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平成30年02月07日(水)
2月6日現在海外相場 |
NYダウ |
24912ドル |
+567ドル |
ナスダック指数 |
7115P |
+148P |
CME日経先物 |
22225円 |
+715円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎落ち着きどころを探る
大幅下落で始まった週明けの米国株ですが、日本を始め、アジア、そして欧州にも波及したようで、世界を一周して、世界同時株安の様相を呈した訳ですが、翌6日の米国株は午前中こそ大幅に下落し、NYダウも567ドル安と大幅に続落して始まりましたが、その後売られ過ぎ感が台頭し、逆に500ドルを超す上昇と、上下1000ドル程度の荒っぽい展開となっています。
ちなみに、投資家心理を測る指標とされる米国株の変動性指数(VIX)は6日朝、前日比35%上昇し50を超えています。激しい値動きが続くことへの警戒感は根強い訳ですが、その一方で、市場では米景気は強く、前日までの下げで株価の割高感が和らいだ格好で、改めて米国経済や、企業業績の好調を改めて好感する動きと言う見方も出て来ているようです。
米国内ではインフレ加速でFRBが利上げを急ぐのではないかと言った懸念が出た訳で、それが今回の米国株急落の最大の要因であり、今後の金融政策の動向を気にする展開になると言えます。ただ今年は11月に中間選挙もありますし、政権サイドからの圧力を考えた場合には、米経済に影響を及ぼす利上げを強硬するには無理があると言うことになります。政府と独立した組織と言えども、あるい程度忖度せざるを得ないと言うことで、株価がこれ以上下げるような無理な金利の上昇は抑えめにすると言う見方もあるようです。
実際に米セントルイス連銀のブラード総裁が講演で、平均賃金の上昇によるインフレ加速に否定的な考えを示しています。1月の米雇用統計で平均時給が前年同月比2.9%と市場予想を大幅に上回り、市場でインフレ加速の思惑を招いた訳ですが、米長期金利がおよそ4年ぶりの水準に上げ、株式相場を支えてきた低金利環境が崩れるとの警戒感から米株相場は大幅に下落するような動きに対して、ブラード氏はこうした市場の見方に疑問符を付けています。金融政策については景気を過熱も冷やしもしない中立金利が下がっているとの見方から「現在の政策金利は過去よりも中立に近い」との考えを示しています。尤も彼はどちらかと言えば、金融引き締めに慎重な「ハト派」で、かねて追加利上げに慎重な姿勢を示してきた人ですから、影響力はそれほど大きくはないですが、それでも、FRBの金融政策の一旦を垣間見ると言うことになるのかも知れません。
と言うことで波乱の相場を受けた日本株ですが、シカゴCME日経先物は2万2000円台に乗せています。昨日の大証比では500円以上上げていますが、何せ波乱の相場ですから、安心できる動きでもないことも確かです。日本株も同様に上下値動きの激しい展開になりそうです。日経平均株価の200日移動平均線である2万954円に接近する(6日の安値2万1078円)水準で下げ止まった感じですから、目先の下値が見えたのかなと言う感じです。尤も米国市場の動向に安定感がないだけに手放しで楽観視する訳でもなく、当面は落ち着きどころを探る展開になりそうです。
●3179 シュッピン
カメラを軸に専門性高い商材の中古品や新品をネットと店舗で販売。会長はソフマップ創業者。17年5月8日に公表した18年3月通期の連結業績を18年2月5日に上方修正している。売上高は前回発表の284.29億円から今回307.70億円(増減率8.2%増)(前期比23.1%増)、営業利益は前回14.02億円から今回15.23億円(同8.6%増)(同38.8%増)、経常利益は前回13.87億円から今回15.10億円(同8.9%増)(同40.0%増)、純利益は前回9.50億円から今回10.44億円(同9.9%増)(同40.9%増)としている。12月商戦を含む第3四半期も引き続き好調に推移した結果、売上高、営業利益、経常利益ともに当初の業績予想を上回る見通し。
●3857 ラック
情報セキュリティ技術に強い。14年KDDIと資本提携、戦略立案の人材も招聘し関係一段強化。2月5日発表18年3月期第3四半期の連結業績は、売上高は267.86億円(前年同期比2.9%増)、営業利益は7.55億(同40.5%減)、経常利益は8.11億円(同36.0%減)、純利益は4.21億円(同41.1%減)となった。コンサルティングや診断など主力のセキュリティサービスは、常駐型サービスへの対応など、高品質、高信頼のセキュリティ対策への需要を確実に取り込んだ。開発サービスは、当期から開始した過去最高水準の受注額となる政府系金融業向け大型SI案件で、マネジメントレベルでのパートナーシップの構築を含めたプロジェクト推進体制を確立、基本設計工程を終え、開発設計工程へと進捗。セキュリティ市場に対し、事業拡大と業務効率改善に向けセキュリティ監視センター「JSOCR」の全面リニューアルを行い、米国アカマイ社との戦略的パートナーシップを活用したクラウド対応や、大手製造業向けのセキュリティ運用監視サービス開発など、戦略投資を実施。
