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平成30年02月06日(火)
2月5日現在海外相場 |
NYダウ |
24345ドル |
−1175ドル |
ナスダック指数 |
6967P |
−273P |
CME日経先物 |
21470円 |
−1180円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎NYダウ一時1500ドル超の下げ
週明けの日本株は大幅下落で、日経平均株価も592円安、2.5%程度の下げ幅となりました。下げ幅は米大統領選でトランプ氏が優勢との見方が強まった2016年11月9日以来、約1年3カ月ぶりの大きさとなったとのことですが、そう多くはないものの数年の何度かは、このような大幅な下げがあるものです。
世界の情勢は刻一刻と動いている訳ですから、その中で何が起こるのか誰も分からないと言うことになります。今回の大幅な下げは米国金利の上昇で米国株が大幅な下落に見舞われた事が最大の要因ですから、ある意味で理由がはっきりしているだけに、何処までも下げると言った不安はないのかも知れません。
そうは言っても下げ幅を拡大すると投資家心理としてはどうしても冷え込んでしまいます。投資家心理とは厄介なもので、相場の方向性を短期的ではあるものの、大きな相場の変動要因であることに違いありません。その時々の相場の地合いの変化で投資家心理は冷え込んだり熱くなったりする訳で、その場その場の材料でこの投資家心理は変動することになります。
その投資家心理を横に置いて論じると、この米国発の金利上昇、米国株下げはあくまでもこれまでの米国株の大幅な上昇のスピード調整に過ぎないと見て良いのではないかと思われます。金利が上昇すると企業業績に影響を及ぼす訳ですから、その意味ではマイナス要因であるものの、金利上昇を裏返して言いますと、好調な経済が存在していると言えます。
日本もそうですが、米国は特に好調な経済を続けており、企業業績も直近での決算発表でも好調さが明確に示唆されている訳です。その金利上昇を左右する金融当局、米国ですとFRBの金融政策が大きな影響力を持つ訳です。そのFRBもインフレを抑制したい為に金利を引き上げ気味に誘導する訳ですが、それにより経済が減速するとなると、FRBとしても本末転倒と言うことになってしまう訳です。
その意味では年内3回の利上げを、経済の好調から4回や5回に引き上げる懸念が強まっているとの思惑も、結局はインフレ動向と米経済の先行きを睨んでと言うことになる訳です。FRBもそのさじ加減が難しい訳で、今後発表される米経済指標の数字を見てと言うことになりそうです。この金利動向はストレートに米国株に影響を及ぼし、そして日本株に影響すると言うことになる訳で、結局は米国の動向を睨んでと言うことになる訳です。
ただ、そんな調整局面でも全て個別銘柄が全体相場に影響されると言う訳ではなく、個別に材料が出た銘柄には素直に株価は反応するものです。例えばソニーなどもその良い例かも知れません。18年3月期の連結税引き前利益を従来予想の6000億円から6900億円に15.0%上方修正しています。今期業績の上方修正は昨年10月に続き、2回目となり、これが全体相場の下げ局面でも1%以上の上昇となったようです。と言うことで本日も米国株が前週末以上の大幅な下げ、NYダウが一時1500ドルを超える下げですから(終値では戻していますが)、売りから入る相場になりそうで、取り敢えず下値落ち着きどころを模索する展開になりそうです。
●3687 フィックスターズ
マルチコアプロセッサーの性能を向上させるソフト開発が主。関連ハードウエア販売に注力中。同社はマルチコア向けソフトウェア高速技術と、ストレージ(データやプログラムを記憶する装置)向け入出力高速化技術を、最新のマルチコア製品へ適用しサポートすることにより、顧客の製品やシステム性能の向上を実現している。2月2日発表18年9月期第1四半期の連結業績は、売上高は11.56億円(前年同期比12.0%増)、営業利益は2.54億円(同104.6%増)、経常利益は2.55億円(同149.9%増)、純利益は1.79億円(同151.2%増)となった。主力のソフトウェア・サービス事業では、マルチコア向けソフトウェア開発サービスにおいて、自動運転関連を対象としたアルゴリズム開発や高速化案件、医療機器やFA機器向けの組込みソフトウェア案件及び金融分野やディープラーニングを対象とした高速化案件等を中心に継続的に受注している。
