 |
|
平成30年01月29日(月)
1月26日現在海外相場 |
NYダウ |
26616ドル |
+223ドル |
ナスダック指数 |
7505P |
+94P |
CME日経先物 |
23725円 |
+95円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
|
本日のこだわり相場感
|
|
◎米国株高と円高
米国株が大幅に上昇し、連日で高値を更新しています。インテルが発表した2017年10〜12月期決算が市場予想を大きく上回ったこと、好決算を発表したスリーエムなどが上昇し、先週末のNYダウは200ドルを超える上昇となっています。佳境に入った決算シーズンの発表内容が良好で、投資家のリスク選好意欲を高める動きとなっています。ロイターによりますと、S&P500種指数を構成する500社のうち、先週末26日までに133社が決算発表を終え、79.7%が市場予想を上回る結果となっています。
日本でも今週から決算発表が本格化します。ピークは1月31日を挟む30日−2月2日がヤマ場となるようで、主な企業としては30日の東京エレクトロン 、31日のコマツ 、2月1日の新日鉄住金や野村ホールディングスなどで、指標銘柄の業況に関心が集まるとの見方です。米国と同様に日本でも企業業績の好調に対する市場からの期待値は高く、その期待に応えられるかどうかが焦点になるとの見方のようです。実際に内容次第では日経平均株価と言う全体指数とされる数値に影響を及ぼすことになるだけに、市場センチメントには大きな影響を及ぼすことになりそうです。
一方で為替市場は円高ドル安の動きで推移しているようで、これが日本企業の収益に少なからず影響を及ぼすのではないかとの見方があるようです。金融緩和政策の正常化を連想させるような日銀の黒田東彦総裁の発言が、影響したようで、26日の海外市場でも1ドル108円台前半まで円高が進んでいます。先週末6日の東京時間では1ドル109円前後でしたから、大幅と言う訳ではないもののじわりと円高に動いています。
株と為替とが一緒に動くのは久しぶりとの見方をする関係者は多くなっているようで、昨年後半以降、円安にならなくても日本株は大きく上昇し、為替離れしたと見られていましたが、直近では円高=株安というこれまでの関係が戻っていると言えます。日経ではこの流れが起きた要因を1つ目は投資家が円高に対して無防備だったことと、2つ目は利益確定売りの材料にされたことだと指摘しています。2つの要因はそれぞれ絡み合っているのかも知れません。利益確定売りの材料にされた動きから、為替を重視していない向きの不意を突いたと言うことになるのかも知れません。
いずれにしても円高が特に日本の主要企業、そして日経平均株価に影響を及ぼす銘柄群が多いだけに、これ以上の円高に振れるようですと、先々の企業業績に対しての不安感が徐々に高まる可能性はありそうです。ただ一方で海外勢を中心に多くの特に機関投資家が日本株の買い場探しを強めているとの見方もあるだけに、円高で相場が押し目を付けるタイミングで下値をすかさず買いに回る動きも想定されるだけに、円高だからと言って一緒に売りに回っていては絶好のチャンスを逃すことになるかも知れません。押し目買いと言うことになりそうです。
●6999 KOA
固定抵抗器で世界首位級。長野中心に国内生産比率70%強と高い。自動車向けに強み。好財務。1月25日に18年3月期第3四半期決算を踏まえ、未公表であった18年3月期通期連結業績予想を公表している。売上高は524.00億円(前期比14.9%増)、営業利益は58.80億(同87.5%増)、経常利益は61.60億円(同85.3%増)、純利益は45.30億円(同76.7%増)を見込む。更に未定だった18年3月期末配当を18円とし、年間配当も前期比4円増配の33円となる予定。尚、1月25日発表で18年3月期第3四半期の連結業績は、売上高は前年同期比17.4%増収、99.9%経常増収となった。自動車向けや日本や中国の産業機器向け、中国の家電向けに売上が増加したこと、為替が円安に振れたことが要因。
●7970 信越ポリマー
