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平成30年03月16日(金)
3月15日現在海外相場 |
NYダウ |
24873ドル |
+115ドル |
ナスダック指数 |
7481P |
−15P |
CME日経先物 |
21660円 |
+20円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎動き辛い展開に
NYダウは小幅反発するものの戻りは鈍い感じです。15日の米国株相場も引き続きトランプ関税から端を発した「貿易戦争」への懸念が相場の重石になっています。一方で米国の経済は好調のようで、この日発表になりました経済指標もすこぶる良好な内容となっています。経済は好調なんですが、政治の混乱が相場の重石になっていると言う米国の事情は日本でも同様のようです。
森友学園に関する財務省の公文書書き換え問題で政局が混乱していますから、こちらも政治が安定しない事を株式相場は嫌気する動きとなっています。株高の為に政治をやっている訳ではないのですから、政治家としても自分の信念を貫きたいとする動きなのでしょうが、ただ野党などの動きを見る限りでは、どうも現安部政権を打倒したいが為の動きに見えてしまいます。
この動きは既に1年前からずっと同じで、メディアを巻き込んで安部政治に反対する運動を強力に行っています。安部政権の支持率がこのまま低下傾向を続ければ、与党サイドからも安倍下しの動きが出る可能性もあるだけに、益々政局が混迷してしまい、株式市場にとってはマイナスと言うことになっていしまいます。国民サイドとしても連日のこの問題をメディアで見せられているだけに、嫌気がさしていますから、その面でも支持率に影響を及ぼしそうで、野党の思惑通りに事が進んでいるのかも知れません。
そんな体たらくした政局は成るようにしかならないのですが、ここは状況を見極めるしかないと言うことになります。それ以上に経済に現実的に影響を及ぼす、冒頭の「貿易戦争」について、米政府が貿易赤字削減のための方策を探るなか、中国や欧州との貿易摩擦が激化する方向に向かっている事が、日本としても今後大きな問題に発展する可能性がありそうです。
更に米国のこの状況は為替相場にも影響を及ぼす訳で、足元ではややドル安円高に向かっているようです。昨日も一時1ドル106円台を割り込む水準まで円高に振れているようで、こちらも日本株の重石になっています。日経平均株価の2月の急落局面以降の下値200日移動平均線を下値にした動きからしますと、そろそろ収束される状況になりつつあるようで、200日線の2万2200円台を下値サポートに反転の切っ掛けが掴めるのかどうかが焦点になりそうです。
●3923 ラクス
クラウドとIT人材派遣の2本柱。『メールディーラー』が収益柱。『楽楽精算』を育成中。2月14日発表18年3月期第3四半期の連結業績は、売上高は45.47億円(前年同期比26.8%増)、営業利益は8.72億(同23.2%増)、経常利益は8.75億円(同24.4%増)、純利益は6.00億円(同23.9%増)となった。クラウド事業は、マーケティングの強化に加え、営業人員の増員と既存サービスの競争力強化を目的とした機能改善を持続的に行う等の積極的な成長投資を行った。IT人材事業は、企業収益の改善に伴うIT投資の増加や、慢性的なITエンジニア不足を背景に稼働人員数が増加したが、エンジニアの継続的な増員を目的として平均給与を上昇させたことに加え、研修期間のエンジニアが増加したことにより、利益率が低下。尚、18年3月通期の連結業績では売上高は60.50億円(前期比22.7%増)、営業利益は11.72億円(同20.2%増)、経常利益は11.76億円(同20.9%増)、純利益は8.37億円(同14.4%増)を見込む。
●3676 ハーツユナイテッドグループ
専用機、モバイル向けゲームソフトの不具合検出(デバッグ)主力。子会社でゲーム受託開発も。18年3月通期の連結業績は、売上高は176.22億円(前期比14.1%増)、営業利益は22.00億(同15.4%増)、経常利益は22.25億円(同11.4%増)、純利益は13.82億円(同73.8%増)を見込む。主力のデバッグ事業は、デジタルハーツを中心に発売前の製品に内在する不具合を「ユーザー目線」で検出・報告する「ユーザーデバッグサービス」を提供。家庭用ゲームソフトをはじめ、モバイルコンテンツ(ソーシャルゲーム、スマートフォンのアプリ等)、パチンコ・パチスロ、WEBサイトや業務システムなどIT全般に係るソフトウェアと多岐にわたっている。デバッグとは一般的にはプログラムの誤り(バグ)・欠陥を探し修正することを指す。同社の「デバッグサービス」は、修正作業を行わず「バグを発見し報告する」ことに特化している。また、オンラインゲームを中心にゲームの発売・サービス開始後の運営フェーズでも追加コンテンツやパッチを投入することで長期に亘るサービスを続けるケースが多くなっており、関連する需要も増加している。
●3791 IGポート
