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平成30年03月19日(月)
3月16日現在海外相場 |
NYダウ |
24946ドル |
+72ドル |
ナスダック指数 |
7481P |
+0.2P |
CME日経先物 |
21415円 |
−25円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎政局不安でリスク回避
安倍内閣の支持率が急低下しているようです。学校法人・森友学園への国有地売却問題に関する財務省の公文書書き換えが発覚したことを受け、野党やメディアの連日の安部政権に対する攻撃が影響を及ぼした格好です。その時々のムードと言うのは何時の時代も怖い物で、世論と言う掴みどころのないものが、一国家の政権を揺るがせる事態に追いやると言うことになります。
ここまで来ると、事実はどうでも良く、攻撃する側からしますと、如何にそのムードを盛り上げるのかと言うことになります。その意味では今のところ成功しているようで、日本経済や外交と言った重要課題など、一切関与しないと言う動きになっているようです。財務省の政権に対する反旗を翻した結果なのか、或いは単なるミスなのか、事実は分かりませんが、いずれにしても安倍政権にとっては大きなダメージになっている事は間違いないようです。
問題はこの動きが株式相場にどのように影響を及ぼすのかと言うことになるのですが、少なくとも先週まではこの政局混乱が日本株相場に対して大きく下振れする作用を発していなかったようです。日経平均株価の200日移動平均線が2万1200円台、その上の25日移動平均線が2万1600円台と言うことで、辛うじてこの25日線を上回って先週は終えています。強い地合いと言えばそうですが、どちらかと言えば、動きが取り辛い展開と言った方が良いのかも知れません。
一方で米国株も日本株と同じような状況なのかも知れません。特に人事面でトランプ政権は相当に混乱しているようです。マクマスター大統領補佐官の解任、ティラーソン国務長官や、経済政策の司令塔であるコーン国家経済会議委員長が辞任など、発足1年余りとしては異例の事態になっているようで、トランプ大統領一人で米国政治を運営できる訳でもなく、更に大統領の意に介さない人物はことごとく、政権から追いやってしまうと言う、政権運営は周りから見て決して良いイメージは抱かないと言うことになります。
米国の場合にはこれ以外にもトランプ関税に対する先行き不安も強いようで、トランプ政権による鉄鋼とアルミニウムの追加関税に対し、中国や欧州が強硬措置をとる可能性も指摘されているようで、この流れはあまり良い動きに繋がらないと言えます。特に為替市場では、投資家のリスク回避姿勢が強まることになり、円高から、そして日本株安に繋がってしまうと言う展開を想定せざるを得ないと言うことになります。
その為替相場ですが、3月に入り何度はなく106円台割れ105円台までの円高の動きになりました。投資家のリスク回避の流れが強まれば、105円台をも下回る円高に振れる可能性があり、この105円台と言うのは一つの節目になっているようです。と言うのも仮に1ドル105円を下回って円高が進行すると、企業の2019年3月期の業績予想が円高を理由に弱気に出す可能性が意識され、個別株にとっても大きく売られる要因として受け止められる可能性が指摘されています。年度末を2週間後に控えて、動き辛いと言う見方もあるものの、その一方で日経平均株価の予想PERが13倍を割り込むなど、当然全体的な割安感も指摘されるなど、強弱感の強まる中、下値支持線である200日移動平均線2万1269円を堅持できるのかがポイントになりそうです。
●3134 Hamee
スマホやタブレット向けアクセサリーのデザイン・販売。クラウド型EC事業支援システムも。17年12月13日発表、18年4月通期の連結業績は、売上高は93.20億円(前期比9.6%増)、営業利益は11.61億(同5.0%増)、経常利益は11.57億円(同10.4%増)、純利益は7.55億円(同8.5%増)となった。新規機種向け商品の投入予定時期や自社企画商品の需要推移等を勘案し、インターネット通信販売については、前年比13.5%増、主要取引先の引き合い情報等を勘案し、卸販売については同6.6%増、コマース事業全体として、前年比9.4%増を見込む。プラットフォーム事業では契約数の見積りについて、17年4月期実績の前期末契約社数比18.6%増を踏まえ、18年4月期の伸び率を保守的に16.0%増として算出。
●2733 あらた
日用品卸最大手級。ダイカ、伊藤伊、サンビック統合で設立。独立系。PB品開発も手掛ける。2月5日発表18年3月期第3四半期の連結業績は、売上高は5599.85億円(前年同期比3.8%増)、営業利益は69.27億(同15.1%増)、経常利益は74.24億円(同16.1%増)、純利益は52.05億円(同34.1%増)となった。同社は3年後の20年3月期に売上高7,600億円、経常利益100億円、純利益60億円を目標とする中期経営計画を策定、達成に向けて各種施策を実施している。中期経営計画の基本方針は1.成長戦略を描き続ける 2.未来への布石を打つ 3.経営基盤の更なる強化としており、10年・20年先の「あるべき姿」を見据えた、営業・物流・システム・グローバル化等への積極的な投資と環境変化への対応力のある組織体制の実現に向けて戦略を立案し積極的に取り組んでいる。
●3662 エイチーム
