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平成30年02月01日(木)
1月31日現在海外相場 |
NYダウ |
26149ドル |
+72ドル |
ナスダック指数 |
7411P |
+9P |
CME日経先物 |
23245円 |
+155円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎売り一巡感
年明け1月相場も初旬は好調な滑り出しでスタート、その後も戻り高値を更新する動きから26年ぶりの高値を示現するなど、2018年の相場に期待する動きが強まった訳ですが、終わってみれば1月4日の大発会の始値2万3073円に近い、2万3098円と完全に行って来いの展開になってしまった訳です。
特に最終の6日間、連続で下げたことで、日経平均株価の6連敗は昨年11月以来のことだそうです。昨年末の大納会の終値2万2764円まで下げるような動きにはならないでしょうが、それでも一旦調整となれば、昨年12月後半に揉み合った水準であるこの大納会の終値のゾーン辺りまで下値を見る可能性は高いのかも知れません。
ただ、日本株のこの動きも結局米国次第と言うことになります。ここ数日の下げの最大の要因である米金利上昇ですが、30日には米10年債の利回りが2.725%に上昇しています。クレディ・スイス のアナリスト陣は、10年債利回りが3.5%に達すると米国株に圧力が掛かり出すとみているようです。一方、シュローダーは利回りが3%以下にとどまれば株価バリュエーションは「持続可能」だとしています。
米国の金利を支えているのは力強い経済成長、連邦準備制度理事会(FRB)の資産縮小と利上げ計画、拡大する財政赤字の穴埋めに財務省が今年は国債発行を増やすとの予想となっています。スタイフェルのアナリストらは、10年債利回りが1-3月期に3%を突破するとみており、S&P500種は向こう数カ月で5%下落すると予測しています。また、キャピタル・エコノミクスは今年後半の株式相場の減速を見込んでいるようです。
米国株自体も米金利次第と言う側面があるだけに安易に予想をするのも難しいのですが、それでも金利が上昇傾向にある事は確かなようです。米経済が好調であるだけに、金利は自ずと上がる訳で、適度な低金利と好調な景気と言う「適温相場」が何時まで続くのかと言うことで、その辺りを見極める動きが目先続くのかも知れません。日経平均株価は売り一巡感がでれば自律反発の動きが強まることになりそうで、2万3000円台を維持できるのかどうかと言うことになりそうです。
●4921 ファンケル
通販主力の無添加化粧品メーカー。サプリや健康食品も展開。海外は中国、香港、北米が中心。16年4月27日に公表した18年3月通期の連結業績を18年1月30日に上方修正している。売上高は前回発表の1050.00億円から今回1075.00億円(増減率2.4%増)(前期比11.6%増)、営業利益は前回60.00億円から今回77.00億円(同28.3%増)(同243.1%増)、経常利益は前回61.00億円から今回78.50億円(同28.7%増)(同229.1%増)、純利益は前回40.00億円から今回54.00億円(同35.0%増)(同4.9%増)としている。売上高は、ファンケル化粧品やアテニアが好調なことに加え、インバウンド需要が想定を上回って推移。各利益についても、第4四半期に来期を見据え追加的に広告投資を実施するものの、増収効果により前回予想を上回る見通し。
●6440 JUKI
アパレル向け工業用ミシン世界1位。アジアで強い。家庭用3位。表面実装機が第2の柱。17年8月3日に公表した17年12月通期の連結業績を18年1月30日に上方修正している。売上高は前回発表の1010.00億円から今回1035.00億円(増減率2.5%増)(16年12月期比5.9%増)、営業利益は前回60.00億円から今回80.00億円(同33.3%増)(同72.0%増)、経常利益は前回55.00億円から今回77.00億円(同40.0%増)(同154.7%増)、純利益は前回35.00億円から今回55.00億円(同57.1%増)(同192.0%増)としている。中国市場における産業装置の需要拡大や縫製機器のハイエンド分野での拡大、および内需を中心とした受託加工等グループ事業の需要拡大により売上高が増加したこと、加えて、前回業績予想公表時の想定為替レート(1米ドル=105円)に比べて円安基調で推移した事が要因となる。
●6754 アンリツ
通信系計測器の有力企業。携帯電話や基地局に強い。海外でも高シェア。食品向け産業機械も。1月30日発表18年3月期第3四半期の連結業績は、売上収益は622.58億円(前年同期比0.0%増)、営業利益は26.66億(同59.8%増)、税引前利益は26.38億円(同117.2%増)、四半期利益は14.64億円(同109.8%増)となった。計測事業では光デジタル関連計測器の需要は堅調であったものの、モバイル市場においては、LTEと5Gの端境期であり、顧客の投資姿勢に一段と厳しさがみられる。一方、LTEAdvancedPro(Gigabit LTE)関連のR&D市場では、CA(Carrier Aggregation)の高度化などの分野で顧客の研究開発投資が増加している。PQA事業では食品・医薬品に対する安全・安心志向の高まりや、人手不足を背景とした検査工程を自動化する動きが加速しており、国内・海外市場ともにX線を応用した自動検査機の需要が拡大している。
●6794 フォスター電機
音響・車載用スピーカー部品・製品の専業メーカー。海外生産が100%で生産体制を増強中。17年4月28日に公表した18年3月通期の連結業績を18年1月30日に上方修正している。売上高は前回発表の1600.00億円から今回1900.00億円(増減率18.8%増)(前期比18.1%増)、営業利益は前回60.00億円から今回95.00億円(同58.3%増)(同220.6%増)、経常利益は前回60.00億円から今回95.00億円(同58.3%増)(同214.9%増)、純利益は前回30.00億円から今回65.00億円(同116.7%増)(同497.4%増)としている。
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こだわりレーティング |
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01月31日(水)分
2127 |
日本M&A |
CLSA |
OP→BUY格上げ |
6350円→7600円 |
3002 |
グンゼ |
みずほ |
買い継続 |
5800円→7600円 |
4307 |
NRI |
野村 |
Buy継続 |
5400円→6200円 |
6103 |
オークマ |
GS |
買い継続 |
8500円→8700円 |
6113 |
アマダ |
GS |
買い継続 |
1850円→1900円 |
6395 |
タダノ |
みずほ |
買い継続 |
1600円→2500円 |
6471 |
日本精工 |
GS |
買い継続 |
2000円→2100円 |
6472 |
NTN |
GS |
買い継続 |
640円→650円 |
6504 |
富士電機 |
野村 |
Buy継続 |
890円→1000円 |
6506 |
安川電機 |
野村 |
Buy継続 |
4500円→7000円 |
6794 |
フォスター電機 |
野村 |
Buy継続 |
3150円→3500円 |
8035 |
東京エレクトロン |
UBS |
Buy継続 |
26000円→28000円 |
9064 |
ヤマトHD |
野村 |
Buy継続 |
2800円→3000円 |
9766 |
コナミ |
ジェフリーズ |
Buy継続 |
6050円→7160円 |
9962 |
ミスミG |
野村 |
Buy継続 |
3500円→3900円 |
9962 |
ミスミG |
GS |
買い継続 |
3700円→3850円 |
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