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平成30年01月24日(水)
1月23日現在海外相場 |
NYダウ |
26210ドル |
−3ドル |
ナスダック指数 |
7460P |
+52P |
CME日経先物 |
24010円 |
−110円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎引き続き堅調地合い
日経平均株価が漸く2万4000円台に乗せました。1991年11月以来のことだそうで、ほぼ26年ぶりとなるとのことです。つなぎ予算の成立で米政府機関の一部閉鎖が解除される見通しになり前日に米国株が最高値を更新するなど、米国株高が最大の上げ要因です。一部では日銀が23日に開いた金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決めるなど、先行きの不透明感が薄れたこともあるとの見方ですが、これはあまり意味がないのかも知れません。
むしろ、国内では今回の日銀の金融政策のスタンスを緩和継続として好感する動きで、23日に公表した「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」で物価の状況認識について、予想物価上昇率に関する表現を前回会合までの「弱含みの局面が続いている」から「横ばい圏内で推移している」に上方修正し、黒田総裁も会見で「予想物価上昇率が高まったからといって、直ちに長短金利操作の方針を調整する必要があるとは思わない」と説明、期待インフレ率の上昇による実質金利の低下を容認する発言と捉えられています。
海外の反応としてはむしろ、日銀は緩和縮小する方向だと捉えられたようで、為替市場ではドル売り円買いがやや進んだようで、再び1ドル110円台前半まで円高の動きとなっています。更にこの影響で米国債が買われ、米長期金利が低下し、利ざやが縮小するとの見方から金融株の一角が売られていることが米国株の相場の重石になっていますが、ただその動きも限定的で大きな動きには繋がっていないようです。
いずれにしても、足元の強い地合いについては米国株高とそして国内でも経済と企業業績の好調を受けてのことだと言えます。と言うか日本だけではなく世界経済の好調がそもそも世界の株高に繋がっている訳ですから、出遅れ感があった日本株が買われるのも当然で、外国人投資家が日本株を買っているのもしっかりした根拠があると言えます。特に米国が好景気なら、貿易相手国の日本の景気にも当然プラスに働く訳で、米国がけん引して世界景気が一段と拡大するとの期待が、「世界景気敏感株」である日本株買いにつながっていると今朝の日経の指摘も論拠のある話だと言えます。
投資家の懸念は買われ過ぎだとか、何処かで腰折れすると言った懸念を抱くことになるのですが、そう言って久しく、既に日経平均株価は昨年の9月の2万円割れ水準から4000円超も上昇した訳です。日本でも決算発表が来週から本格化する訳で、一本調子の上げは期待し辛い状況ではあるのですが、好調な企業業績を予想する向きは多いようで、内容次第では一段高、或いはその逆もあるだけに、上下に振れやすい展開になるかも知れません。日経平均株価は終値で2万4000円台を維持できるのかどうかがポイントになりそうです。
●3741 セック
リアルタイムソフトウエア技術に強み。モバイル端末向けや防衛分野、ロボットで開発受託。17年5月12日に公表した18年3月通期の業績を18年1月22日に上方修正している。売上高は前回発表の45.00億円から今回49.50億円(増減率10.0%増)(前期比11.8%増)、営業利益は前回5.00億円から今回5.50億円(同10.0%増)(同27.0%増)、経常利益は前回5.20億円から今回6.00億円(同15.4%増)(同31.5%増)、純利益は前回3.60億円から今回4.10億円(同13.9%増)(同30.5%増)としている。移動体通信事業者向けのサービス系の開発が好調であることに加え、官公庁案件を中心とした社会基盤システム分野と車両自動走行などロボットの研究開発案件が堅調な宇宙先端システム分野が増加し、売上高が計画を上回る見込みとなった。
●7172 ジャパンインベストメントアドバイザー
航空機オペレーティング・リースが柱の金融ソリューション事業展開。M&Aアドバイザリーも。11月2日発表17年12月期第3四半期の連結業績は、売上高は47.84億円(前年同期比55.3%増)、営業利益は24.63億(同302.6%増)、経常利益は19.63億円(同465.5%増)、純利益は11.21億円(同602.9%増)となった。中核事業であるオペレーティング・リース事業では、組成サイドでは、航空機部門並びにコンテナ部門共にレッシーからの引き合いが途絶えることがなく、潜在的な案件数は豊富な状態が続いており、また、販売サイドでは、顧客紹介に係る契約を締結している全国の金融機関や会計事務所並びにコンサルティング会社等と綿密に連携し、全国に広がる投資家にそれぞれのニーズに合致した商品をご案内し成約に至っている。また、為替リスクのない太陽光発電ファンドは投資家のニーズが非常に高く、販売開始から短期間で完売している。
●7575 日本ライフライン
医療機器輸入商社。ペースメーカーなど心臓領域が得意分野、EPカテーテル等を自社生産。11月2日発表17年3月期第2四半期の連結業績は、売上高は202.67億円(前年同期比13.4%増)、営業利益は48.58億(同42.1%増)、経常利益は50.27億円(同47.2%増)、純利益は33.86億円(同42.7%増)となった。リズムディバイスではMRI(磁気共鳴画像)検査に対応した心臓ペースメーカが伸長、自社製品を主に扱うEP/アブレーションでも、心房細動のアブレーション治療の症例数の増加が続いていることから、オンリーワン製品をはじめとする心房細動治療の関連商品が伸長。また、外科関連では、17年1月に新規参入した腹部用ステントグラフトやオンリーワン製品であるオープンステントグラフトが引き続き高い水準で成長した。さらにインターベンションでは、貫通用カテーテルや心房中隔欠損閉鎖器具が堅調に推移。なお、当期の第2四半期には事業領域に関連する主要学会の開催時期が集中しており、販売への影響が予想されたものの、全品目区分で期初の計画値を上回る実績となった。
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こだわりレーティング |
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01月23日(火)分
3659 |
ネクソン |
CS |
Neutral→OP格上げ |
2800円→4000円 |
4751 |
サイバーA |
CS |
OP継続 |
4400円→5300円 |
6425 |
ユニバーサル |
ドイツ |
Buy継続 |
5000円→5700円 |
6465 |
ホシザキ |
三菱UFJMS |
新規Overweight |
12500円 |
6586 |
マキタ |
三菱UFJMS |
新規Overweight |
6100円 |
6594 |
日本電産 |
CS |
OP継続 |
16700円→20000円 |
6869 |
シスメックス |
UBS |
Buy継続 |
9600円→10100円 |
7747 |
アサヒインテック |
UBS |
Buy継続 |
4500円→4700円 |
8905 |
イオンモール |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
2560円→2870円 |
9437 |
NTTドコモ |
野村 |
新規Buy(再開) |
3030円 |
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