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平成30年04月03日(火)
4月2日現在海外相場 |
NYダウ |
23644ドル |
−458ドル |
ナスダック指数 |
6870P |
−193P |
CME日経先物 |
21030円 |
−400円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎米国株大幅安
米国株が大幅に下げています。先週末、先月末の米国株式市場がグッドフライデーの祝日で休場だったことで、2日は連休明けと言うこともあったのですが、改めて売りが出易い地合いの中、中国政府が、トランプ米政権による鉄鋼・アルミニウムの輸入制限に対する報復措置に踏み切り、米国に申し入れた協議が拒否され、強硬姿勢を鮮明にしています。
報復対象が128品目と幅広いこともあり、米中貿易摩擦が激化するのではないかとの懸念が広がっています。さらに、フェイスブックやアマゾン・ドット・コムなど大手ハイテク企業に対して規制ないし課税が強化されるのではないかとの警戒感が浮上していることも、引き続き投資家心理を圧迫、NYダウは午後に掛けて時間の経過とともに下げ足を速める動きとなっています。
米中貿易摩擦とハイテク株売りと言う先週までの下げ材料が再度、4月相場初っ端の売りの材料となった訳ですが、何とも幸先の悪いスタートとなってしまっています。一時は米中貿易摩擦もハイテク株売りも沈静化するのかと見られていただけに、市場内で懸念が再燃した事は米国株の先行きに暗雲が立ち込める可能性が強まるのではないかと投資家心理を冷やす動きとなっています。
これが本当に一時的なものか、或いは4月相場の先行きに大きな影響を及ぼすのかは今晩以降の米国株を確認するしかないのですが、日本株にとっては、連休明けの米国株がこのような悪地合いだったことで、比較的底固く始まった4月新年度相場も腰折れしてしまう可能性があるかも知れません。米中貿易摩擦もハイテク株売りも日本株にとっては影響力が大きいだけに、この目先の動きは重要なポイントとなりそうです。
日本国内で言えば2日に発表された3月調査日銀短観では、大企業・製造業の業況判断指数(DI)がプラス24と市場予想のプラス25を下回り、8四半期ぶりに悪化したのですが、一方で大企業・全産業の18年度の設備投資計画が前年度比2.3%増と市場予想の0.6%増を上回ったことで景況感はむしろ好調との見方となっています。3月期企業決算発表を月末に控えて、為替の水準が気になるところですから、1ドル106円前後の円相場が円高に振れるのか円安に振れるのか今後の円相場に注目することになりそうです。
と言うことで日経平均株価は残念なことに、折角上回った200日移動平均線が逆に上値の目途と言うことになるのかも知れません。2万1500円と言う丁度1500円近辺の節目で押し戻されたことも戻りの鈍さを意識された訳で、米国株安を受けて目先は地合いの悪化を相場がどこまで織り込むことが出来るのかを見ることになりそうです。
●2427 アウトソーシング
工場製造ラインへの人材派遣・請負が主力。東海、関東を主地盤に全国に展開。請負化を促進。17年2月14日に公表した17年12月通期の連結業績を18年2月14日に上方修正している。売上収益は前回発表の2130.00億円から今回2301.72億円(増減率8.1%増)(前期比13.0%増)、営業利益は前回95.00億円から今回113.60億円(同19.6%増)(同77.9%増)、税引前利益は前回89.00億円から今回103.95億円(同16.8%増)(同165.8%増)、当期利益は前回51.00億円から今回61.80億円(同21.2%増)(同265.6%増)としている。国内では、技術系分野において、当社グループの教育機関であるKENスクールによる未経験者を教育して配属するスキームが順調に進捗したことに加え、製造系分野においても、労働契約法の改正に伴うニーズに対応したPEOスキーム(メーカーなどが直接雇用している期間工を、雇用が5年を超える前に当社グループにて正社員として受け入れるスキーム)など、当社グループがリスクを取って多くの同業他社よりも顧客との契約単価アップにつなげるスキームが計画よりも進捗した。
●3917 アイリッジ