●2884 ヨシムラ・フード・ホールディングス
複数の中小食品企業をM&Aし相互補完。傘下に食品卸、中華、冷食、清酒、水産加工、製麺など。1月15日発表18年2月期第3四半期の連結業績は、売上高は150.18億円(前年同期比29.4%増)、営業利益は4.86億(同20.8%増)、経常利益は5.34億円(同26.3%増)、純利益は4.29億円(同63.2%増)となった。製造事業では、積極的な設備投資および「中小企業支援プラットフォーム」の各機能による支援により、新商品の開発や販路の拡大等の取り組みをおこなった。また、第3四半期において、M&Aにより水産加工業をおこなっているヤマニ野口水産をグループ化するなど、規模の拡大を図った。その結果、グループ企業増加による規模の拡大やプラットフォーム施策の取り組みが奏功した。販売事業では、「中小企業支援プラットフォーム」による情報網等を活用し、既存取引先への販売強化および企画提案力の向上に注力。その結果、主要得意先への販売が好調に推移した。
●5742 エヌアイシ・オートテック
生産設備用構造材『アルファフレーム』、クリーンルーム・FA装置、商事が3本柱。富山が基盤。17年5月12日に公表した18年3月通期の連結業績を18年2月2日に上方修正している。売上高は前回発表の83.48億円から今回91.42億円(増減率9.5%増)(前期比13.0%増)、営業利益は前回8.49億円から今回9.50億円(同11.9%増)(同14.1%増)、経常利益は前回8.49億円から今回9.48億円(同11.7%増)(同13.8%増)、純利益は前回5.61億円から今回6.29億円(同12.1%増)(同14.1%増)としている。各セグメントの売上高が順調に推移し、前回公表した連結売上高を上回る見通し。また、売上高の伸長に伴い各利益も増加し、増益となる見込み。通期の連結業績予想数は、連結決算となってから2期連続で増収増益となり、最高益を更新する見通し。尚、18年3月期末配当を17年12月14日に期末配当予想として20円になる予定として公表していたが、連結業績予想の修正により1円増配し、21円を予定。これにより、18年3月期の年間配当予想を37円となり、7円の増配となる予定。
●6471 日本精工
ベアリング国内最大手。自動車部品や直動案内機器も。電動パワステ拡大中。アジア展開進む。2月2日発表18年3月期第3四半期の連結業績は、売上高は7576.69億円(前年同期比8.6%増)、営業利益は706.81億(同57.0%増)、税引前利益は704.41億円(同60.0%増)、四半期利益は480.84億円(同58.8%増)となった。産業機械事業では国内で、工作機械向けや電機向けを中心に増収となった。米州は半導体製造装置向けの売上高が増加。欧州は、工作機械向けやアフターマーケット向けを中心に増収。中国では、電機向け及びアフターマーケット向けが堅調に推移し売上高が増加。その他アジアにおいては、半導体製造装置向けを中心に需要の回復がみられ増収なった。自動車事業は緩やかな拡大が続き、日本では、トランスミッション向けを中心に売上高が増加。米州は米国市場の減速に伴い減収。欧州は堅調な自動車販売を受け増収。中国では、販売構成の影響もあり売上高は微増に留まった。その他アジアにおいては、インドを中心に売上高が増加。
●6804 ホシデン
コネクター、スイッチ、マイク部品等情報通信部品大手。ゲーム機組み立ても。任天堂比率5割。2月2日発表18年3月期第3四半期の連結業績は、売上高は2342.99億円(前年同期比149.6%増)、営業利益は106.43億(同1878.2%増)、経常利益は113.95億円(同584.2%増)、純利益は99.61億円(同469.6%増)となった。アミューズメント関連向けが大きく伸び、自動車関連向け、移動体通信関連向けも好調に推移した。機構部品では、アミューズメント関連向け、移動体通信関連向け、自動車関連向けが増加。音響部品では、アミューズメント関連向け、自動車関連向けが増加。複合部品その他では、健康機器関連向けが増加。
●7717 ブイ・テクノロジー
