 |
|
平成30年01月17日(水)
1月16日現在海外相場 |
NYダウ |
25792ドル |
−10ドル |
ナスダック指数 |
7223P |
−37P |
CME日経先物 |
23715円 |
−235円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
|
本日のこだわり相場感
|
|
◎海外勢の買い
16日の日経平均株価は2万3962円までの高値を付けています。いいよいよ2万4000円台に乗せるのかと言う期待感と言うか、後僅かですから本日にも大台を替えると言う事が市場の関心事となりました。16日夕方の株式コメントでの多くが、この2万4000円台に乗せるのは確実だとする記事を出しています。
「日経平均株価は17日にも節目の2万4000円を上回りそうだ。」(ニッセイ基礎研究所)などですが、確かに勢いは大台替えで間違いないのですが、あくまでも米国株次第と言う側面を考えますと、安易に見るのは禁物かも知れません。と言うのも16日の米国株ですが、午前中はNYダウが280ドルを超える大幅続伸だったのですが、終わってみればマイナスとなっています。
シカゴ日経先物も2万3600円台まで下げています。勿論、米国株も動きを見てと言うよりも、為替の円高が重石になったのかも知れません。1ドル110円台後半まで円安戻した昨日16日の流れから、直近では110円台前半に再度円高に振れています。110円台割れの円高も視野に入って来たと言う見方もあるようで、円相場が日本株に影響を及ぼす展開が再来した感じです。
ただ、そうは言っても16日の日本株の意外高は多くの投資家を驚かせたのかも知れません。日経の記事に寄りますと、この意外高のきっかけとなったのは、確認できるだけで1600億円を超す相対取引との見方です。大口取引を行う立会外の売買で、海外勢からまとまった買いが入ったとの思惑が広がり、これが日経平均株価を約26年ぶりの高値に押し上げたとの観測です。16日午前10時過ぎに取引所の立会外で153銘柄について合計1643億円の売買が成立。資生堂やJXTG、トレンド、コマツといった銘柄が含まれていたそうです。
この流れを受けてか、或いは同じくしてか、日本株に強気の海外投資家が主力株に買いを入れています。ファナックやファストリ、ソフトバンクといった株価指数への影響が大きな値がさ株に海外投資家からの買いが入っています。この3銘柄で日経平均を128円押し上げた格好です。特にFA(ファクトリーオートメーション)関連銘柄などの値がさ株がけん引したことで。ファナックは年始から8連騰、SMC、安川電機も上場来高値を付けています。好業績を期待する欧州ファンドが、FA関連の銘柄を一括して買い込んでいるとの見方が出ていたと記事には出ているようですから、海外勢の日本株買いが勢いを増して来たと言う感じです。円高や諸々の懸念材料はあるものの、日本株の先高感は相当に強いと言うことのようです。
●3038 神戸物産
冷凍食品など食材販売の『業務スーパー』をFC展開。外食買収で食材供給拡大。輸入材料多い。12月15日発表17年10月通期の連結業績は、売上高は2515.03億円(16年10月期比5.1%増)、営業利益は146.06億(同23.4%増)、経常利益は157.78億円(同80.8%増)、純利益は83.46億円(同83.0%増)となった。業務スーパー事業における店舗では、45店舗の出店、12店舗の退店の結果、純増33店舗で総店舗数は780店舗。神戸クック事業では、日本最大級の大型バイキングチェーンである「神戸クック・ワールドビュッフェ」の総店舗数は全国で16店舗、日常の食卓の代行をコンセプトとし中食と食品物販の融合店である「Green's K」の総店舗数は全国で9店舗、「ビュッフェ」と「セルフクック」を融合させた「Green's K 鉄板ビュッフェ」の総店舗数は全国で2店舗。エコ再生エネルギー事業では、太陽光発電事業において、大阪府の1か所、徳島県の1か所、茨城県の1か所の発電所が稼動したことから、17年10月末現在、北海道で4か所、兵庫県で4か所、福岡県、滋賀県、大阪府、徳島県、茨城県それぞれでで1か所の計13か所で約15.9MWを発電している。
●3687 フィックスターズ
