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平成30年03月23日(金)
3月22日現在海外相場 |
NYダウ |
23957ドル |
−724ドル |
ナスダック指数 |
7166P |
−178P |
CME日経先物 |
20885円 |
−495円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎NYダウ700ドル安
米国株が大幅に下げています。トランプ米大統領が22日午後、米通商法301条に基づき、中国の知的財産権侵害に対する貿易制裁の発動を命じる文書に署名すると報じられています。米メディアによると、中国から輸入される幅広い品目に年500億ドル規模の関税を適用する見通しで、中国側も報復の構えを見せており、両国が「貿易戦争」に突入するのではないかとの懸念が再び台頭しています。
更に21日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)後、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ継続姿勢が改めて意識されており、主要国の中央銀行が金融政策の正常化に向かい、株式市場への資金流入が細るとの見方も相場の重石になっているようです。加えて、16年の米大統領選でフェイスブック利用者の個人情報が不正に利用されていたとされる問題を受け、欧米当局が個人情報を取り扱うIT関連企業への規制強化に動くのではないかとの警戒感なども売り材料視されており、NYダウは700ドルを超える下げ幅です。
シカゴCME日経先物も前日の大証比で400円を超える下げ幅で2万1000円を割り込む動きですから、取り敢えず週末の日経平均株価も売り先行の展開となりそうです。米国発の「貿易戦争」の動きが再燃し、更には日本国内的にも政局混乱が続く状況ですから、正に内憂外患と言うことで、株式相場にとっては買いの手が出辛い状況が続くことになりそうです。
そして為替相場も同様に「リスク回避」と言うキーワードを元にして円買いが強まっているようで、取り敢えずの節目とされる1ドル105円台割れを目前にした動きになっています。この水準を割り込みますと一昨年2016年の円高水準である100円割れまでを視野に入れる向きも少なくありません。更に悪いことに輸出企業の想定為替レートがこの水準を割り込みますと、収益にダメージを与える影響が大きいと見られているだけに、来月4月後半以降の3月決算企業の決算発表への懸念が強まる可能性があると言えます。
日経平均株価の200日移動平均線である2万1300円近辺を大きく割り込みそうですが、2月以降の安値3度目の200日線を再度早期に反転する事が出来るのかがポイントですが、これを割り込んでしまいますと、26週移動平均線の2万1000円割れで下振れへの警戒感が強まることになりそうです。ここは状況をしっかり見極める事が肝要ですが、ただ突っ込み局面は逆に言えば絶好の買い場になるだけに、好機を捉えるチャンスになりそうです。
●4571 ナノキャリア
がん領域に特化した創薬ベンチャー。超微細な『ミセル化ナノ粒子』で副作用少ない新薬目指す。18年3月通期の連結業績について17年11月6日に発表した18年3月期通期の連結業績の最終利益を小幅赤字を上方修正している。売上高は前回より29.4%増の2.55億円、営業損失は0.58億円増の47.26億円、経常損失は0.58億円憎の46.48億円、純損失は0.58億円増の47.89億円を見込む。売上高は、アキュルナ株式会社へのライセンス契約締結に伴うライセンス収入及び大手製薬会社との契約締結に伴う契約一時金収入等により、当初予想を上回る見込み。
●6741 日本信号
3大信号会社のトップ。鉄道、交通信号とも強い。自動出改札装置など駅務合理化機器に注力。17年11月7日発表の18年3月通期の連結業績を2月13日に下方修正している。売上高は前回より4.5%減の840億円(前期比2.3%増)、営業利益は同65.0%減の21億円(同50.8%減)、経常利益は同55.7%減の31億円(同40.7%増)、純利益は55.6%減の20億円(同42.9%減)を見込む。売上高は当初予定していた案件の立ち上がりの遅れにより、期初の想定を大きく下回って推移する見通し。利益面については売上高の減少に加え、交通運輸インフラセグメントの一部の案件で当初の予想を超える初期的な開発費が発生したことなどにより、期初の想定を下回る見込み。
●4516 日本新薬
