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東京市場の展望|今朝の投資環境|デイトレ、デイトレード、株式情報ならキッチンカブー

カブーフレンズ:速報性を重視!妙味株満載!
メガテン市況解説


 − 11/1(木) −


【今朝の投資環境】

 大荒れとなった10月相場の最終日となった前日31日の東京市場では米株高や中国株が落ち着いた動きをしていたことなどを好感し、日経平均は連日の大幅高となった(30日307円高、31日は463円高)。ソニーを始め、ホンダや業績が好調な値がさ株が牽引し、日経平均を押し上げたわけだが、一方では10月相場で下落し、多くの銘柄が割安状態・出遅れ状態にあったことも大いに意識されたと考えられる。そうした堅調な日本株の動きに反応するように31日の米市場もダウ・ナスダック共に堅調な動きとなっている。前日は「米中貿易摩擦への過度な懸念が後退」という好材料が意識されたが、31日も同様に「米中貿易摩擦への過度な懸念が後退」ということが引き続き意識されたほか、ここまで売り込まれていたハイテク株が戻りに転じ、また、米長期金利上昇で「利ざや改善期待」から金融株も上昇、さらに、雇用に関する指標によって「米景気は堅調」といった見方が改めて広がったことも投資家心理を支えることとなった。日本株を取り巻く環境としては良好な状態と言えそうだが前日と前々日の2営業日で日経平均は770円程度の値上がりを演じており、「月末による買い(持ち株比率の調整)」「自律反発狙いの買い」といったテクニカル的な要因による買いが優勢だったとしたら月初となる本日は「上げ一服」となることも想定する必要がありそうだ。朝のうちは直近2営業日の戻りを受けた「戻り売り」に押されて日経平均はマイナス圏での推移となりそうだ。しかし、個別レベルでは「売られ過ぎ」の状態の銘柄が多いこともあり、売り一巡後は「打診買い」が入り、底堅い地合いが続く可能性が高いと予想する。


【上方修正】

6144西電機
 放電機械の中国向け輸出が市場の高精度機要求に支えられ堅調に推移し、売上高が当初予想を上回る見込みとなった。売上高の増加に伴い、各利益も増加するため、前回予想を修正する。通期の業績予想については、売上高および各利益を見直している。

6736サン電子
 第2四半期の売上につきましては、モバイルデータソリューション事業のうち、犯罪捜査機関向け(デジタル・インテリジェンス事業)の製品・サービスの販売が全地域で堅調に推移したことにより、増収となりました。利益 につきましても、増収に加え、売上総利益率の高い製品・サービスの割合が高くなったことにより、前回の発表予想を上回りました。

6762TDK
 2019年3月期第2四半期累計期間の業績は、電装化の進展により電子部品需要が拡大している自動車市場向けや、スマートフォンの高機能化が進むICT市場向けに、受動部品や二次電池の販売が拡大しました。当第2四半期累計期間の業績を踏まえ、業績予想を見直した結果、前回発表予想のとおり修正いたします。また、こうした状況を踏まえ、中間配当を前回予想より10円増配し、1株当たり80円とするとともに、期末配当予想も10円増配し、1株当たり80円に修正いたします。これにより年間の配当予想は、前期より30円増の1株当たり160円となります。

4023クレハ
 2019年3月期の第2四半期(累計)連結業績予想については、売上収益は、建設事業の下振れはあるものの、機能製品の好調及び化学製品の出荷の前倒し等により、前回予想を若干上回る見込みである。営業利益は、付加価値の高い製品の売上収益の増加に加え、販売費及び一般管理費の下半期へのずれ込みもあり、前回予想を上回る見込みである。税引前四半期利益及び親会社の所有者に帰属する四半期利益も、前回予想を上回る見込みである。

2136ヒップ
 第2四半期について、顧客企業からの技術者派遣要請が依然として多い中で、積極的かつ迅速な営業展開により、新卒を含めた技術者の早期稼働が進み、稼働人員が増加したことで、売上高は増加する見込みとなった。稼働 率が高い水準で推移したことや、1時間当たりの技術料金の上昇などが主要因となり、営業利益、経常利益、四半期純利益は当初予想を大きく上回る見込みとなった。