マルチコアプロセッサーの性能を向上させるソフト開発が主。関連ハードウエア販売に注力中。同社はマルチコア向けソフトウェア高速技術と、ストレージ(データやプログラムを記憶する装置)向け入出力高速化技術を、最新のマルチコア製品へ適用しサポートすることにより、顧客の製品やシステム性能の向上を実現している。18年9月通期の連結業績では売上高は46.00億円(前期比3.4%増)、営業利益は8.80億円(同5.4%増)、経常利益は8.77億円(同7.9%増)、純利益は5.90億円(同5.8%増)を見込む。又、18年9月期末配当は26円と前期比で16円増配を予想している。又、17年11月16日に同社と理化学研究所(理研)と九州大学、東京工業大学、スペインのバルセロナ・スーパーコンビューティング・センター、富士通株式会社による国際共同研究グループが、ビッグデータ処理(大規模グラフ解析)に関するスーパーコンピュータの国際的な性能ランキングであるGraph500において、スーパーコンピュータ「京(けい)」による解析結果で、2017年6月に続き6期連続(通算7期)で第1位を獲得したと発表。
●3994 マネーフォワード
個人向け家計簿アプリ『マネーフォワード』と法人向けの『MFクラウド』シリーズが2本柱。1月15日発表17年11月通期の連結業績は、売上高は28.99億円、営業損失は7.97億円、経常損失は8.34億円、純損失は8.42億円となった。従来の17年11月通期の連結業績予想では売上高は26.81億円、営業損失は9.95億円、経常損失は10.06億円、純損失は10.14億円を見込んでおり、赤字幅を縮小している。SMBC日興証券では同社のマネタイズの本質は、お金の流れを「見える化」することで、金融サービスのプラットホームとしての様々なサービスとの親和性や拡張性が高いとしている。外部環境の構造的変化、同社の提携先開拓、サービス開発力を踏まえれば、さらなる評価余地があると評価。期待リターンは21%とセクター中央値を上回るほか、成長余地を織り込んだブルシナリオ発現時には120%のアップサイドが期待できるとしている。
●7594 マルカキカイ
産機・建機併営の中堅商社。産機は自動車向け中心。日・米・中・東南アジアの4極体制で展開。1月15日発表17年11月通期の連結業績は、売上高は523.63億円(16年11月期比9.8%増)、営業利益は18.94億(同14.3%増)、経常利益は20.95億円(同22.5%増)、純利益は12.35億円(同32.9%増)となった。産業機械部門では、国内は自動車関連業界向けの機械設備販売が好調。米州はアメリカで工作機械や射出成形機の販売が堅調に推移。中国及びアジア地域は、長らく設備投資に慎重な傾向が続ていたが、世界的な景気回復を背景に受注状況も年初より好調を維持し増加傾向にある。これまで低迷していたタイ、インドネシアにおいては、主力ユーザーである自動車関連業界向けの受注残が売上転化し始めたことにより伸長。またマレーシアにおいても部品販売事業が好調に推移。建設機械部門では、公共投資や民間投資はいずれも堅調に推移。機械販売は第2四半期まで苦戦していた建設用クレーンの売上が持ち直し、基礎機械の販売も伸長。
|
|
こだわりレーティング |
|
01月16日(火)分
3231 |
野村不動産HD |
CS |
OP継続 |
2900円→3400円 |
3289 |
東急不動産HD |
CS |
OP継続 |
520円→750円 |
3402 |
東レ |
モルガンS |
Overweight継続 |
1200円→1250円 |
4324 |
電通 |
JPモルガン |
Overweight継続 |
5500円→5800円 |
4902 |
コニカミノルタ |
JPモルガン |
Overweight継続 |
1050円→1230円 |
6301 |
コマツ |
メリル |
買い継続 |
4400円→5000円 |
6383 |
ダイフク |
UBS |
Buy継続 |
5800円→8000円 |
6534 |
DACHD |
大和 |
新規1 |
2900円 |
6737 |
EIZO |
SMBC日興 |
新規1 |
8000円 |
8830 |
住友不動産 |
CS |
Neutral→OP格上げ |
3900円→4700円 |
9143 |
SGHD |
SMBC日興 |
新規1 |
3000円 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|