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平成30年04月11日(水)
4月10日現在海外相場 |
NYダウ |
24408ドル |
+428ドル |
ナスダック指数 |
7094P |
+143P |
CME日経先物 |
21840円 |
‐20円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎連続増益期待銘柄30選
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◎中国とロシア
米国と中国との間の貿易戦争を巡る思惑で、米国株が大きく揺れ動いています。10日のこの日も一方の中国の習近平国家主席が、経済問題などを討議する「ボアオ・アジアフォーラム」で演説し、「貿易黒字の追求を目標にせず、輸入拡大を真に希望する」と言明し、自動車などの輸入関税削減のほか、外資企業による出資比率制限の緩和などの具体策にも触れ、通商政策で対立するトランプ米政権との対話に前向きな姿勢を示しました。これを受けて、市場ではひとまず「貿易戦争」突入への警戒感が和らぎ、米国株は大きく上昇しています。
中国の習近平国家主席のこの講演ですが、確かに講演内容は米国との貿易戦争を回避する姿勢がにじみ出ている感じとなっています。良いように言えば、自らの市場開放策をひたすら説明する「大人の対応」に徹し、自由貿易を守る側のリーダーとして国際社会の支持を集めると言う狙いが透けて見えます。一方で中国の市場に残る閉鎖的な部分はひとまず棚に上げ、保護主義と戦う陣営のまとめ役になる権利を手にしたいと言う野望が見え隠れしていると言えます。
実際に中国としても、全面的な貿易戦争に発展すれば、中国が受ける傷の大きさは計り知れない訳で、中国の本音としては対内的には強いリーダーシップを見せつける一方で、世界に向けては、保護主義と対峙すると言う、所謂WTO(世界貿易機関)のルールを遵守する国だと言う事をより強くアピールすることで、貿易の世界でも中国がリードすると言った意思を見せつけようとしているのかも知れません。
実際には中国の保護貿易主義は習近平主席がきれいごとを言う程、酷い物ですから、世界各国としても、中国との貿易を円滑にしたいが為に面と向かっては批判しないものの、逆に本音としては、「どの口が言うのか」と腹の中では批判的な感情を抱いていると言うことになります。そのような中国に対して面と向かって対中国に物が言える米国のトランプ大統領はある意味では正しいのかも知れません。過激な発言である事は確かですが、ただ、ある時点では本音で対応することも必要なのかも知れません。
そして懸念材料は中国だけではない訳で、ロシアに対しても敵対心を露わにしています。シリアのアサド政権が先週末に化学兵器による攻撃を実施したと疑われる問題で、シリアに対する米国の報復措置について2日以内に決定すると述べています。トランプ氏はロシアのプーチン大統領が責任を一部負うことになる可能性があるとも示唆しています。ロシアや中国と言った大国と渡り合えるのは米国だけと言う側面もあるのですが、所謂、自由主義国である米国や日本などの先進国と、昔ほど政権が左寄り、共産主義や社会主義化はしていないものの、第三国と言われた国々との対立の構図が再度行われるのかと言うことで言えば、過去の歴史を踏襲すると言う流れになることだけは避けて欲しいところですね。
と言うことで米国株が上昇したので11日の日本株も上げ賛成と言う流れになりそうです。円相場も1ドル107円程度で安定しているようで、一方で対ユーロでは円安・ユーロ高が進んでいるようです。為替に関しては日本株の足を引っ張る動きにはならないようで、このように外部環境の安定が見えてくると、日本国内の問題が材料として取沙汰されるのかも知れません。特に政局が引き続き揺れ動いているようですから、安倍政権の支持率低下で、政局不安と言う流れが強まれば、日本株の売り要因と言うことになりそうで、その点では注意した方が良いかも知れません。日経平均株価は2万1500円から2万2000円の範囲内の動きに終始しそうです。
●7717 ブイ・テクノロジー
液晶ディスプレー、有機ELディスプレー等の製造・検査関連装置が主力。ファブレスメーカー。17年11月10日に公表した18年3月通期の連結業績を18年2月13日に修正している。売上高は前回発表の700.00億円から今回660.00億円(増減率5.7%減)(前期比45.4%増)、営業利益は前回100.00億円から今回120.00億円(同20.0%増)(同121.6%増)、経常利益は前回98.00億円から今回119.00億円(同21.4%増)(同120.1%増)、純利益は前回49.00億円から今回74.00億円(同51.0%増)(同163.0%増)としている。一部の装置の納品が翌期へ延伸となり、売上高について見通し額を修正した。また、徹底した原価削減及び税金費用の減少等により、営業利益、経常利益、当期純利益を修正した。更に配当予想については、17年10月16日の創業20周年を記念して、30円の記念配当を実施。また、期末普通配当予想を100円から140円とし、記念配当とあわせ期末配当を70円増配の170円としている。