1821三住建設
 売上高は工事の進捗が順調に推移したことから、前回予想を上回る見通しとなった。利益面では、手持工事の利益率向上により、完成工事総利益が当初の想定を上回る見通しとなったことから、営業利益、経常利益および四半期純利益が前回予想を上回る見通しとなった。売上高は前回予想を下回るものの、利益面においては、個別業績予想の修正に伴い、前回予想を上回る見通しとなった。

5602栗本鉄
 第2四半期累計期間の連結業績予想については、売上高において機械部門で大型案件が一部、翌 四半期以降に繰り延べられたが、素形材部門、建材部門、化成品部門を中心に一部出荷が前倒しになったことなどで若干計画を上回る見込である。利益面においては、建材部門、化成品部門において比較的利益率の高い製品の売上が上半期に前倒しになったことなどで営業利益、経常利益とも計画を上回る見込である。親会社株主に帰属する四半期純利益については、台風被害の復旧費として特別損失に約2億円計上したが、営業損益の改善があったことにより計画を上回る見込である。

6638Mimaki
 第2四半期累計の連結業績予想を、売上高264億5000万円(前回発表予想比0.2%減)、営業利益15億円(57.9%増)、経常利益12億円(50.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益7億5000万円(15.4%増)に修正 する。売上高は概ね計画通りを見込むが、製品ミックスの改善に伴う売上原価率の低下と販売費及び一般管理費が計画より減少したことから、増益となる見通しである。


【第3四半期決算の赤字幅が予想より縮小、新作ゲームへの期待などに支えられている】

3911Aiming
 スマートフォン向けゲームなどを開発するAiming。先頃、同社が開発と運営を担っているバンダイナムコオンラインのスマホゲーム「戦国大河」の事前登録を開始したと発表したことが好感されているようで(「戦国大河」は年内にサービス開始を予定)、株価にも根強い先高感が感じられている。また、同時に発表された2018年1〜9月期の連結決算で最終損益が11億円の赤字(前年同期は19億円の赤字)となり、赤字幅が従来予想より縮小したことも市場では好感されている。1〜9月期の赤字幅は従来予想の12億円より縮小した。前年同期に計上したタイトル権利譲渡 収入がなくなって減収だったが広告宣伝費の抑制などで赤字額を抑えたという(2018年12月期通期の最終損益は前期の29億円の赤字から10億円の赤字へと縮小を見込む)。


【11月6日発表の上半期が上ブレで通期見通しの増額修正などを引き続き材料視】

9987スズケン
 医薬品卸大手のスズケン。引き続き2019年3月期の連結純利益が前期比7%増の201億円になりそうだと発表されたことを材料視した買いが流入しているようで株価には先高感が感じられる。C型肝炎治療剤の販売が期初予想を上回っており、本社機能の共同化などグループ全体でムダを削減した効果も出たことで、10%減の170億円だった従来予想から一転、増益となる。売上高は2%減の2兆817億円と、こちらも減収幅が従来予想から117億円縮小する。営業段階から増益に転じ、営業利益は9%増の215億円を見込んでいる。今回の通期業績の引き上げは2018年4〜9月期(11月6日に発表される予定)の上ブレれ分を反映したと伝えられている。


【アマゾンのクラウド事業でパートナー認定を引き続き材料視】

3907シリコンスタジオ
 ゲーム会社向けにオンラインゲームのアカウント管理や課金決済などを含むサーバー機能の開発・運用を提供しているシリコンスタジオ。ここでは引き続き米アマゾン・ドット・コムのクラウドサービス「アマゾンウェブサービス(AWS)」のスタンダードテクノロジーパートナーに認定されたと発表されたことが材料視されているようだ。今後はAWS上で幅広い業界向けにサービスを提供していく方針、としており、将来の収益貢献を期待した買いが流入している。業績に関しても最終赤字が続く見通しだが不振が続くコンテンツ事業を売却して連結から外すなど再建を進めており、2019年11月期には最終黒字転換を計画している。


【目標株価の引き上げ】

6857アドバンテ ゴールドマン 2000円→2400円
3085ALサービス 大和 2270円→2530円
8905イオンモール 大和 2300円→2450円