従来型携帯電話向け公式サイトの運営で成長。現在はスマホゲームと比較情報サイト運営が柱。3月9日発表18年7月期第2四半期の連結業績は、売上高は180.69億円(前年同期比18.2%増)、営業利益は20.56億(同101.1%増)、経常利益は20.76億円(同93.9%増)、純利益は14.33億円(同112.0%増)となった。ライフスタイルサポート事業及びEC事業の成長により、売上高が増加しました。利益の増加につきましては、エンターテインメント事業における広告費抑制とライフスタイルサポート事業の寄与により、18年7月期第2四半期は前年同期比で増収増益となった。尚、18年7月通期の連結業績では売上高は400.00億円(前期比15.6%増)、営業利益は47.00億円(同15.3%増)、経常利益は47.00億円(同14.1%増)、純利益は31.00億円(同20.2%増)を見込む。
●3665 エニグモ
服飾中心のソーシャル通販サービス『バイマ』運営。売り手、買い手双方からの手数料が利益源。17年9月13日に公表した18年1月通期の業績を18年3月15日に上方修正している。売上高は前回発表比1.7%増の44.92億円(17年1月期比8.3%)、営業利益は同10.6%増の15.74億円(同%11.0%減)、経常利益は同9.1%増の15.56億円(同11.7%減)、純利益は前回同51.5%増の8.16億円(同28.6%減)としている。基幹事業であるソーシャル・ショッピング・サイト「BUYMA (バイマ)」において会員数、出品数及び取扱高が、堅調に推移した結果、売上高、利益とも上方修正した。
●3698 CRI・ミドルウェア
音声・映像関連の開発用ソフトウエアが主力。海外や動画配信・広告など新分野開拓に注力中。2月8日発表18年9月期連結業績では売上高が15.00億円(19.1%増)、営業利益は3.00億円(同152.5%増)、経常利益では3.00億円(同150.0%増)、純利益では2.10億円(同162.3%増)を見込む。ゲーム分野は、スマホ向けビジネスが伸長。遊技機向けは、規制変更等の影響やメーカー間の競争激化により、依然として厳しい市場環境だが、遊技機以外において、業務用エンターテインメント機器向け開発案件等による売上を見込む。また、中長期での事業拡大を視野に、車載向け製品の強化を進める。医療・ヘルスケア分野は、大学や医療機関との試験的開発を継続し、医療ICT技術を蓄積する。
●3932 アカツキ
ソーシャルゲームの企画・開発。海外40カ国以上でも展開。ゲーム以外の新領域参入に意欲。3月15日に非開示であった18年3月通期の連結業績予想発表している。売上高は210.00億円(前期比81.8%増)、営業利益は100.00億(同110.4%増)、経常利益は100.00億円(同117.3%増)、純利益は50.00億円(同51.9%増)となった。主としてモバイルゲームを含む新規コンテンツの企画、開発及び運用を行っており、短期的な事業環境の変化が激しく、業繚の見通しについては適正かつ合理的な数値の算出が困難であったため開示しない方針としていたが、期末日までの期間等を鑑み、適正かつ合理的な数値の算出が可能となったため、通期の連結業績予想(平成30年3月期)について開示。
●6546 フルテック
自動ドア開閉装置を販売・施工、保守サービスが収益源。ステンレス建具や駐輪システムも販売。2月9日発表18年3月期第3四半期の連結業績は、5.0%増収、45.8%経常増益となった。リニューアルのトータル受注の推進、採算管理の徹底による収益率の向上、経費削減、業務の効率化による生産性向上等に取り組んだ。尚、18年3月通期の連結業績では売上高は107.50億円(前期比3.2%増)、営業利益は6.00億円(同2.1%増)、経常利益は6.91億円(同4.9%増)、純利益は4.31億円(同28.8%増)を見込む。
●9997 ベルーナ
婦人服主体のカタログ通販大手、折り込みチラシ活用の顧客開拓に特色。主要顧客は50〜60代。18年1月31日発表18年3月期第3四半期の連結業績は、売上高は1219.97億円(前年同期比11.3%増)、営業利益は93.52億(同21.3%増)、経常利益は115.30億円(同22.4%増)、純利益は83.18億円(同31.6%増)となった。引き続き主力4事業(総合通販事業・専門通販事業・店舗販売事業・プロパティ事業)の強化に取り組み、更に総合通販事業や店舗販売事業での収益性改善やプロパティ事業での不動産売却に加え、ホテルの収益性改善などから、増収増益となった。尚、18年3月通期の連結業績では売上高は1600.00億円(前期比9.5%増)、営業利益は130.00億円(同19.5%増)、経常利益は135.00億円(同10.8%増)、純利益は88.00億円(同51.6%増)を見込む。
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こだわりレーティング |
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03月16日(金)分
1963 |
日揮 |
みずほ |
買い継続 |
2200円→2600円 |
2181 |
パーソルHD |
GS |
買い継続 |
3000円→3150円 |
4523 |
エーザイ |
大和 |
1継続 |
8300円→8800円 |
6222 |
島精機製作所 |
GS |
新規買い(CL新規採用) |
10000円 |
7203 |
トヨタ自動車 |
SMBC日興 |
1継続 |
9000円→9500円 |
9749 |
富士ソフト |
三菱UFJMS |
Neutral→Overweight格上げ |
3350円→4850円 |
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