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平成30年03月02日(金)
3月1日現在海外相場 |
NYダウ |
24608ドル |
−420ドル |
ナスダック指数 |
7180P |
−92P |
CME日経先物 |
21110円 |
−530円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎米国株大幅安
米国株が再度波乱の展開となっています。NYダウが一昨日の2月27日に299ドル安、翌28日に380ドル安となり、流石に3日目で買い戻しも入るだろうと言うことで朝方は100ドル以上のプラスで動いていたものが、それが午後に入り、トランプ大統領が、鉄鋼とアルミニウムに追加関税を導入する方針を表明。鉄鋼の輸出国である中国などとの貿易戦争激化を懸念した売りが膨らんでいます。
トランプ大統領が鉄鋼やアルミ業界首脳との会談の場で鉄鋼に25%、アルミに10%の追加関税を課す方針を示しており、この発言内容が伝わるとNYダウは一気に下げ幅を拡大し、一時586ドル安まで下げています。この3日間で1000ドル超も下げた訳です。2月初めに1日で1000ドル超下げる2日経験したばかりですから、驚きもないようですが、それも漸く落ち着きを示していたタイミングですから、米国内の投資家としてはやや不安心理を掻き立てる感じになったのかも知れません。
一方でここのところの米国株相場の重石になっていました米金利上昇については、この日はこのトランプ大統領の発言があって低下しているようです。CMEグループで取引されるフェデラルファンド(FF)金利先物のロイターの分析によると、トランプ氏の方針表明を受け、市場が織り込む年4回の利上げ確率は約20%に低下、10年国債利回りも2.8%台に低下しています。これを受けて為替相場ではドル売りに振れているようで、ドル円相場も1ドル106円台後半から106円台前半までの円高の動きとなっています。
NYダウは下がるは、為替は円高に振れるはで、日本株にとっては踏んだり蹴ったりと言うことなのですが、シカゴCME日経先物は21070円までの動きで、前日の大証比で言えばこちらも500円以上の下と言うことになります。米国株や為替もそうなんですが、変動する中でその指数を売買する変動性指数VIX指数、所謂恐怖指数が再度上昇しているようで、この面からも相場は波乱含みの展開になりそうです。
この1日の米国株の動きを察知したような展開が昨日の1日の東京市場でも見られたようです。と言うのも2016年7月から続いた「月初高」の記録が18年2月までの20カ月で途切れたそうです。この流れを止めたのは一部のファンド勢で、2月以降、株式相場の変動が大きくなったため、月初のタイミングで機械的に株式を売ったとみられているそうですが、この1日の米国株大幅な下げを知っていたかのような動きです。まさかですが、トランプ氏の発言が事前にリークされていたなんて事はないのかと疑ってしまいます。と言うことで週末波乱の展開ではあるのですが、再度日経平均株価の2万1100円台の200日移動平均線を意識する動きになりそうです。
●3798 ULSグループ
ITシステムのコンサル、設計、構築担う。流通、製造、情報サービス向けに強み。SI企業と合併。17年5月12日に公表した18年3月通期の連結業績を18年2月9日に上方修正している。売上高は前回発表の46.00億円から今回51.00億円(増減率10.9%増)(前期比9.0%増)、営業利益は前回6.50億円から今回9.00億円(同38.5%増)(同6.8%増)、経常利益は前回6.50億円から今回9.00億円(同38.5%増)(同6.6%増)、純利益は前回4.00億円から今回5.70億円(同42.5%増)(同5.6%増)としている。売上高については、金融、製造、サービス業を中心とする既存顧客のIT投資の拡大により、前回発表時の想定を超えて受注が堅調に推移。一方、損益面については、期中不採算案件が一部発生したものの、想定を超えた売上高の拡大に加え、効率的なグループ事業運営の徹底により、営業利益、経常利益はそれぞれ前回予想を上回った。
●5331 ノリタケカンパニーリミテド
森村グループ中核。世界的な高級陶磁器食器メーカー。研削砥石トップ。セラミック原料等も。17年9月29日に公表した18年3月通期の連結業績を18年2月6日に修正している。売上高は前回発表の1140.00億円から今回1170.00億円(増減率2.6%増)(前期比7.5%増)、営業利益は前回40.00億円から今回48.00億円(同20.0%増)(同53.9%増)、経常利益は前回56.00億円から今回65.00億円(同16.1%増)(同33.7%増)、純利益は前回150.00億円から今回130.00億円(同13.3%減)(同216.5%増)としている。当第3四半期の実績で、売上高、営業利益、経常利益とも想定を上回っていること、また当期純利益についても、当期に予定していた固定資産の譲渡が一部次年度に延期になったことを受けて、17年9月29日に公表した通期業績予想を修正した。
●9824 泉州電業
電線専門商社、オーナー経営。昭和電線が最大仕入れ先。即納強み。売上高は銅価と連動性高い。17年12月11日発表17年10月通期の連結業績は、売上高は749.56億円(16年10月期比10.8%増)、営業利益は32.02億(同14.2%増)、経常利益は34.55億円(同16.0%増)、純利益は22.89億円(同44.5%増)となった。提案型営業の推進、配送体制の強化、新規得意先の開拓及び既存得意先の深耕、新商品の拡販など積極的な営業展開を図り、その結果、当連結会計年度の業績は、建設需要の緩やかな持ち直しや銅価格の上昇による増収効果要因に加え、民間設備投資向け電線の需要が底堅く推移し、増収増益となった。
●3254 プレサンスコーポレーション
関西中心に投資用ワンルームからファミリー向けの開発・販売に展開。名古屋、東京にも拠点。17年5月10日に公表した18年3月通期の連結業績を18年2月7日に上方修正している。売上高は前回発表の1265.62億円から今回1306.64億円(増減率3.2%増)(前期比29.3%増)、営業利益は前回183.01億円から今回201.44億円(同10.1%増)(同28.7%増)、経常利益は前回178.18億円から今回195.72億円(同9.8%増)(同27.0%増)、純利益は前回121.76億円から今回133.68億円(同9.8%増)(同27.0%増)としている。ファミリーマンションの販売が好調で売上高は当初予想を上回る見込み。また、販売費及び一般管理費についても、全体の売上が好調なことから、追加の販売費等の支出が抑えられ、営業利益以下の各段階利益についても当初予想を上回る見通し。
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こだわりレーティング |
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03月01日(木)分
2170 |
LINK&M |
野村 |
Buy継続 |
1120円→1380円 |
3092 |
スタートトゥデイ |
野村 |
新規Buy |
4100円 |
3186 |
ネクステージ |
三菱UFJMS |
新規Buy |
1500円 |
4182 |
三菱ガス |
三菱UFJMS |
Neutral→Overweight格上げ |
3520円→3610円 |
4290 |
プレステージ |
大和 |
2→1格上げ |
1460円→1900円 |
5020 |
JXTG |
みずほ |
買い継続 |
730円→850円 |
5021 |
コスモエネHD |
みずほ |
買い継続 |
3600円→4500円 |
6305 |
日立建機 |
JPモルガン |
Neutral→Overweight格上げ |
4500円→6000円 |
6383 |
ダイフク |
野村 |
Buy継続 |
6700円→8500円 |
6841 |
横河電機 |
みずほ |
買い継続 |
2250円→2550円 |
6902 |
デンソー |
モルガンS |
Overweight継続 |
7200円→7600円 |
7272 |
ヤマハ発動機 |
JPモルガン |
Neutral→Overweight格上げ |
3600円→4300円 |
9201 |
JAL |
野村 |
Buy継続 |
4700円→4800円 |
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