集客、販促でネット・実店舗連携の『OtoO』施策支援。スマホ位置情報連携サービスを展開。3月9日発表18年7月期第2四半期の業績は、売上高は7.16億円(前年同期比11.3%増)、営業利益は0.40億(同46.8%減)、経常利益は0.40億円(同46.4%減)、純利益は0.27億円(同48.8%増)となった。当第2四半期では、売上高のうち月額報酬については、前年同期比で堅調に積み上がっている。また、売上高のうちアプリ開発、コンサル等については、第1四半期の立ち上がりの遅れを第2四半期で積み上げ、前年同期比で増収となった。費用面では、前年同期比で採用費及び人件費等が増加。これは採用活動が順調に推移したことによるもので、足元の厳しい採用環境を踏まえると、人財力の強化はポジティブなコスト増と捉えている。利益面では、売上高は増加したものの、積極的な人財採用を行ったことによる採用費及び人件費の増加等が影響し、営業利益、経常利益は前年同期比で減少した。
●6264 マルマエ
液晶、半導体、太陽電池製造装置の精密部品加工業。大型高精度品強い。産活法による再建終了。3月30日発表18年8月期第2四半期の業績は、63.3%増収、110.77%経常増益となった。半導体分野では、急激な需要拡大に合わせて新事業所の取得や工作機械の確保など、期首の想定を超える生産設備の増強を行うとともに、流動的人材を確保し、生産体制の強化を図ることで受注及び売上高は拡大傾向で推移。FPD分野では、有機EL向けと第10.5世代液晶パネル向けの受注が拡大し売上高も順調に推移した。
●8155 三益半導体工業
信越化学からウエハ研磨加工を受託。使用済みウエハ再生、半導体関連装置の設計や卸売りも。3月30日発表18年5月期第3四半期の業績は、18.8%増収、24.9%経常増益となった。半導体事業部では、旺盛な半導体需要に支えられ、主力の300mmウエハーを中心に高水準の生産を継続。産商事業部は自社開発製品及びその他の取扱商品ともに増収となった。尚、18年5月通期の業績は売上高は725.00億円(前期比20.3%増)、営業利益は44.30億円(同20.0%増)、経常利益は43.70億円(同20.0%増)、純利益は29.50億円(同20.5%増)を見込む。
●8424 芙蓉総合リース
みずほ(旧富士銀)系。情報関連、事務機器等のファイナンスリースのほか、不動産リースに強み。2月5日発表18年3月期第3四半期の連結業績は、前年同期比17.1%増収、同18.7%経常増益となった。当第3四半期の契約実行高は前年同期比45.9%増加。内訳は「リース・割賦」が前年同期比13.5%増加、「ファイナンス・その他」が前年同期比145.2%増加。この結果、営業資産残高(割賦未実現利益控除後)は前期末比6.0%増加。業績面では、売上高、営業利益、経常利益、四半期純利益とも第3四半期の過去最高実益を更新しており、年度計画に対しても順調な進捗となっている。尚、18年3月通期の連結業績では売上高は5300.00億円(前期比4.5%増)、営業利益は310.00億円(同8.3%増)、経常利益は330.00億円(同5.2%)、純利益は205.00億円(同2.6%増)を見込む。
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こだわりレーティング |
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04月02日(月)分
2587 |
サントリーBF |
JPモルガン |
Overweight継続 |
5600円→5800円 |
3116 |
トヨタ紡織 |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
2800円→2900円 |
4307 |
NRI |
みずほ |
買い継続 |
4960円→5900円 |
4452 |
花王 |
みずほ |
買い継続 |
8150円→9000円 |
4612 |
日本ペイント |
メリル |
買い継続 |
4100円→4600円 |
5302 |
日本カーボン |
大和 |
1継続 |
5260円→7200円 |
7012 |
川崎重工業 |
マッコーリー |
Neutral→OP格上げ |
4000円→4400円 |
7269 |
スズキ |
CS |
OP継続 |
7200円→7500円 |
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