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平成30年03月09日(金)
3月8日現在海外相場 |
NYダウ |
24895ドル |
+93ドル |
ナスダック指数 |
7427P |
+31P |
CME日経先物 |
21440円 |
+60円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎外部環境を見極める
トランプ米大統領が同日にも発動を命じる鉄鋼とアルミニウムの輸入制限措置ついて、貿易および安全保障面での「公正な扱い」を条件に、高関税の適用対象から友好国を外す意向を表明してます。2日に当然表明したトランプ関税について、自身も少々過激だったかと思ったのでしょうか、緩和する内容の事を何時も使っているツイッターで発言した格好です。
「貿易戦争」と言う言葉が金融市場でも大きな懸念材料となっていただけに、彼のこの8日の発言は株式市場には幾分緩和効果をもたらしたようですが、ただトランプ氏は米東部時間8日午後に会議を開き、鉄鋼産業の保護策を協議するとしており、同日にも輸入制限措置の発動を命じる文書に署名する見通しだそうですから、引き続き動向を見極める必要があるとする見方の方が支配的になっているようです。
NYダウもその辺りの動きを敏感に読み解いたようで、朝方は100ドルを超える上昇も、結局前日終値を下回る動きとなっています。2月の雇用統計の発表を控えていることもあるのですが、それでもこれまでの強気支配の米国株市場とは少し状況は変わりつつあるのかも知れません。
ここ最近の米国事情の微妙な変化を受けて、日米の株価を始めとした株式市場の先行きにやや陰りが出て来ているのではないかと言った不安心理が投資家の間で広がっているようです。日本株にとっても米国の事情が直接的に影響を及ぼすだけで致し方ないところですが、特に為替相場の先行きに対しての不安は強くなっていると言えます。
日経の記事に寄りますと、証券会社や運用会社の担当者に6月末の日経平均株価の見通しを聞いたところ、上昇予想が引き続き大勢を占めたものの、従来より低い水準を見込む声が相次いだとのことで、この円高進行や米国の保護主義的な動きなどが、企業業績に打撃を与えかねないと懸念されていると報じています。
特に最大の懸念は円高で、2017年度の対ドルの円相場は平均で1ドル110円程度でしたが、足元では105〜106円程度で推移しており、来年度もこの水準が続くと輸出企業は業績悪化が避けられそうにないためと言う見方です。対ドルで1円円高が進むと主要上場企業の経常利益は約0.6%目減りするようですから、為替の変化はこれまで日本株を買っていた海外勢の投資スタンスにも変化が生じるのでないかとの警戒も出ているようです。
そして最後にこの事情を打ち消すように強気のコメントが出ています。日本企業は想定以上に販売数量を伸ばしており、円高の影響を吸収できると強気を維持する声もあり、野村証券では企業は手元資金が潤沢で、増配や自社株買いが増えるだろうとして株主還元が株価の下支え要因になるとみているなど、見る側面が違えば、強気の見方も十分に出来ると言うことになりそうです。
●2427 アウトソーシング
工場製造ラインへの人材派遣・請負が主力。東海、関東を主地盤に全国に展開。請負化を促進。17年2月14日に公表した17年12月通期の連結業績を18年2月14日に上方修正している。売上収益は前回発表の2130.00億円から今回2301.72億円(増減率8.1%増)(前期比13.0%増)、営業利益は前回95.00億円から今回113.60億円(同19.6%増)(同77.9%増)、税引前利益は前回89.00億円から今回103.95億円(同16.8%増)(同165.8%増)、当期利益は前回51.00億円から今回61.80億円(同21.2%増)(同265.6%増)としている。国内では、技術系分野において、当社グループの教育機関であるKENスクールによる未経験者を教育して配属するスキームが順調に進捗したことに加え、製造系分野においても、労働契約法の改正に伴うニーズに対応したPEOスキーム(メーカーなどが直接雇用している期間工を、雇用が5年を超える前に当社グループにて正社員として受け入れるスキーム)など、当社グループがリスクを取って多くの同業他社よりも顧客との契約単価アップにつなげるスキームが計画よりも進捗した。
●7575 日本ライフライン
医療機器輸入商社。ペースメーカーなど心臓領域が得意分野、EPカテーテル等を自社生産。17年4月28日に公表した18年3月通期の連結業績を18年1月31日に上方修正している。売上高は前回発表の418.28億円から今回424.66億円(増減率1.5%増)(前期比14.2%増)、営業利益は前回94.72億円から今回106.64億円(同12.6%増)(同38.8%増)、経常利益は前回96.04億円から今回109.08億円(同13.6%増)(同36.2%増)、純利益は前回66.84億円から今回74.80億円(同11.9%増)(同39.8%増)としている。当第3四半期において、各品目区分での販売が好調であったことで、売上高が計画を上回った。更に第4四半期において、期初の計画において第4四半期の上市を見込んでいた新商品のうち、内視鏡アブレーションシステム及びスーチャレス生体弁が保険適用の遅れ等により販売開始時期が来期となる見通しとなったことに加え、当初の計画において本年1月から販売開始を予定していた薬剤溶出型冠動脈ステントについても、本年3月に遅れることとなった。しかし、既存商品については第4四半期も引き続き堅調な販売が見込まれること、さらに未執行の経費予算の執行も一部に限定される見通しであることから、通期の業績予想を修正した。