信越化学系。半導体ウエハ容器が主力。車載用タッチスイッチ、OA機器用部品、塩ビ建材も。1月25日発表18年3月期第3四半期の連結業績は、売上高は592.90億円(前年同期比7.4%増)、営業利益は53.98億円(同19.6%増)、経常利益は56.41億円(同18.3%増)、純利益は41.54億円(同23.4%増)となった。電子デバイス事業では、自動車関連入力デバイスを中心に順調な出荷が続き、全体として売上げは前年を上回り、大きく利益も伸長。主力の入力デバイスは、自動車電装スイッチの種類や搭載車種の増加により、キースイッチの出荷が伸びて、タッチスイッチも安定的に推移。精密成形品事業では、半導体関連容器の出荷が好調に推移し、全体として売上げは前年を上回り、利益も伸長。半導体関連容器は、半導体業界の旺盛な需要を背景に主力の300mmウエハー用製品だけでなく小口径用製品の出荷も好調に推移し、売上げを順調に伸ばした。住環境・生活資材事業では、主要製品の市場環境が非常に厳しい中、価格改定や効率化に努める一方、新規事業製品の拡販により、全体として売上げは前年を上回り、利益は大幅に伸長。
●3038 神戸物産
冷凍食品など食材販売の『業務スーパー』をFC展開。外食買収で食材供給拡大。輸入材料多い。12月15日発表17年10月通期の連結業績は、売上高は2515.03億円(16年10月期比5.1%増)、営業利益は146.06億(同23.4%増)、経常利益は157.78億円(同80.8%増)、純利益は83.46億円(同83.0%増)となった。業務スーパー事業における店舗では、45店舗の出店、12店舗の退店の結果、純増33店舗で総店舗数は780店舗。神戸クック事業では、日本最大級の大型バイキングチェーンである「神戸クック・ワールドビュッフェ」の総店舗数は全国で16店舗、日常の食卓の代行をコンセプトとし中食と食品物販の融合店である「Green's K」の総店舗数は全国で9店舗、「ビュッフェ」と「セルフクック」を融合させた「Green's K 鉄板ビュッフェ」の総店舗数は全国で2店舗。エコ再生エネルギー事業では、太陽光発電事業において、大阪府の1か所、徳島県の1か所、茨城県の1か所の発電所が稼動したことから、17年10月末現在、北海道で4か所、兵庫県で4か所、福岡県、滋賀県、大阪府、徳島県、茨城県それぞれでで1か所の計13か所で約15.9MWを発電している。
|
|
こだわりレーティング |
|
01月26日(金)分
1963 |
日揮 |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
2200円→3000円 |
2379 |
ディップ |
みずほ |
買い継続 |
3400円→3900円 |
2914 |
JT |
みずほ |
買い継続 |
5280円→5300円 |
3064 |
MonotaRO |
GS |
買い継続 |
3700円→4100円 |
3296 |
日本リート |
野村 |
新規Buy |
39.6万円 |
4004 |
昭和電工 |
メリル |
買い継続 |
5800円→7000円 |
4516 |
日本新薬 |
SMBC日興 |
1継続 |
7800円→9000円 |
4684 |
オービック |
野村 |
Buy継続 |
8500円→10000円 |
4775 |
総合メディカル |
野村 |
Buy継続 |
6400円→7300円 |
6178 |
日本郵政 |
JPモルガン |
Neutral→Overweight格上げ |
1500円→1600円 |
6324 |
ハーモニックドライブ |
GS |
買い継続 |
8100円→8200円 |
6366 |
千代田化工 |
三菱UFJMS |
Neutral→Overweight格上げ |
650円→1200円 |
6407 |
CKD |
GS |
買い継続 |
2900円→3050円 |
6481 |
THK |
GS |
買い継続 |
4800円→4900円 |
6594 |
日本電産 |
大和 |
1継続 |
17000円→22000円 |
6869 |
シスメックス |
野村 |
Buy継続 |
9400円→11000円 |
6954 |
ファナック |
GS |
買い継続 |
33000円→34000円 |
7181 |
かんぽ生命 |
JPモルガン |
Neutral→Overweight格上げ |
3000円→3350円 |
7532 |
ドンキホーテ |
JPモルガン |
Overweight継続 |
6600円→6800円 |
7951 |
ヤマハ |
SMBC日興 |
2→1格上げ |
3600円→6200円 |
8424 |
芙蓉リース |
野村 |
Buy継続 |
8400円→10400円 |
8439 |
東京センチュリー |
野村 |
Buy継続 |
5500円→7080円 |
8586 |
日立キャピタル |
野村 |
Buy継続 |
3300円→3900円 |
9793 |
ダイセキ |
みずほ |
買い継続 |
3700円→4000円 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|