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平成30年02月19日(月)
2月16日現在海外相場 |
NYダウ |
25219ドル |
+19ドル |
ナスダック指数 |
7239P |
−16P |
CME日経先物 |
21875円 |
+135円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎円高の動きを警戒も・・
一時円相場は1ドル106円台を割り込む動きとなりましたが、NY市場の終値は106円30銭前後となっています。先週末16日の東京市場で、円は一時1年3カ月ぶりの円高水準となる105円台半ばに上昇しており、むしろNY市場で、円売り・ドル買いが強まった格好です。良好な米経済指標が円安・ドル高につながったようで、米国市場で発表されました経済指標が総じて好調で米景気に対する楽観的な見方が円売り・ドル買いを支えた格好です。
ただ、かと言ってドルが買われ、円が売られると言う流れにはなり辛い状況のようで、日米の金利差を意識した動きは限られたようです。米長期金利の指標となる10年物国債利回りが一時前日比0.07%低下する場面があるなど日米金利差が縮小するとの観測が円買いを誘っています。為替市場を取り巻く環境としては、一時のリスク回避からの円買いの動きは後退したのですが、金利差と言う見方ではまだまだ、ドル売り圧力は強いようです。
この円高の動きを受けた日本株も下値を固めようと必死の動きとなっています。日経平均株価については200日移動平均線である2万1000円どころが下値サポート的な感じになっているようで、円高の中でも午後に掛けて高値圏を維持した動きになっています。足元では米株復調を受けた買い戻しのパワーが円高不安に勝っていると言えそうです。円相場が持ち合いゾーンである108円から114円台を下抜け、大きなトレンドとしては円高方向である中で、輸出企業の業績の伸びを抑えるのではないかと言う懸念をどこまで抑制する事が出来るのかと言う点が今後の注目点となりそうです。
実際の懸念としては足元の円相場が昨年12月調査の日銀短観における大企業・製造業の今年度下期の想定レートである109円66銭を上回る円高となっていることや、大和証券がまとめる来年度業績を対象とした「リビジョン・インデックス」(アナリストによる業績予想の上方修正の割合から下方修正の割合を引いた値)が低下傾向にあることなどから、来年度の企業業績が伸び悩む可能性が高まっていることは確かなようですから、目先発表された企業決算内容が良いからと言って過度の楽観は出来ない状況である事は確かなようです。
ただ、それでも為替がこれ以上の円高にならないと言う前提に立てば、前述の通り、日本株の下値は固いと言うことになりそうです。相場の変動率拡大に伴う投資家のパニック的な売りは収まってきており、世界的な好景気や企業業績の拡大を背景に、再び株式に資金が向かい始めるとの見方は根強いようです。タイミング的には主要上場企業の決算発表直後ということもあり、証券会社のアナリストが決算発表の内容を分析した上で個別銘柄の投資評価や目標株価を変え始める時期だそうです。全体が勢いよく上昇する展開を読みにくい流れですから、どうしても個別株を選別する動きになりそうです。
●2362 夢真ホールディングス
施工図作図が祖業、大量採用による建設現場の若年層施工管理技術者派遣が主力。技術者派遣も。2月8日発表18年9月期第1四半期の連結業績は、売上高は94.11億円(前年同期比34.5%増)、営業利益は12.32億(同90.8%増)、経常利益は12.04億円(同66.3%増)、純利益は9.57億円(同124.5%増)となった。技術者派遣業界は、日本全体として労働人口が減少しており、多くの業界が人材不足に陥っているため、需要は活況となった。特に、高齢化及び若手不足が顕著な「建設業界」、そして、技術革新が著しい「IT業界」の人材不足は深刻な状況。そのため、建設業界及びIT業界に対し「高付加価値の人材」を供給するべく、人材の確保及び育成に注力してきた。技術者の増員に起因した建築技術者派遣及びエンジニア派遣事業が伸張、又、建築技術者派遣事業では派遣単価が上昇したことに加え、採用費をはじめとしたコストのコントロールを徹底したことで、増収増益となった。
●6093 エスクロー・エージェント・ジャパン
金融機関からのBPO(業務受託)と不動産関連業務のエスクロー(第三者寄託)が両輪。1月26日発表18年2月期第3四半期の連結業績は、売上高は22.82億円(前年同期比12.0%増)、営業利益は6.13億(同7.2%増)、経常利益は6.31億円(同8.9%増)、純利益は4.72億円(同28.0%増)となった。当第3四半期においては、引き続き「1.BPOサービス分野の拡張」「2.新たなサービスの開発」「3.新規取引先の拡大」を重点施策として取り組んでおり、相続手続き代行サービスの販路拡大及び不動産情報の透明性確保、不動産取引の瑕疵や権利に関する手続きの安全性向上を目指した不動産オークション事業の推進を基軸とする事業活動を展開するとともに、オペレーションセンターを開設し、業務フローの効率化によって高利益率を堅持した。
●9997 ベルーナ
婦人服主体のカタログ通販大手、折り込みチラシ活用の顧客開拓に特色。主要顧客は50〜60代。18年1月31日発表18年3月期第3四半期の連結業績は、売上高は1219.97億円(前年同期比11.3%増)、営業利益は93.52億(同21.3%増)、経常利益は115.30億円(同22.4%増)、純利益は83.18億円(同31.6%増)となった。引き続き主力4事業(総合通販事業・専門通販事業・店舗販売事業・プロパティ事業)の強化に取り組み、更に総合通販事業や店舗販売事業での収益性改善やプロパティ事業での不動産売却に加え、ホテルの収益性改善などから、増収増益となった。尚、18年3月通期の連結業績では売上高は1600.00億円(前期比9.5%増)、営業利益は130.00億円(同19.5%増)、経常利益は135.00億円(同10.8%増)、純利益は88.00億円(同51.6%増)を見込む。
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こだわりレーティング |
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02月16日(金)分
2146 |
UTグループ |
三菱UFJMS |
Buy継続 |
3500円→3700円 |
3288 |
オープンハウス |
大和 |
1継続 |
6000円→6700円 |
3349 |
コスモス薬品 |
ジェフリーズ |
Buy継続 |
22700円→23500円 |
4704 |
トレンドマイクロ |
CLSA |
OP→BUY格上げ |
6600円 |
4739 |
CTC |
三菱UFJMS |
Neutral→Overweight格上げ |
4900円→5000円 |
5334 |
日本特殊陶業 |
JPモルガン |
Overweight継続 |
3000円→3160円 |
6481 |
THK |
GS |
買い継続 |
4900円→5300円 |
6966 |
三井ハイテック |
GS |
新規買い |
2700円 |
6971 |
京セラ |
三菱UFJMS |
Neutral→Overweight格上げ |
8000円→8500円 |
7267 |
ホンダ |
JPモルガン |
Neutral→Overweight格上げ |
3800円→4700円 |
7747 |
アサヒインテック |
大和 |
1継続 |
3755円→5210円 |
7974 |
任天堂 |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
45000円→57600円 |
8035 |
東京エレクトロン |
ジェフリーズ |
Hold→Buy格上げ |
23000円→25000円 |
9432 |
NTT |
ドイツ |
Hold→Buy格上げ |
5100円 |
9503 |
関西電力 |
JPモルガン |
Overweight継続 |
1710円→1720円 |
9684 |
スクエニHD |
GS |
買い継続 |
6200円→6300円 |
9697 |
カプコン |
GS |
買い継続 |
4600円→5000円 |
9722 |
藤田観光 |
三菱UFJMS |
Buy継続 |
5200円→5700円 |
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