 |
|
平成30年01月09日(火)
1月8日現在海外相場 |
NYダウ |
25295ドル |
+220ドル |
ナスダック指数 |
7136P |
+58P |
CME日経先物 |
23785円 |
+65円 |
1月5日現在海外相場 |
NYダウ |
25295ドル |
+220ドル |
ナスダック指数 |
7136P |
+58P |
CME日経先物 |
23785円 |
+65円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
|
本日のこだわり相場感
|
|
◎強気の2018年
爆裂なスタートを切った2018年年初の日本株ですが、大発会と翌5日の2日間で949円高、4%を超える大幅な上昇となりました。11月9日に付けた取引時間中の高値2万3382円も吹っ飛ばした上げで、想定以上の上げと言うことで、殆どの市場関係者も驚きを隠せないと言う事のようです。
多くのメディアで取り上げられ、安倍政権批判をしていたマスコミもアベノミクスの効果をある程度認めざるを得ないと言うような言い回しをしているところもあったようです。勿論、昨年末に掛けて強気の見方が支配的になっていた訳で、2018年初頭は強い展開を想定する市場関係者が多かったのですが、流石にこの年初の2日間の大幅な上昇には驚いたと言うことのようです。
「強いとは思ったが、ここまで強いとは」と言う声があちこちで聞こえていました。2018年の日経平均株価の高値目標を上方修正しなければいけないと言う見方をする専門家もいるようです。日経べリスタに寄りますと、12月中旬までに実施した市場関係者アンケートでは、約7割が日経平均の高値を「2万5000円以上」と予想していたようです。
平均では2万5486円となり、連日の高値更新となった5日終値からなお2000円近い上値余地があるということで、多くの市場関係者が年末ごろに高値をつけると予想しているようです。この背景にあるのは堅調な世界景気との見方です。特に好調なのがやはり米国株で、これが素直に米国株高に繋がっており、NYダウも先週末5日に掛けて連日で高値を更新する動きとなっています。
好調な米国と同様に日本でも日本企業の業績改善が顕著で、上場企業の18年度は経常増益を見込む声が9割を超えたそうです。約6割が1ケタ台の増益を予想、約3割は2ケタ増益とみられています。構造改革が進んだ結果、稼ぐ力は高まり、大幅な円安の追い風がなくても増益を達成できるようになってきたとの見方です。
仮に1株利益の伸びを1割程度、PER(株価収益率)は直近の15倍程度を前提として予想株価をはじくと、市場の高値予想平均の2万5486円に近くなります。つまり市場は企業の増益を素直に反映する形で、1割程度の株価上昇を見込んでいるわけと言うことになります。
更に世界的なマネーの流れも日本株の上昇を後押ししており、2万5000ドル台乗せを達成したNYダウですが、すでに予想PERは18倍を超え、割高感も強く、多くの市場関係者の希望的観測では、割高な米国株から日本株への資金シフトが進むとの見方をもとに、18年に株価上昇率が最も高くなる国・地域は「日本」との見方が6割を占めるアンケート結果も出ているようです。
2万5000円が多くの市場関係者の企業業績から弾き出した妥当な高値予想ですが、株式相場がこれまでの経験則から専門家の予想通りに動く訳がないと言う事はデータが物語っている訳で、特に個人投資家が参戦してくるようですと、熱狂的な株買いを演出する可能性も十分にある訳で、そうなると2万5000円は通過点に過ぎないと言う見方も出来そうです。外部環境の不透明感を見ると、過度の楽観視も禁物ですが、それでも18年の相場が幸先の良いスタートをしたと言う事実からも、今年は株式市場にとっては相場格言通り、「笑う」と言うことになりそうです。
●3994 マネーフォワード
個人向け家計簿アプリ『マネーフォワード』と法人向けの『MFクラウド』シリーズが2本柱。10月13日発表17年11月期第3四半期の連結業績は、売上高は19.34億円、営業損失は7.20億、経常損失は7.35億円、純損失は7.41億円となった。尚、17年11月通期の連結業績では売上高は26.81億円、営業損失は9.95億円、経常損失は10.06億円、純損失は10.14億円を見込む。前期単独実績との比較で売上高は74%増収を見込む。第3四半期の連結売上高の通期計画に対する進捗率は72.2%。WEBプロモーション等の広告費用、組織強化のための人材獲得のための投資を実行する予定。PFMサービスの17年11月期通期の売上高は前期比54%増の12.2億円を予想。一方、MFクラウドサービスの売上高は同98%増の14.6億円を予想している。SMBC日興証券では同社のマネタイズの本質は、お金の流れを「見える化」することで、金融サービスのプラットホームとしての様々なサービスとの親和性や拡張性が高いとしている。外部環境の構造的変化、同社の提携先開拓、サービス開発力を踏まえれば、さらなる評価余地があると評価。
●3085 アークランドサービスホールディングス
カツ丼専門店『かつや』を直営、FCで展開。空揚げ育成中。親会社は新潟地盤のホームセンター。10月27日発表17年12月期第3四半期の連結業績は、売上高は191.86億円(前年同期比13.3%増)、営業利益は27.78億(同17.6%増)、経常利益は28.37億円(同18.2%増)、純利益は17.71億円(同22.3%増)となった。既存店では、「かつや」が9回のフェアメニューの投入と3回のキャンペーンを実施、1〜9月の既存店売上高前年比は、直営店101.4%、FC店102.1%と推移。また、既存店17店舗で改装を実施。出退店は、「かつや」を直営店9店舗(海外1店舗含む)、FC店15店舗(海外8店舗含む)を出店、FC店4店舗を閉店、「かつや」の当第3四半期末の店舗数は純増19店舗の393店舗。
●3391 ツルハホールディングス
ドラッグストア最大手級の一角。北海道から南下して九州まで展開。傘下にレデイ薬局、福太郎。12月19日発表18年5月第2四半期の連結業績は、売上高は3078.59億円(前年同期比6.5%増)、営業利益は200.53億(同13.4%増)、経常利益は208.31億円(同12.0%増)、純利益は130.41億円(同4.2%増)となった。顧客のニーズに対応する高付加価値商品のカウンセリング販売に注力、高齢化や競争激化に伴う商圏縮小に対応すべく利便性の強化を図るため、食品売場を中心に既存店舗の改装を推進。また、プライベートブランド「エムズワン」「メディズワン」の競争力・ブランド価値向上を図るべく、デザインを統一し視認性を高めた新パッケージの導入を開始、リニューアル等による更なる品質向上を引き続き行った。店舗展開では、ドミナント戦略に基づく地域集中出店および既存店舗のスクラップアンドビルドを推進、期首より61店舗の新規出店と24店舗の閉店を実施。
|
|
こだわりレーティング |
|
1月5日(金)分
1824 |
前田建設 |
野村 |
Buy継続 |
1570円→1740円 |
1893 |
五洋建設 |
野村 |
Buy継続 |
800円→945円 |
4321 |
ケネディクス |
SMBC日興 |
1継続 |
730円→800円 |
6272 |
レオン自機 |
GS |
新規買い(CL新規採用) |
2600円 |
6952 |
カシオ計算機 |
シティG |
2→1格上げ |
1900円 |
6976 |
太陽誘電 |
マッコーリー |
Neutral→OP格上げ |
1950円→2150円 |
7242 |
KYB |
ジェフリーズ |
Buy継続 |
7500円→8100円 |
7259 |
アイシン精機 |
UBS |
Buy継続 |
6500円→7100円 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|