●5480 日本冶金工業
ステンレス専業大手。ニッケル精錬から圧延まで一貫生産。高耐食・高耐熱など高機能材に注力。17年10月31日に公表した18年3月通期の連結業績を18年2月5日に上方修正している。売上高は前回発表の1150.00億円から今回1180.00億円(増減率2.6%増)(前期比4.5%増)、営業利益は前回33.00億円から今回41.00億円(同24.2%増)(同5.8%減)、経常利益は前回23.00億円から今回31.00億円(同34.8%増)(同8.8%減)、純利益は前回12.00億円から今回37.00億円(同208.3%増)(同57.5%増)としている。ステンレス特殊鋼業界は、国内景気の穏やかな回復継続を受けた堅調な需要により市中在庫にはタイト感が見られ、高水準の国内生産が続いた。
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こだわりレーティング |
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02月06日(火)分
2327 |
NSSOL |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
3250円→3550円 |
3231 |
野村不動産HD |
三菱UFJMS |
Buy継続 |
3270円→3480円 |
3564 |
LIXILビバ |
野村 |
Buy継続 |
2300円→2500円 |
4507 |
塩野義製薬 |
GS |
買い継続 |
7650円→7900円 |
4528 |
小野薬品工業 |
メリル |
買い継続 |
3100円→3200円 |
4792 |
山田コンサル |
大和 |
1継続 |
4500円→4600円 |
5929 |
三和HD |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
1580円→1830円 |
6301 |
コマツ |
メリル |
買い継続 |
5000円→5200円 |
6752 |
パナソニック |
野村 |
Buy継続 |
2100円→2200円 |
6758 |
ソニー |
メリル |
買い継続 |
6200円→6600円 |
6849 |
日本光電 |
みずほ |
買い継続 |
2900円→3300円 |
6965 |
浜松ホトニクス |
野村 |
Buy継続 |
5000円→5500円 |
6981 |
村田製作所 |
JPモルガン |
Overweight継続 |
20000円→20800円 |
6981 |
村田製作所 |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
18000円→18500円 |
7269 |
スズキ |
GS |
買い継続 |
6700円→7000円 |
7606 |
Uアローズ |
UBS |
Buy継続 |
5000円→5400円 |
8001 |
伊藤忠商事 |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
2200円→2400円 |
8058 |
三菱商事 |
野村 |
Buy継続 |
3600円→4000円 |
8058 |
三菱商事 |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
3100円→3400円 |
8273 |
イズミ |
SMBC日興 |
1継続 |
7000円→8000円 |
8282 |
ケーズHD |
野村 |
Buy継続 |
3000円→3400円 |
8628 |
松井証券 |
ドイツ |
Hold→Buy格上げ |
900円→1200円 |
8804 |
東京建物 |
野村 |
Buy継続 |
1980円→2120円 |
8804 |
東京建物 |
GS |
買い継続 |
1740円→1800円 |
9513 |
Jパワー |
野村 |
Buy継続 |
3780円→4050円 |
9928 |
ミロク情報サービス |
大和 |
1継続 |
4700円→4800円 |
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