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平成30年01月10日(水)
1月9日現在海外相場 |
NYダウ |
25385ドル |
+102ドル |
ナスダック指数 |
7163P |
+6P |
CME日経先物 |
23835円 |
−20円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎米国株高と円高
2018年、年初からの3連騰、日経平均株価は昨年末の2万2764円から昨日9日の終値は2万3849円と僅か3日で1000円超も上げた訳です。更に9日の取引時間中の高値が2万3952円と2万4000円台乗せまで僅かとなり、流石に上昇ピッチが速いと感じる向きが多くなっているのも確かです。
かと言って、ここで一気に利益確定売りを出してしまうには、先高観が強い中では難しいと考える訳で、実際に9日の米国株も上昇しており、更に先高観は強まる動きです。唯一の懸念は為替相場で昨日も取引時間中に円ドル相場が1ドル113円台から112円台前半までの円高に振れ、日経平均株価は高値から160円程度下押ししています。
そうかと言って下値を売って行くと言う流れにはならないようで、相場の地合いの強さを物語る展開になっています。特に裁定取引の買いによる値嵩株への資金流入が見られたとのことで、指数寄与度の大きいファストリや東エレクなどが買われているなど、海外勢の買いを想定させる動きとなっていますから、相場全体としても更に強気ムードとなっているようです。
地合いが良くなってきますと、これまで悪材料視されていた材料も時間の経過とともに復調する動きになっているようで、その典型が半導体関連と言うことのようです。日経の記事に寄りますと、米モルガン・スタンレーが昨年11月下旬に「NAND型フラッシュメモリーの需要拡大が続く一方、投資の過熱で2019〜20年には供給過剰に陥る」と指摘して軟調となったのですが、昨年末から復調に転じています。
実際にも自動車向けなど半導体需要はなお旺盛で、海外投資家などの買いが入っていると指摘する向きもいるようですから、アナリストのネガティブ材料も払拭する相場の地合い、或いは好調な世界経済を反映した流れになっていると言えそうです。
と言うことで3連騰後の本日の相場ですが、米国株が引き続き強い動きですから、堅調地合いに変化はないのですが、一方で昨日の上値を一時的にしろ抑えた円高の流れが相場の足を引っ張る可能性が指摘されています。むしろ円高で調整してくれた方が良いのではと言う声もあるのですが、いずれにしても、一段高の円高になりますと、流石に上値を買い辛くなります。シカゴCME日経先物が米国株高にも関わらずやや上値を重くしているところを見ると、日経平均株価の2万4000円台乗せは難しいのかの知れません。
●4587 ペプチドリーム
基盤技術PDPSで特殊環状ペプチド医薬品候補を大手製薬と創製、技術供与。自社創薬も。18年6月期業績予想では売上高が70億円以上、営業利益が29億円以上、経常利益が31億円以上、そして純利益が21億円以上と予想している。PDPSを活用した3つの事業戦略を推進することで17年7月の新本社・新研究所稼働に伴う諸費用を吸収し増収・増益を見込んでいる。PDPSは同社独自の創薬プラットフォームシステムでこれを活用した3つの事業戦略を推進している。17年11月8日に18年6月第1四半期決算を発表したが、前年同期比較での赤字転落となっている。一過性の費用が約5億円が発生しており、みずほ証券では赤字転落要因での株価下落は買い場と考えている。又、パイプラインの進捗の開示では17年6月末時点と比較し、開発中のプログラムが60本から68本に、リード化合物が23本から24本に増加、前臨床試験対応化合物は8本、臨床候補化合物は3本、Phase1試験は1本で変化はなく想定線。
●6264 マルマエ
液晶、半導体、太陽電池製造装置の精密部品加工業。大型高精度品強い。産活法による再建終了。10月10日発表18年8月期第1四半期の業績は、売上高は10.45億円(前年同期比69.2%増)、営業利益は3.18億(同183.4%増)、経常利益は3.16億円(同184.8%増)、純利益は2.20億円(同190.0%増)となった。半導体分野では、急激な需要拡大に合わせて新事業所の取得や工作機械の確保など、期首の想定を超える生産設備の増強を行うとともに、流動的人材を確保し、生産体制の強化を図ることで受注および売上高は拡大傾向で推移。FPD分野では、前事業年度より引合いが続いている有機EL向けと第10.5世代液晶パネル向けの受注が拡大し売上高も順調に推移。費用面では、売上高の増加に伴い材料費と外注加工費も増加したことにくわえ、急拡大する半導体製造装置市場の需要に備えるために生産設備の増強や人材採用を積極的に進めていることで、減価償却費や労務費等が増加し製造原価は増加。販売費及び一般管理費も人員増に伴い増加。
●3139 ラクト・ジャパン
乳原料・チーズ、食肉加工品の食品専門商社。北米、欧州、豪に拠点。東南アジアに自社工場も。17年7月5日に公表した17年11月通期の連結業績を18年1月5日に上方修正している。売上高は前回発表の956.00億円から今回1013.00億円(増減率6.0%増)(16年11月期比14.2%増)、経常利益は前回20.20億円から今回25.00億円(同23.8%増)(同74.3%増)、純利益は前回13.80億円から今回17.30億円(同25.4%増)(同82.8%増)としている。国内の生乳生産量の減少傾向を背景とした輸入乳製品原料への需要が想定以上に強まることとなり、既存取引先を中心に販売数量が大幅に増加。さらにアジア市場においても国際乳製品価格が上昇基調となったことで、同社の調達力を生かした販売が功を奏し、アジア市場での販売数量も増加、売上高は前回予想を上回ることとなった。加えて、為替相場も円安基調で推移したことで為替ヘッジによる為替差益が計上されるなど、利益面においても経常利益、当期純利益ともに前回予想を上回る見通し。
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こだわりレーティング |
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01月09日(火)分
2454 |
オールアバウト |
野村 |
新規Buy |
1710円 |
2910 |
ロックフィールド |
みずほ |
UP→買い格上げ |
1580円→2640円 |
3923 |
ラクス |
野村 |
新規Buy |
3500円 |
6113 |
アマダ |
GS |
新規買い |
1850円 |
6501 |
日立 |
JPモルガン |
Overweight継続 |
900円→1050円 |
7003 |
三井造船 |
野村 |
新規Buy |
2400円 |
7012 |
川崎重工業 |
JPモルガン |
Overweight継続 |
4400円→5100円 |
7269 |
スズキ |
UBS |
Buy継続 |
6700円→7600円 |
7532 |
ドンキホーテ |
SMBC日興 |
1継続 |
5500円→7100円 |
7744 |
ノーリツ鋼機 |
野村 |
新規Buy |
3170円 |
7952 |
河合楽器製作所 |
野村 |
新規Buy |
4700円 |
8078 |
阪和興業 |
モルガンS |
Overweight継続 |
5500円→6200円 |
8604 |
野村HD |
JPモルガン |
Neutral→Overweight格上げ |
700円→820円 |
8769 |
ARM |
野村 |
新規Buy |
1450円 |
9260 |
西本Wismetac |
野村 |
新規Buy |
6100円 |
9470 |
学研HD |
野村 |
新規Buy |
5700円 |
9619 |
イチネン |
野村 |
新規Buy |
2300円 |
9983 |
ファーストリテイリング |
GS |
買い継続 |
45000円→51000円 |
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