益を更新した前期に続き、今期も高い業績変化を見込む】

7818トランザクション
 エコバッグやタンブラーボトルなど雑貨製造販売のトランザクション。業績は拡大しており(前2018年8月期も売上高・営業利益・経常利益・最終利益が揃って過去最高を更新)、株価にもまだまだ上値の余地はあると予想する。前期における主力事業の一角であるカスタムメイド雑貨事業では、エンタテイメント業界への営業活動を強化するとともに、顧客ニーズに応えるための積極的なコンサルティング営業を推進することにより、新規顧客の開拓と既存顧客の深耕を図り、増収増益に貢献した。また、店舗販売では4店舗の新規出店、卸売販売では取扱いアイテムの拡充、WEB販売では各ECサイトの強化等、各販売チャネルにおいてより効果的な施策を実施し、増収増益に寄与している。今2019年8月期の連結業績は売上高が前期比7%増の165億3000万円、営業利益が同12.3%増の19億1000万円を計画するなど今期も売上高・各利益が揃って過去最高を更新する。株価は出遅れ修正を狙った買いに支えられた底堅い動きが当面続きそうだ。


【第3Qが好調、通期も売上高・営業利益・経常利益・最終利益が過去最高を更新】

3186ネクステージ
 中古車販売大手のネクステージ。売上高・営業利益・経常利益・最終利益が揃って過去最高を更新した2017年11月期に続き、今期も順調に推移しており、株価にもまだまだ上値の余地が十分に残されていると予想する。先に報じられていた第3四半期も計画線をやや上回る好決算となっていた(大幅な増収増益で着地した)。引き続き主力の中古車販売事業、及び新車販売事業と新規出店を支えに伸びが続いている。第3四半期における中古車販売事業は関西地方1拠点(1店舗)、及び九州沖縄地方1拠点(1店舗)、併設店として買取専門店2店舗、東海北陸地方に単独店として買取専門店1拠点(1店舗)を出店した一方、関東甲信越地方及び九州沖縄地方の併設店(2店舗)を統合。関東甲信越地方に併設店として買取専門店1店舗を出店したことにより、拠点数は52拠点(81店舗)となった。新車販売事業は、関東甲信越地方4拠点(4店舗)を出店し、拠点数は12拠 点(12店舗)となった。拠点数は64拠点(93店舗)となっている。2018年11月期の連結業績(2019年1月に発表予定)は売上高が前期比13.5%増の1350億円、営業利益が同9.4%増の38億円を計画するなど高成長が続く見通しとなっている。


【ホテル事業が稼ぎ頭に 2022年に鉄道上回るなどという見通しを引き続き材料視】

9024西武HD
 東京・埼玉地盤の鉄道とプリンスホテルを主力としている西武HD。ここで鉄道の新型車両を25年ぶりに導入するということが一つの話題になっていたが、市場では引き続き一方の主力であるホテル・レジャー事業の今後の伸びに関心を寄せているようで株価にも先高感が感じられる状態にある。ホテル・レジャー事業に関しては宿泊者数が回復している静岡・熱海に進出する(訪日客需要をターゲットに)といったことが報じられていたほか、2019年秋の開業を目指し、約55億円を投じて既存ホテルを改装し、昨年4月に「プリンス ワイキキ」を開業するなどホテル・レジャー事業には注力している最中にある。先の日経の業績観測記事によればホテル・レジャー事業の営業利益を拡大させ、2022年3月期をメドに鉄道などの都市交通・沿線事業を上回り、“稼ぎ頭”になる見通しだと報じている。11月8日の上半期決算の発表時にはホテル・レジャー事業のポジティブなアウトルックが発表される可能性もありそうだ。


【目標株価の引き上げ】

◆ 9022JR東海  みずほ  21000円→22000円