 |
|
平成30年03月26日(月)
3月23日現在海外相場 |
NYダウ |
23533ドル |
−424ドル |
ナスダック指数 |
6992P |
−174P |
CME日経先物 |
20170円 |
−180円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
|
本日のこだわり相場感
|
|
◎リスク回避の動きで
先週末のNYダウは400ドル超下げて、木金の2日間で1000ドル超下げています。木曜日にトランプ米大統領が、最大600億ドル規模の中国製品に25%の関税を課す貿易制裁を決定したことを嫌気し、そして翌金曜日もこのトランプ政権が発動した輸入制限措置に対して、中国が128品目に及ぶ報復対象を発表。米中の摩擦が貿易戦争に発展し、これまで好調だった世界経済の成長が鈍化するとの懸念が広がりました。
相場の地合いが悪い時は何でも悪材料視されるもので、2016年の米大統領選でフェイスブック利用者の個人情報が不正に利用されていた問題が蒸しかえられる動きで、個人情報を扱うIT企業に対する規制が強化されるとの警戒から、フェイスブックのほか、アルファベットやアマゾン・ドット・コムなどIT株が広く売られています。
米国内でのこの混乱がどこまで尾を引くのかはよく見極める必要があるのですが、投資家の相場に対する先行き不安は強まっている事だけは確かなようです。投資家の不安心理の指標となるシカゴ・オプション取引所の恐怖心指数(VIX)は危険水準とされる20を上回り高止まりしており、市場では貿易戦争への懸念に加え、フェイスブックの問題もあって相場の地合いは悪く、株価が下がってもなかなか押し目買いが入らない状況だとの見方から、先行きへの不安が高まっている状況のようです。
とこの米国の状況が日本を始め世界の株式市場を揺るがしている訳で、特に米国発の世界経済先行き不透明感が世界の株価を押し下げていると言うことになります。日本株もご多分に漏れず、日経平均株価は節目とされた2万1000円をあっさり割り込み、昨年10月12日以来約5か月ぶりの安値となっています。特に投資家が警戒しているのが、ここまで下値支持線だと信じられてきた200日移動平均線を明確に割り込んでしまったことかも知れません。
200日線以外でも中期線である26週移動平均線の2万1000円をこちらも明確に割り込んでしまった訳で、中短期線の割り込みが、目先と言うか当面相場の本格的な復活は難しいのではないのかと言う不安心理が強まった事は確かなようです。勿論、テクニカル的な分析を行っても、あくまでも過去のデータに基ずくものですから、信じるに足るものではないのですが、ただ投資家心理とは意外にこのような分析を拠るところが大きいのも確かです。
米国以外でも国内的にも森本問題で政局が混乱、安倍政権支持率が急落していることについても、相場の波乱材料と捉える向きは多いようです。今週佐川前国税庁長官の証人喚問を控えており、政局の安定に繋がるのか、或いは更なる混乱に発展するのか、安倍政権批判を続ける野党やメディアが勢いづいているだけに、まだまだ混乱が続くと見て良いのかも知れません。
と言うことで内外ともにリスクオフの流れが強まっている訳で、こんな時には為替相場はリスク回避=円買いと言う流れになってしまう訳です。円相場についても1ドル105円と言う節目を割り込んでしまいましたから、株価と同様に暫くは円安に戻るのは難しいと言う見方もあるのですが、ただこちらは、外部環境の変化で直ぐに反応する展開になりますから、あまり節目云々と言う見方はしなくても良いのかも知れません。取り敢えず週明けは、状況がどうなるのかを見極めると言うことで様子見姿勢が強い動きになりそうです。
●3038 神戸物産