映画、テレビ、DVD等向けアニメ制作と版権収入が主柱。子会社にコミック専門出版社も。1月12日発表18年5月期第2四半期の連結業績は、売上高は45.42億円(前年同期比67.5%増)、営業利益は2.82億(同30.6%増)、経常利益は3.36億円(同58.9%増)、純利益は1.39億円(同53.5%増)となった。映像制作事業は、劇場用実写映画「亜人」、テレビ用アニメーション「ボールルームへようこそ」「魔法陣グルグル」「フューチャーカード バディファイト×(バッツ)」「ネト充のススメ」、イベント上映用「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」、アニメーションPV等を制作。クオリティを重視した一部の作品については、交渉により制作費の増加があり受注損失引当金に改善が見られたものの、厳しい状況が続いている。出版事業は、月刊誌「コミックガーデン」、コミックス「魔法使いの嫁8巻」「とつくにの少女 4巻」「PEACE MAKER 鐵 13巻」等、定期月刊誌6点並びに新刊コミックス・書籍48点を刊行。また、既刊コミックスの「魔法使いの嫁」「リィンカーネーションの花弁」シリーズは、特に販売好調。版権事業は、「魔法使いの嫁 シリーズ」「黒子のバスケ シリーズ」「進撃の巨人 シリーズ」「宇宙戦艦ヤマト シリーズ」「ハイキュー!! シリーズ」等の二次利用による収益分配を計上。IGポートグループの戦略作品「魔法使いの嫁 シリーズ」については、特に海外販売を中心に好調。
●3134 Hamee
スマホやタブレット向けアクセサリーのデザイン・販売。クラウド型EC事業支援システムも。17年12月13日発表、18年4月通期の連結業績は、売上高は93.20億円(前期比9.6%増)、営業利益は11.61億(同5.0%増)、経常利益は11.57億円(同10.4%増)、純利益は7.55億円(同8.5%増)となった。新規機種向け商品の投入予定時期や自社企画商品の需要推移等を勘案し、インターネット通信販売については、前年比13.5%増、主要取引先の引き合い情報等を勘案し、卸販売については同6.6%増、コマース事業全体として、前年比9.4%増を見込む。プラットフォーム事業では契約数の見積りについて、17年4月期実績の前期末契約社数比18.6%増を踏まえ、18年4月期の伸び率を保守的に16.0%増として算出。また、専用アプリ(カスタマイズ対応)等の上振れ要因を一切織り込まずに、プラットフォーム事業の売上高は前年比11.1%増を見込む。
●3179 シュッピン
カメラを軸に専門性高い商材の中古品や新品をネットと店舗で販売。会長はソフマップ創業者。17年5月8日に公表した18年3月通期の連結業績を18年2月5日に上方修正している。売上高は前回発表の284.29億円から今回307.70億円(増減率8.2%増)(前期比23.1%増)、営業利益は前回14.02億円から今回15.23億円(同8.6%増)(同38.8%増)、経常利益は前回13.87億円から今回15.10億円(同8.9%増)(同40.0%増)、純利益は前回9.50億円から今回10.44億円(同9.9%増)(同40.9%増)としている。12月商戦を含む第3四半期も引き続き好調に推移した結果、売上高、営業利益、経常利益ともに当初の業績予想を上回る見通し。主力のカメラ事業は、One To Oneマーケティング施策による効果が引き続き順調に進んでおり、12月度の新規会員数は4,000人を超え、買取の伸びが販売の伸びにも繋がり、中古、新品ともに売上が増加し堅調に推移している。
●6269 三井海洋開発
浮体式の原油生産貯蔵設備(FPSO)を設計・建造。工事は外部活用。完成後に合弁通じリース。2月6日発表18年12月通期の連結業績は、売上高は2200.00億円(前期比15.1%増)、営業利益は100.00億(同12.6%減)、経常利益は200.00億円(同17.8%減)、純利益は140.00億円(同28.0%減)を見込む。原油価格は、主要産油国による協調減産措置が継続されたこと等から供給過剰懸念が和らぎ、1バレル60米ドルを上回る水準で推移、石油会社による深海域を中心とした開発は継続的に行われると想定。既存プロジェクトの建造工事の進捗による収入とリース及びチャーター・プロジェクトによる収益が見込まれる。
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こだわりレーティング |
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03月15日(木)分
2267 |
ヤクルト |
みずほ |
中立→買い格上げ |
8820円→9350円 |
3349 |
コスモス薬品 |
GS |
買い継続(CL新規採用) |
25000円 |
4544 |
みらかHD |
野村 |
Buy継続 |
6000円→6300円 |
6118 |
アイダエンジニアリング |
GS |
中立→買い格上げ |
1540円→1600円 |
6367 |
ダイキン工業 |
SMBC日興 |
1継続 |
14500円→14800円 |
6383 |
ダイフク |
GS |
中立→買い格上げ |
7000円→8000円 |
6586 |
マキタ |
メリル |
新規買い(再開) |
6100円 |
7575 |
日本ライフライン |
野村 |
Buy継続 |
3750円→4150円 |
8252 |
丸井G |
GS |
中立→買い格上げ |
1900円→2300円 |
8976 |
大和証券オフィス |
みずほ |
中立→買い格上げ |
60.5万円→70万円 |
9684 |
スクエニHD |
みずほ |
買い継続 |
5630円→5700円 |
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