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平成30年03月30日(金)
3月29日現在海外相場 |
NYダウ |
24103ドル |
+254ドル |
ナスダック指数 |
7062P |
+114P |
CME日経先物 |
21475円 |
+265円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎米国株反発。
今週の相場の重石になっていたハイテク株売りが一巡し、米国株が反発しています。フェイスブックやアルファベット(グーグル)など主力IT(情報技術)株が持ち直したことで、投資家心理が改善する動きとなっています。更に自動運転車の公道走行試験を当面休止するとの27日の報道を受けて大幅に値を下げていた半導体大手エヌビディアもこの日は反発する動きとなっています。また、マイクロソフトが大規模な事業編成に関する一部報道が伝えられたことも相場を押し上げる動きとなっています。
そもそも今回のハイテク株売りの発端となったフェイスブックですが、16日に5000万人分の個人情報の不正流出が発覚。政財官で批判が高まり、マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が米議会での証言を迫られているほか、アプリの削除運動も始まっています。株価は発覚前の15日から17%下落、この情報流出をきっかけに、個人情報を大量に持つ「プラットフォーマー」と呼ばれるIT大手への風当たりが厳しくなった訳です。グーグルを傘下に持つアルファベット、アップルの株価はそれぞれ13%、7%下がっています。
1割も株価が下げると、まずは売り一巡感がでるのは当然の動きですが、今後このまま上げ続けるのかどうかは、このSNSを取り巻く環境がどのように変化し、そして政治がどのように介入してくるのかを見極める必要がありそうです。ただ、米国を始めとして、世界の経済をここまで牽引してきたハイテク企業に対して、必要以上の締め付けを行うことで、経済減速に繋がる可能性があることも確かですから、その辺りの手綱をどのようにするのかがポイントになりそうです。
と言うことでハイテク株が下げ止まったことで、日本株も反発の動きを強めることになりそうです。週末、月末、期末と言う特殊な日ではあるのですが、それでも米国株の状況次第と言うことで言えば、日経平均株価も少なくとも200日移動平均線の2万1300円台を軽く超えてくるはずですが、これが上値の重い展開になってしまいますと、買いエネルギー不足を実感させられてしまう為、出来れば早期に2万1500円程度は超えて来て欲しいところです。
更に言いますと月末と言うのに30日は欧米では聖金曜日で休場となるところが多いそうですから、手掛かり材料難として売買を手控える言い訳に使われる可能性があるだけに、午後に掛けてはやや上値の重い展開を想定しても良いのかも知れません。それでも来週からの実質4月新年度入りに期待した買いも参戦されそうですから、逆に言えば、出遅れている銘柄を中心に仕込みタイミングとしては良いのかも知れません。
●3656 KLab
ソーシャルゲームを開発・運営。スマホアプリに注力。海外のゲーム配信会社との提携に意欲的。2月13日発表17年12月通期の連結業績は、売上高は267.77億円(16年12月期比36.6%増)、営業利益は48.91億(同283.7%増)、経常利益は48.53億円(同484.5%増)、純利益は31.27億円(16年12月期は8.14億円の損失)となった。「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」は、4周年やユーザー数全世界4000万達成などのキャンペーンにより、堅調な売上を計上。「BLEACH Brave Souls」は、2周年記念キャンペーンや、『千年血戦篇』のキャラクターの配信等で、日本版及びグローバル版ともに好調な売上を計上。バンダイナムコエンターテインメントからリリース中の「テイルズオブアスタリア」は堅調な売上を計上。6月13日にリリースした「キャプテン翼〜たたかえドリームチーム〜」日本語版は、累計235万人以上の事前登録者数を集め、リリース直後より好調な売上を計上。8月28日にリリースした「うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live」は好調な売上を計上。
●4321 ケネディクス
独立系不動産ファンド運営。資産運用残高では最大手級。伊藤忠商事と提携。J‐REITも。18年12月通期の連結業績は、売上高は567億円(前期比115.2%増)、営業利益は123億(同0.1%増)、経常利益は117億円(同2.1%増)、純利益は106億円(同0.8%増)を見込む。営業収益が大幅に増加する要因は、投資案件の計上区分の変更に伴い、たな卸資産が増加することによる。中期経営計画の基本方針である、不動産アセットマネジメントを中心とするビジネス領域の拡充、機動的かつ戦略的な投資の推進、時代の変化を捉えた新たな成長分野の開拓、持続的成長と社会的責任の両立に向けた経営基盤の強化を推進する。
●4763 クリーク・アンド・リバー社
テレビ・ゲーム・Web等映像関係派遣、制作が主。医療ほか専門職分野拡大。配当性向20%以上。17年4月6日に公表した18年2月通期の連結業績を3月28日に上方修正している。売上高は前回から0.7%増の267億円(17年2月期比0.4%増)、営業利益は同横ばいの18億円(同1.1%増)、経常利益は同4.0%増の18.2億円(同23.2%増)、純利益は同10%増の11億円(同23.3%増)としている。持分法適用関連会社の業績が期初想定を上回って推移したことにより、経常利益が期初予想を上回る見込みに加え、税金費用が期初想定を下回ったこと等により、当期純利益が期初予想を上回る見込みとなった。
●3981 ビーグリー
スマホ向け電子コミック配信サービス『まんが王国』運営。漫画家、出版社との直接契約に特徴。2月13日発表17年12月期通期の業績は、売上高は89.72億円(16年12月期比7.6%増)、営業利益は11.25億(同43.0%増)、経常利益は10.86億円(同45.2%増)、純利益は6.78億円(同66.7%増)となった。コミック配信サービス「まんが王国」は、販促キャンペーンの実施や約50ページ以上が無料で読める「じっくり試し読み」の充実等により、会員の再訪や課金を促進する施策を展開。また、新規会員獲得のためのプロモーション活動においては、「まんが王国」の認知度拡大を目的にテレビコマーシャルを実施するなど、タイムリーかつ積極的な広告宣伝を展開した。また、PC版「まんが王国」のサービスを開始し、ライフスタイルに合わせ、より多くのシーンで快適にご利用いただけるサービスを実現させたことも顧客満足度の向上に繋がっている。
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こだわりレーティング |
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03月29日(木)分
3405 |
クラレ |
ジェフリーズ |
Hold→Buy格上げ |
2100円→2200円 |
4578 |
大塚HD |
メリル |
買い継続 |
5800円→6300円 |
5201 |
旭硝子 |
メリル |
中立→買い格上げ |
5100円→5200円 |
6871 |
日本マイクロニクス |
野村 |
新規Buy |
1400円 |
9843 |
ニトリHD |
大和 |
1継続 |
18000円→21000円 |
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