冷凍食品など食材販売の『業務スーパー』をFC展開。外食買収で食材供給拡大。輸入材料多い。12月15日発表17年10月通期の連結業績は、売上高は2515.03億円(16年10月期比5.1%増)、営業利益は146.06億(同23.4%増)、経常利益は157.78億円(同80.8%増)、純利益は83.46億円(同83.0%増)となった。業務スーパー事業における店舗では、45店舗の出店、12店舗の退店の結果、純増33店舗で総店舗数は780店舗。神戸クック事業では、日本最大級の大型バイキングチェーンである「神戸クック・ワールドビュッフェ」の総店舗数は全国で16店舗、日常の食卓の代行をコンセプトとし中食と食品物販の融合店である「Green's K」の総店舗数は全国で9店舗、「ビュッフェ」と「セルフクック」を融合させた「Green's K 鉄板ビュッフェ」の総店舗数は全国で2店舗。エコ再生エネルギー事業では、太陽光発電事業において、大阪府の1か所、徳島県の1か所、茨城県の1か所の発電所が稼動したことから、17年10月末現在、北海道で4か所、兵庫県で4か所、福岡県、滋賀県、大阪府、徳島県、茨城県それぞれでで1か所の計13か所で約15.9MWを発電している。
●6197 ソラスト
医療機関への業務請負・人材派遣が主力。在宅サービスを中心とする介護や保育事業も展開。2月8日発表18年3月期第3四半期の連結業績は、11.6%増収、13.3%経常増益となった。売上高は、医療関連受託事業及び介護・保育事業がともに好調に推移、営業利益は、医療関連受託事業及び介護・保育事業の増益、営業利益率は、介護事業の利益率が事業買収及び企業買収に伴い発生したデューデリジェンス費用や仲介手数料等の一時費用により低下したが、医療関連受託事業の利益率が上昇したことにより前年同期と変わらず、5.5%となった。尚、18年3月通期の連結業績では売上高は700.03億円(前期比7.0%増)、営業利益は40.32億円(同10.3%増)、経常利益は40.15億円(同10.7%増)、純利益は26.40億円(同6.7%増)を見込む。
●9206 スターフライヤー
北九州空港を拠点とする新興エアライン。ビジネス需要主体で割安、座席広めと独自戦略。1月31日発表18年3月期第3四半期の連結業績は、売上高は287.29億円(前年同期比10.9%増)、営業利益は27.79億(同0.1%増)、経常利益は27.34億円(同1.2%増)、純利益は18.50億円(同6.3%増)となった。当第3四半期末における路線便数は、国内定期便1日当たり5路線30往復60便。なお、北九州−那覇線は1日当たり1往復2便の国内定期便として、17年7月4日から10月10日の夏季限定で運航していたが、18年2月8日から5月7日および7月13日から10月27日の運航も決定。
●3665 エニグモ
服飾中心のソーシャル通販サービス『バイマ』運営。売り手、買い手双方からの手数料が利益源。17年9月13日に公表した18年1月通期の業績を18年3月15日に上方修正している。売上高は前回発表比1.7%増の44.92億円(17年1月期比8.3%)、営業利益は同10.6%増の15.74億円(同%11.0%減)、経常利益は同9.1%増の15.56億円(同11.7%減)、純利益は前回同51.5%増の8.16億円(同28.6%減)としている。基幹事業であるソーシャル・ショッピング・サイト「BUYMA (バイマ)」において会員数、出品数及び取扱高が、堅調に推移した結果、売上高、利益とも上方修正した。
|
|
こだわりレーティング |
|
03月23日(金)分
3402 |
東レ |
SMBC日興 |
1継続 |
1280円→1300円 |
3436 |
SUMCO |
SMBC日興 |
1継続 |
3350円→3500円 |
4091 |
大陽日酸 |
SMBC日興 |
1継続 |
1700円→1830円 |
4183 |
三井化学 |
SMBC日興 |
1継続 |
4200円→4650円 |
4208 |
宇部興産 |
SMBC日興 |
2→1格上げ |
3600円→4400円 |
6861 |
キーエンス |
SMBC日興 |
1継続 |
70000円→78000円 |
8905 |
イオンモール |
みずほ |
買い継続 |
2500円→2700円 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|