液晶ディスプレー、有機ELディスプレー等の製造・検査関連装置が主力。ファブレスメーカー。11月10日発表18年3月期第2四半期の連結業績は、売上高は232.44億円(前年同期比23.6%増)、営業利益は35.48億(同45.5%増)、経常利益は35.11億円(同66.6%増)、純利益は20.53億円(同88.8%増)となった。フラットパネルディスプレイ(FPD)の製造装置市場において、ディスプレイの大型化及び高精細化、有機ELディスプレイ(OLED)の生産能力強化等を背景とした設備投資がなされた。このような環境の中、当社グループは中国、日本、台湾、韓国といった国内外のパネルメーカーに拡販活動を行っ。当第2四半期の受注金額は、主に中国及び台湾向けの検査関連装置、中国向けの露光装置並びに関連消耗品及びメンテナンス等の受注により、485億円(前年同期は341億円)となった。なお、受注残高は977億円(前年同期は580億円)となった。
●9928 ミロク情報サービス
会計事務所向け会計ソフト、中堅・中小企業向け統合業務ソフトの開発・販売、コンサルを展開。2月2日発表18年3月期第3四半期の連結業績は、売上高は211.08億円(前年同期比7.3%増)、営業利益は39.19億(同22.9%増)、経常利益は38.76億円(同21.3%増)、純利益は24.51億円(同17.9%増)となった。17年11月に、顧客基盤の拡大と新たな価値創出を目的に、株式会社新生銀行と資本業務提携を締結。FinTech分野のイノベーション促進に向けた規制整備等が進められる中、グループが競争優位性の高いFinTech分野のサービスを拡充するためには金融機関との連携が不可欠で、本資本業務提携を通して、グループのERP製品及びクラウドサービスと金融機関との連携による新たなサービス提供を推進し、全国の会計事務所及び金融機関と共に、地域の中小企業の事業承継支援をはじめ、その発展に資する総合的な経営支援サービスの提供を推進。
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こだわりレーティング |
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02月05日(月)分
2810 |
ハウス食品 |
みずほ |
買い継続 |
4300円→4550円 |
3626 |
TIS |
野村 |
Buy継続 |
4500円→5000円 |
4042 |
東ソー |
野村 |
Buy継続 |
2900円→3100円 |
4183 |
三井化学 |
野村 |
Buy継続 |
4000円→4100円 |
4208 |
宇部興産 |
野村 |
Neutral→Buy格上げ |
3500円→4010円 |
4502 |
武田薬品 |
ドイツ |
Buy継続 |
6850円→7400円 |
4626 |
太陽HD |
野村 |
Buy継続 |
6250円→6400円 |
4689 |
ヤフー |
GS |
買い継続 |
640円→660円 |
4708 |
りらいあ |
野村 |
Buy継続 |
1440円→1490円 |
4768 |
大塚商会 |
大和 |
1継続 |
10400円→11600円 |
4911 |
資生堂 |
GS |
買い継続 |
6200円→7250円 |
4922 |
コーセー |
GS |
新規買い(CL新規採用) |
25000円 |
6503 |
三菱電機 |
UBS |
Buy継続 |
2070円→2250円 |
6503 |
三菱電機 |
野村 |
Buy継続 |
2300円→2500円 |
6758 |
ソニー |
UBS |
Buy継続 |
5600円→6100円 |
6758 |
ソニー |
野村 |
Buy継続 |
6300円→7200円 |
6849 |
日本光電 |
モルガンS |
Overweight継続 |
3000円→3200円 |
6902 |
デンソー |
野村 |
Buy継続 |
7400円→7900円 |
6902 |
デンソー |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
7300円→7700円 |
6963 |
ローム |
野村 |
Buy継続 |
13000円→14000円 |
7259 |
アイシン精機 |
野村 |
Buy継続 |
7100円→7600円 |
7259 |
アイシン精機 |
GS |
買い継続 |
7200円→7300円 |
7267 |
ホンダ |
GS |
買い継続 |
3800円→4300円 |
8001 |
伊藤忠商事 |
野村 |
Buy継続 |
2370円→2830円 |
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