●7172 ジャパンインベストメントアドバイザー
航空機オペレーティング・リースが柱の金融ソリューション事業展開。M&Aアドバイザリーも。2月7日発表17年12月期通期の連結業績は、売上高は85.68億円(前期比44.9%増)、営業利益は47.07億(同90.9%増)、経常利益は41.76億円(同86.4%増)、純利益は27.26億円(同96.1%増)となった。主に日本型オペレーティング・リース(JOL)事業を推進。当該金融商品は、海外の航空機のような大型運搬設備を利用する賃借事業者にとっては、資金調達面を活かせるリースである、というメリットと、投資家サイドにとっては利益平準化、安定的な運用利回りの確保及びキャピタルゲインによる投資効果を活かせるというトリプルメリットを有する金融商品。現在のような景気回復基調にあって、航空業界等の航空機に対する需要の高まりによるリーススキーム組成の機会増加と投資家サイドの投資意欲の増加により、積極的な商品販売を行うことができました。販売面では、営業担当者を新たに採用し、営業体制を拡充すると共に、全国の地方銀行、証券会社、会計事務所、コンサルティング会社等と新規にビジネスマッチング契約を締結することにより、特に地方の投資家と多くの接点を持つことができ、盤石な販路の拡大に努め、オペレーティング・リース事業におきまして51件の案件の販売を完了した。
●7747 朝日インテック
産業用から出発、循環器治療のPTCAガイドワイヤへ展開。タイ、ベトナムでほぼ全量生産。2月14日発表18年6月期第2四半期の連結業績は、売上高は254.09億円(前年同期比24.5%増)、営業利益は83.53億(同42.0%増)、経常利益は84.08億円(同35.9%増)、純利益は61.60億円(同45.1%増)となった。TOYOFLEX CEBU CORPORATION(フィリピン・セブ製造工場)に新設したメディカル工場が稼働を開始したことや、樹脂塗装技術を有する日本ケミカルコート株式会社(取得後、非連結子会社)の全株式を取得するなどし、当社グループの強みをさらに盤石化することに努めた。中期経営計画に基づく成長戦略を着実に進めていくことにより、企業価値の拡大を目指す。
●6050 イー・ガーディアン
SNS投稿等の目視監視や運用支援と、ゲーム利用者の問い合わせ対応代行が主体、広告審査も。2月1日発表18年9月期第1四半期の連結業績は、売上高は14.54億円(前年同期比28.4%増)、営業利益は2.78億(同53.7%増)、経常利益は2.85億円(同55.5%増)、純利益は1.87億円(同62.9%増)となった。17年10月より、販売・運用代理パートナーである「LINEカスタマーコネクト」を利用し、ユーザーがゲームプレイをする上で関心の高い情報を、チャットボットを用いてAIが24時間365日自動応答で提供する「ゲーム攻略チャットボット」サービスの提供を開始。CSで培った『コミュニケーション力』、及びネット投稿監視で培った『テキスト読解力』という強みを最大限活かすことができると考えている。また、チャットボットの学習データにおいても、業界でも高いシェアを誇っているゲームCSの分野において培ったFAQの構築ノウハウの提供が可能であり、AIと人で円滑・効率的なサポートの実現に寄与。
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こだわりレーティング |
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03月08日(木)分
1963 |
日揮 |
SMBC日興 |
1継続 |
2500円→2900円 |
2413 |
エムスリー |
シティG |
1継続 |
3800円→5400円 |
5344 |
MARUWA |
みずほ |
買い継続 |
9400円→11000円 |
6465 |
ホシザキ |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
12500円→12600円 |
7936 |
アシックス |
野村 |
Neutral→Buy格上げ |
1700円→2000円 |
7974 |
任天堂 |
ジェフリーズ |
Buy継続 |
69200円→79900円 |
8953 |
日本リテール |
GS |
買い継続 |
24.5万円→24.6万円 |
8975 |
いちごオフィスリート |
みずほ |
買い継続 |
8万円→8.8万円 |
9048 |
名古屋鉄道 |
みずほ |
買い継続 |
3400円→3700円 |
9064 |
ヤマトHD |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
3170円→3400円 |
9201 |
JAL |
JPモルガン |
Overweight継続 |
4570円→5150円 |
9364 |
上組 |
みずほ |
買い継続 |
2200円→2600円 |
9706 |
日本空港ビル |
ドイツ |
新規Buy |
5300円 |
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