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平成30年04月05日(木)
4月4日現在海外相場 |
NYダウ |
24264ドル |
+230ドル |
ナスダック指数 |
7042P |
+100P |
CME日経先物 |
21540円 |
+200円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎NYダウ200ドル超上昇
米国株が乱高下しています。4日のNYダウは朝方に500ドル超下げた後、徐々に下値を切り上げる動きから、終わってみれば200ドルを超える上昇となっています。東京市場ではそれほど株価に影響を及ぼした訳ではないのですが、日本時間の4日に中国商務省が米国の関税措置の報復として、米国から輸入する大豆や自動車、航空機など計106品目に25%の関税を上乗せすると発表しています。
世界第1、2位の経済大国が「貿易戦争」に突入する可能性が現実味を帯びてきたと市場では受け止めたようで、中国市場への依存度の高い企業銘柄を中心に4日の米国株式市場では序盤から売り先行の展開で、NYダウは全30銘柄が下げ、寄り付き直後に一時500ドル超下落しています。
NYダウは朝方に500ドル超下げた後は、徐々に下値を切り上げる動きから午後に掛けてプラス圏に浮上する水準まで戻しています。米ホワイトハウス当局者が4日、トランプ政権はこれ以上の中国に対する貿易を巡る措置は現時点では計画していないとし、これまでに発表した措置の実行に注力するとの立場を示しています。同当局者は、米政権の貿易を巡る措置は米国の輸出に対する市場アクセスの確保に向けた交渉の一環との認識を表明。将来的に新たな措置が導入される可能性はあるとしながらも、現時点では何も計画されていないと述べ、また、米中間の貿易を巡る問題に対する市場の反応について政権は認識しているとしながらも、政策担当者にとり経済ファンダメンタルズと長期トレンドの方がより切実な問題となっているとの認識を示しています。
米中貿易戦争の激化に対する懸念があるものの、市場では、米中通商問題については、エスカレートしても良いことはないと分かっており、いずれ落ち着くとみられ、深刻に考える必要はないのではないかとの楽観的な見方もあるようで、売りも限定的で、取引終了に掛けては買戻しも急がれ、逆に200ドルを超える上昇となっています。
このような米国株の乱高下を見ての、本日の日本株ですが、流石に動き辛い展開になりそうです。NYダウの終値が200ドル超上げた事を素直に好感する一方で、引き続き米中貿易戦争と言うリスクを意識しなければいけないのかと言う思惑が錯綜する動きになりそうです。為替相場の動きを見る限りでは1ドル106円台後半までとどちらかと言えば円安ドル高ですから、為替で考えると、リスクオンと言う流れになりそうで、その面では素直に日本株買いの材料として受け止めて良いのかも知れません。
シカゴCME日経先物も昨日の大証比で200円程度上げていますので、まずはしっかりした展開になりそうです。日経平均株価の200日移動平均線である2万1300円台から25日線の2万1400円台が丁度現在の水準ですから、このレベルをすんなりと上抜けて、2万1500円を抜けてくれば、それなりに強い展開と言うことになりそうですが、この水準が上値の抵抗線か、或いは下値の支持線になるのか、微妙な状況と言う動きなりそうです。
●3697 SHIFT
ソフトウエアテスト事業が主力。ソフトウエアの品質保証も行い、関連のコンサルや研修も。1月12日発表18年8月期第1四半期の連結業績は、前年同期比94.9%増収、605.5%経常増益となった。エンタープライズ市場では、前連結会計年度より特にIT投資規模が大きい金融・流通各分野を注力業界として定め取り組んだ結果、長期的な関係構築を視野に入れたプロジェクトへの参画が進み、こうした新規顧客からの売上高が徐々に増加。エンターテインメント市場では、競合との差別化を図ることによる業界内認知度の向上や、既存顧客からの売上高が増加したことにより、収益基盤の拡大を進めた。
●4763 クリーク・アンド・リバー社