医家向け医薬品主体、自社創薬は泌尿器科、血液内科、難病・希少疾患に集中。機能食品も育成。18年3月通期の連結業績は、売上高は1020億円(前期比3.3%増)、営業利益は175億(同14.5%増)、経常利益は180億円(同10.8%増)、純利益は130億円(同10.6%増)を見込む。又、18年3月期末配当は26円、年間配当では52円となり前期比で4円増配となる予定。尚、2月6日発表の18年3月期第3四半期の連結業績では1.9%増収、15%経常減益となった。国内医薬品新製品群の伸長に加え、導出自社創薬品ウプトラビの海外売上に伴うロイヤリティー収入、共同販促収入が大幅に増加したが、前第3四半期に計上したウプトラビの過年度原薬代金の精算による収益がなく、その反動により売上高は対前年同期比1.9%の増収にとどまった。
●1963 日揮
総合エンジ国内首位、世界で有力。海外各地で石油・ガス、化学、発電等プラント幅広く手掛ける。2月8日発表18年3月期第3四半期の連結業績は、売上高は5310.40億円(前年同期比3.2%増)、営業利益は216.5億(前年同期は37.04億円の損失)、経常利益は278.49億円(前年同期は1.01億円の損失)、純利益は198.49億円(前年同期は83.04億円の損失)となった。2017年6月には、モザンビークにおける洋上LNGプラント建設プロジェクトを受注したほか、アルジェリアにおける原油集積・処理設備建設プロジェクトをグループ会社であるJGC Algeria S.p.A.とともに受注した。さらに、同年7月には、米国における大型LNGプラント建設プロジ工クトを受注た。なお、本プロジェクトの最終投資決定は 2019年を目途に実施される見込みであることから、受注金額の計上も2019年以降を予定。
●7717 ブイ・テクノロジー
液晶ディスプレー、有機ELディスプレー等の製造・検査関連装置が主力。ファブレスメーカー。17年11月10日に公表した18年3月通期の連結業績を18年2月13日に修正している。売上高は前回発表の700.00億円から今回660.00億円(増減率5.7%減)(前期比45.4%増)、営業利益は前回100.00億円から今回120.00億円(同20.0%増)(同121.6%増)、経常利益は前回98.00億円から今回119.00億円(同21.4%増)(同120.1%増)、純利益は前回49.00億円から今回74.00億円(同51.0%増)(同163.0%増)としている。一部の装置の納品が翌期へ延伸となり、売上高について見通し額を修正した。また、徹底した原価削減及び税金費用の減少等により、営業利益、経常利益、当期純利益を修正した。更に配当予想については、17年10月16日の創業20周年を記念して、30円の記念配当を実施。また、期末普通配当予想を100円から140円とし、記念配当とあわせ期末配当を70円増配の170円としている。
●3676 ハーツユナイテッドグループ
専用機、モバイル向けゲームソフトの不具合検出(デバッグ)主力。子会社でゲーム受託開発も。18年3月通期の連結業績は、売上高は176.22億円(前期比14.1%増)、営業利益は22.00億(同15.4%増)、経常利益は22.25億円(同11.4%増)、純利益は13.82億円(同73.8%増)を見込む。主力のデバッグ事業は、デジタルハーツを中心に発売前の製品に内在する不具合を「ユーザー目線」で検出・報告する「ユーザーデバッグサービス」を提供。家庭用ゲームソフトをはじめ、モバイルコンテンツ(ソーシャルゲーム、スマートフォンのアプリ等)、パチンコ・パチスロ、WEBサイトや業務システムなどIT全般に係るソフトウェアと多岐にわたっている。
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こだわりレーティング |
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03月22日(木)分
3547 |
串カツ田中 |
みずほ |
新規買い |
4800円 |
5713 |
住友金属鉱山 |
SMBC日興 |
1継続 |
5200円→5700円 |
6178 |
日本郵政 |
UBS |
Buy継続 |
1750円→1790円 |
7735 |
スクリーンHD |
ドイツ |
Buy継続 |
13000円→14500円 |
8951 |
日本ビルファンド |
モルガンS |
Equalweight→Overweight格上げ |
64.9万円→68.1万円 |
8952 |
JRE |
モルガンS |
Equalweight→Overweight格上げ |
62.5万円→65.6万円 |
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