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平成30年02月14日(水)
2月13日現在海外相場 |
NYダウ |
24640ドル |
+39ドル |
ナスダック指数 |
7013P |
+31P |
CME日経先物 |
21205円 |
+35円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎まだまだ不安定
米国株はここに来て、漸く落ち着いた動きとなっていますが、一方で日本株にとっては変動要因の最大の材料となる為替市場で動きが出て来ているようです。13日の欧米為替市場では縁が他の通貨に対して買われる動きとなり、ドル円相場に関しては1ドル107円台半ばまでの2017年9月8日以来およそ5カ月ぶりの円高・ドル安水準を付けています。
特段材料が無い中での円高の動きですが、どちらかと言えば株安に対する警戒感から、投資家が運用リスクを取りにくくなるとの見方が強まっており、安全資産である円を買う動きが優勢となったとの見方です。米長期金利が低下し、日米金利差の縮小が意識されていることも、円買い・ドル売りを促したとの解説もあるのですが、これまでの米金利上昇でのい円高ドル安に対して整合性が取れないと言うことになります。
と言うことで日経平均株価はこの円高の動きを受けて売りが優勢になりそうです。実際に昨日の大証終値で比べても、13日の夜間取引で100円程度安、シカゴCME日経先物でも一時2万1000円台を割り込む動きとなっています。ただ、一方的に日経平均先物が売り込まれると言う動きでもないようで、米国株と米金利動向を睨んで、円相場がどこで高止まるのかを見極めたいと言うムードが強いようです。
日経平均株価の13日の動きを見る限りでは、明らかに円高が相場の重石になった訳で、午後に入り2万1500円を割り込んで2万1200円程度まで急落となった訳です。正に下値踏ん張っていたのに、円高が相場の腰を折った感じでの下げで、米国株の波乱の続き、為替相場でも日本株に試練を与えているようです。目下韓国での冬季オリンピックが開催真っ最中ですから、メディアもこの報道が中心で、相場の下げには関心はないようです。
為替市場もそうですが、米国株も依然として変動率、所謂ボラティリティーはまだ高い訳で、直近で安定したからと言って、まだまだ不安定だと考えていた方が良いのかも知れません。13日のNYダウは午後に掛けて戻しはしましたが、いつ何時、下振れするような展開になるか分からないと想定しておいた方が良いのかも知れません。
●1429 日本アクア
硬質ウレタンフォームを使った住宅・建築物断熱材の施工販売、エコ注文住宅の桧家グループ。2月8日発表17年12月期通期の業績は、売上高は180.52億円(16年12月期比15.7%増)、営業利益は13.13億(同6.4%減)、経常利益は14.19億円(同1.1%増)、純利益は9.41億円(同3.9%減)となった。戸建住宅部門では、平成32年度の省エネ基準義務化、及び平成32年までに新築戸建住宅において半数をZEH(ゼロエネルギー住宅)対応にするという政府目標が追い風となり、売上高は前年比で6.0%増加。建築物部門においては、以前に発生した原料不具合による影響が終結し、東京オリンピックに向けた需要の高まりもあり、受注状況は大幅に改善している。しかし、当事業年度中の着工開始及び売上への転化は限定的であったことから前年同期比で4.4%増加にとどまった。その他の部門では、インターネットサイトを利用した募集により新規認定施工店が増加した影響から、機械販売が大幅に増加、また、原料販売においても全国のウレタン施工業者との協力体制の構築という取組みが奏功したことで、売上高は前期比で79.9%の増加となった。
●3798 ULSグループ
ITシステムのコンサル、設計、構築担う。流通、製造、情報サービス向けに強み。SI企業と合併。17年5月12日に公表した18年3月通期の連結業績を18年2月9日に上方修正している。売上高は前回発表の46.00億円から今回51.00億円(増減率10.9%増)(前期比9.0%増)、営業利益は前回6.50億円から今回9.00億円(同38.5%増)(同6.8%増)、経常利益は前回6.50億円から今回9.00億円(同38.5%増)(同6.6%増)、純利益は前回4.00億円から今回5.70億円(同42.5%増)(同5.6%増)としている。売上高については、金融、製造、サービス業を中心とする既存顧客のIT投資の拡大により、前回発表時の想定を超えて受注が堅調に推移。一方、損益面については、期中不採算案件が一部発生したものの、想定を超えた売上高の拡大に加え、効率的なグループ事業運営の徹底により、営業利益、経常利益はそれぞれ前回予想を上回った。
