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平成30年02月27日(火)
2月26日現在海外相場 |
NYダウ |
25709ドル |
+399ドル |
ナスダック指数 |
7421P |
+84P |
CME日経先物 |
22405円 |
+185円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎米国株大幅続伸
引き続き米国金利動向に影響を受ける展開です。米金利の動きで米国株が動く訳ですから、当然のようにこれで日本株が影響を受けると言うことになります。その米金利ですが週明けの26日の米長期金利は前週末比0.02%低い2.84%程度で推移しているようです。市場参加者の間では、27日と3月1日に予定されているパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の初めての議会証言に注目しているのですが、金融政策運営や景気見通しなどについてどのような見解を示すかに注目が集まっており、イエレン前議長が進めてきた緩やかな利上げ路線を踏襲する姿勢を改めて示すとの見方が広ったことで、米長期金利の上昇が一服しているようです。
金利上昇が一服した事を最大の買い材料として米国株、NYダウも受け止めたようで、300ドルを超す上昇です。NYダウの高値が1月26日の2万6616ドル、その1か月後の2月26日のNYダウの水準が2万5600ドル台と1か月経過して1000ドル下の水準まで戻して来ています。2月8日に安値2万3860ドルまで下押した後、3週間程度で1200ドル戻しています。
底固いと言えばそうですが、これも金利上昇懸念如何によっての動きですから、やはり米国金利動向を見極めるしかないのかも知れません。ただ米国市場全体では引き続き強気の見方が支配的であり、前述のように米金利に影響の大きなFRBの金融政策も前議長のイエレン氏の政策を踏襲するとしていますので、市場でも引き続き緩和的な政策になると言う期待感は強いようです。
この流れの中で日本株の方向性はどうなるのかと言うことですが、今朝の日経に強気の外資系証券の見方が出ていました。ゴールドマン・サックス証券がこのほど海外投資家に18年末の日経平均株価の見通しを聞いたところ、「2万4000〜2万6000円」と答えた人が全体の33%と最も多かったとのことです。「2万6000円超」も25%あり、全体の6割近くが1月に付けた昨年来高値(2万4124円)と同水準か、それを上回るとみているとのことです。
18年末の株価見通しで2番目に多かったのは「2万2000〜2万4000円」で28%。世界の株式全体でも上昇を見込む人が多く、株式に投資した場合の年間リターンについては「5〜10%」と答えた投資家が40%、「10%超」が30%と続いています。ただ円高への警戒感は強く、18年末時点は「1ドル=100〜110円」との回答が5割を占めています。主要な国・地域別で最もリターンが高いとみる市場は日本を除くアジアが50%、欧州が19%だったのに対し日本は7%にとどまっています。この点では強気とは言えないのかも知れません。いずれにしても、まだ上値があると考える投資家は多いと言うことになりそうです。と言うことで過度の強気も禁物ですが、引き続き押し目狙いでの戦略が良いのかも知れません。
●4975 JCU
メッキ薬品大手で自動車、電子部品向けに強み。荏原、エンソンからMBO。海外展開を強化中。2月5日発表18年3月期第3四半期の連結業績は、売上高は163.35億円(前年同期比3.0%増)、営業利益は50.65億(同20.7%増)、経常利益は50.63億円(同27.1%増)、純利益は37.02億円(同26.3%増)となった。薬品事業では、ハイエンドスマートフォン向けのプリント配線板製造を行う顧客において新工法の量産があったことに加え、中国系スマートフォン向けの需要が底堅く堅調に推移したことにより、中国、台湾、韓国におけるプリント配線板用めっき薬品の販売が順調に推移。中国においては日系自動車の生産及び販売が好調であったことから、自動車部品用めっき薬品販売も堅調に推移。また、国内の薬品販売においても、電子分野向けを中心に回復基調で推移した。装置事業では、大型めっき装置案件を獲得。新規事業は、前年同期好調であったプラズマ装置の受注が減少。
●2146 UTグループ
製造業派遣・請負大手。半導体業界中心だが環境や自動車など業種多様化。技術者派遣も開始。17年11月9日に公表した18年3月通期の連結業績を18年2月8日に上方修正している。売上高は前回発表の700.00億円から今回820.00億円(増減率17.1%増)(前期比42.4%増)、営業利益は前回42.00億円から今回50.00億円(同19.0%増)(同46.5%増)、経常利益は前回41.00億円から今回49.00億円(同19.5%増)(同46.6%増)、純利益は前回28.00億円から今回34.00億円(同21.4%増)(同67.2%増)としている。継続的な人手不足を背景にした人材派遣需要の拡大と契約単価の上昇に加え、半導体・電子部品メーカーの増産に伴う受注の増加や、完成車メーカーへ本格的に参入したことにより、よ
●7276 小糸製作所
自動車照明首位。車用はトヨタ系向け約5割。海外積極展開。子会社にKIホールディングス。1月26日に18年3月期の連結業績予想を売上高8220億円から8400億円(前期比0.2%減)、営業利益を970億円から1000億円(同8.1%増)、純利益を710億円から740億円(同30.5%増)へ上方修正している。みずほ証券では基本的には第3四半期の上振れ分のみを反映したと推測され、LED化進展や第4四半期の為替前提が105円/ドル、15.5円/元であることを考慮すれば、予想並みの営業利益を確保可能と判断している。一方では通期予想が営業利益で1030億円前後を見込んでいたが市場予想に届かないことから、足元で失望売りが出ている。
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こだわりレーティング |
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02月26日(月)分
2503 |
キリンHD |
JPモルガン |
Overweight継続 |
3300円→3500円 |
2607 |
不二製油 |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
3300円→3800円 |
3227 |
MidCity |
野村 |
Buy継続 |
7.7万円→8.53万円 |
4911 |
資生堂 |
SMBC日興 |
1継続 |
6790円→7100円 |
4927 |
ポーラオルビスHD |
SMBC日興 |
1継続 |
4810円→4910円 |
6952 |
カシオ計算機 |
GS |
中立→買い格上げ |
1450円→1800円 |
8113 |
ユニチャーム |
野村 |
Buy継続 |
3430円→3700円 |
8933 |
NTT都市開発 |
UBS |
Buy継続 |
1400円→1550円 |
9062 |
日本通運 |
JPモルガン |
Overweight継続 |
7940円→8160円 |
9065 |
山九 |
JPモルガン |
Overweight継続 |
5340円→5700円 |
9076 |
セイノーHD |
JPモルガン |
Overweight継続 |
1950円→1970円 |
9603 |
HIS |
UBS |
Buy継続 |
4200円→4400円 |
9616 |
共立メンテ |
SMBC日興 |
1継続 |
5000円→5100円 |
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