テレビ・ゲーム・Web等映像関係派遣、制作が主。医療ほか専門職分野拡大。配当性向20%以上。17年4月6日に公表した18年2月通期の連結業績を3月28日に上方修正している。売上高は前回から0.7%増の267億円(17年2月期比0.4%増)、営業利益は同横ばいの18億円(同1.1%増)、経常利益は同4.0%増の18.2億円(同23.2%増)、純利益は同10%増の11億円(同23.3%増)としている。持分法適用関連会社の業績が期初想定を上回って推移したことにより、経常利益が期初予想を上回る見込みに加え、税金費用が期初想定を下回ったこと等により、当期純利益が期初予想を上回る見込みとなった。
●6157 日進工具
切削工具中堅。精密金型や部品加工向け超硬小径エンドミルに特化しOSGと双璧。無借金。1月31日発表18年3月期第3四半期の連結業績は、9.9%増収、26.9%経常増益となった。自動化ラインの増強や自動化比率の向上を継続的に進め、生産の効率化に努め、また今後の生産・開発体制の強化に備えるため、仙台工場に隣接し外部に賃貸していた倉庫の取り壊しを決定した。
●6197 ソラスト
医療機関への業務請負・人材派遣が主力。在宅サービスを中心とする介護や保育事業も展開。2月8日発表18年3月期第3四半期の連結業績は、11.6%増収、13.3%経常増益となった。売上高は、医療関連受託事業及び介護・保育事業がともに好調に推移、営業利益は、医療関連受託事業及び介護・保育事業の増益、営業利益率は、介護事業の利益率が事業買収及び企業買収に伴い発生したデューデリジェンス費用や仲介手数料等の一時費用により低下したが、医療関連受託事業の利益率が上昇したことにより前年同期と変わらず、5.5%となった。
●3085 アークランドサービスホールディングス
カツ丼専門店『かつや』を直営、FCで展開。空揚げ育成中。親会社は新潟地盤のホームセンター。3月27日発表18年2月期の連結決算は、純利益が前の期比8%増の54億円。外食事業が好調だったほか、主力のホームセンター事業で販管費を抑えた。売上高は2%増の1052億円。とんかつ専門店「かつや」や唐揚げ専門店「からやま」の売り上げがけん引した。ホームセンターは天候不順が影響して既存店売上高が3%減ったものの、人手不足を背景に無駄な作業の見直しを進め、営業利益を伸ばした。
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こだわりレーティング |
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04月04日(水)分
3563 |
スシローグローバルHD |
CLSA |
新規BUY |
7200円 |
4343 |
イオンファンタジー |
三菱UFJMS |
新規Overweight |
7000円 |
4612 |
日本ペイント |
野村 |
Neutral→Buy格上げ |
3850円→4600円 |
4661 |
OLC |
ジェフリーズ |
Buy継続 |
11500円→12200円 |
4680 |
ラウンドワン |
ジェフリーズ |
Buy継続 |
2150円→2200円 |
4911 |
資生堂 |
JPモルガン |
Overweight継続 |
6300円→8000円 |
4922 |
コーセー |
JPモルガン |
Overweight継続 |
22000円→26000円 |
6506 |
安川電機 |
ドイツ |
新規Buy |
6200円 |
6758 |
ソニー |
ジェフリーズ |
Buy継続 |
8510円→8660円 |
7701 |
島津製作所 |
ジェフリーズ |
Buy継続 |
3350円→3500円 |
8174 |
日本ガス |
SMBC日興 |
新規1 |
5800円 |
9503 |
関西電力 |
SMBC日興 |
新規1 |
1670円 |
9513 |
Jパワー |
SMBC日興 |
新規1 |
4000円 |
9531 |
東京ガス |
SMBC日興 |
新規1 |
3200円 |
9603 |
HIS |
ジェフリーズ |
Buy継続 |
4700円→4800円 |
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