●4820 イーエムシステムズ
調剤薬局向けシステム開発、販売、メンテの大手、国内シェア3割と首位。医科システムを拡大。2月9日発表18年3月期第3四半期の連結業績は、売上高は104.48億円(前年同期比6.2%増)、営業利益は23.15億(同30.6%増)、経常利益は27.85億円(同27.2%増)、純利益は18.61億円(同29.6%増)となった。17年から介護事業者向けシステム事業へ本格的に参入し、17年3月に医療介護連携ソリューション「ひろがるケアネット」のリリースに続いて、8月に「つながるケアNEXT」(居宅介護支援事業者・ケアマネージャー向け)機能をリリースした。クリニック向け、薬局向け、介護サービス事業者向けのシステム間で三位一体のネットワークを結ぶことで、医療と介護のシームレスな情報連携が行える環境を提供。加えて、今まで以上に国民や医療業界に貢献できる商品やサービスの開発、提供を可能にするため、AIを活用することを検討。商品化への推進力を得るために、17年12月に株式会社情報医療へ出資を行った。出資することで持続的な関係維持強化を図り、株式会社情報医療がもつさまざまな医療にまつわる技術と、当社がもつ技術や知見を融合することで、更なる製品付加価値の創出へ取り組む。
●7716 ナカニシ
歯科製品で世界首位級。欧州、北米で成長。高速回転技術活用し工業用製品兼営。海外比重大。2月9日発表17年12月通期の連結業績は、売上高は343.41億円(17年12月期比7.9%増)、営業利益は94.67億(同11.9%増)、経常利益は103.66億円(同35.6%増)、純利益は73.41億円(同38.6%増)となった。主要事業である歯科製品関連事業が堅調に推移し、売上高は、増収。営業利益は、人件費及び新本社R&Dセンター関連費用等の固定費が増加したものの増益となり、過去最高益となった。経常利益及び当期純利益については、為替差益を計上したこと等により増益となった。
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こだわりレーティング |
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02月13日(火)分
1332 |
日本水産 |
みずほ |
買い継続 |
950円→1000円 |
2206 |
グリコ |
JPモルガン |
Neutral→Overweight格上げ |
5700円→6200円 |
3048 |
ビックカメラ |
SMBC日興 |
1継続 |
1800円→1900円 |
3402 |
東レ |
野村 |
Neutral→Buy格上げ |
1100円→1190円 |
3659 |
ネクソン |
ドイツ |
Buy継続 |
3800円→4100円 |
4528 |
小野薬品工業 |
三菱UFJMS |
Neutral→Overweight格上げ |
2500円→3300円 |
4849 |
エンジャパン |
大和 |
1継続 |
5200円→6000円 |
4911 |
資生堂 |
大和 |
1継続 |
6090円→6280円 |
4922 |
コーセー |
JPモルガン |
Overweight継続 |
21000円→22000円 |
4966 |
上村工業 |
野村 |
Buy継続 |
9300円→9500円 |
5706 |
三井金属鉱業 |
野村 |
Buy継続 |
8300円→7350円 |
6324 |
ハーモニックドライブ |
GS |
買い継続 |
8200円→8300円 |
6861 |
キーエンス |
野村 |
Buy継続 |
77000円→80000円 |
6963 |
ローム |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
13000円→13500円 |
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