●3254 プレサンスコーポレーション
関西中心に投資用ワンルームからファミリー向けの開発・販売に展開。名古屋、東京にも拠点。17年5月10日に公表した18年3月通期の連結業績を18年2月7日に上方修正している。売上高は前回発表の1265.62億円から今回1306.64億円(増減率3.2%増)(前期比29.3%増)、営業利益は前回183.01億円から今回201.44億円(同10.1%増)(同28.7%増)、経常利益は前回178.18億円から今回195.72億円(同9.8%増)(同27.0%増)、純利益は前回121.76億円から今回133.68億円(同9.8%増)(同27.0%増)としている。ファミリーマンションの販売が好調で売上高は当初予想を上回る見込み。また、販売費及び一般管理費についても、全体の売上が好調なことから、追加の販売費等の支出が抑えられ、営業利益以下の各段階利益についても当初予想を上回る見通し。
●9616 共立メンテナンス
独立系の寮運営会社。寮、ホテル事業が2本柱。『ドーミーイン』の名でビジネスホテルを展開。2月9日発表18年3月期第3四半期の連結業績は、売上高は1087.26億円(前年同期比7.5%増)、営業利益は102.14億(同5.5%増)、経常利益は99.85億円(同7.0%増)、純利益は66.61億円(同13.9%増)となった。当会計年度を初年度とする5ヶ年の中期経営計画「Kyoritsu Jump UpPlan」を策定し、中期経営計画の骨子である「顧客満足度の向上」及び「開発の先行的実施」を着実に推進。この結果、当第3四半期は過去最高益を更新した。
●7575 日本ライフライン
医療機器輸入商社。ペースメーカーなど心臓領域が得意分野、EPカテーテル等を自社生産。17年4月28日に公表した18年3月通期の連結業績を18年1月31日に上方修正している。売上高は前回発表の418.28億円から今回424.66億円(増減率1.5%増)(前期比14.2%増)、営業利益は前回94.72億円から今回106.64億円(同12.6%増)(同38.8%増)、経常利益は前回96.04億円から今回109.08億円(同13.6%増)(同36.2%増)、純利益は前回66.84億円から今回74.80億円(同11.9%増)(同39.8%増)としている。当第3四半期において、各品目区分での販売が好調であったことで、売上高が計画を上回った。
●4921 ファンケル
通販主力の無添加化粧品メーカー。サプリや健康食品も展開。海外は中国、香港、北米が中心。16年4月27日に公表した18年3月通期の連結業績を18年1月30日に上方修正している。売上高は前回発表の1050.00億円から今回1075.00億円(増減率2.4%増)(前期比11.6%増)、営業利益は前回60.00億円から今回77.00億円(同28.3%増)(同243.1%増)、経常利益は前回61.00億円から今回78.50億円(同28.7%増)(同229.1%増)、純利益は前回40.00億円から今回54.00億円(同35.0%増)(同4.9%増)としている。売上高は、ファンケル化粧品やアテニアが好調なことに加え、インバウンド需要が想定を上回って推移。各利益についても、第4四半期に来期を見据え追加的に広告投資を実施するものの、増収効果により前回予想を上回る見通し。
●6794 フォスター電機
音響・車載用スピーカー部品・製品の専業メーカー。海外生産が100%で生産体制を増強中。17年4月28日に公表した18年3月通期の連結業績を18年1月30日に上方修正している。売上高は前回発表の1600.00億円から今回1900.00億円(増減率18.8%増)(前期比18.1%増)、営業利益は前回60.00億円から今回95.00億円(同58.3%増)(同220.6%増)、経常利益は前回60.00億円から今回95.00億円(同58.3%増)(同214.9%増)、純利益は前回30.00億円から今回65.00億円(同116.7%増)(同497.4%増)としている。
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こだわりレーティング |
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04月10日(火)分
3227 |
MidCity |
SMBC日興 |
1継続 |
9.7万円→10万円 |
3227 |
MidCity |
みずほ |
買い継続 |
7.7万円→8.6万円 |
3278 |
KDR |
SMBC日興 |
2→1格上げ |
20.5万円→21万円 |
3289 |
東急不動産HD |
野村 |
Neutral→Buy格上げ |
780円→920円 |
3289 |
東急不動産HD |
みずほ |
買い継続 |
940円→1000円 |
3382 |
7&I-HD |
みずほ |
買い継続 |
5400円→6000円 |
4921 |
ファンケル |
UBS |
新規Buy |
5400円 |
4922 |
コーセー |
UBS |
新規Buy |
27000円 |
4927 |
ポーラオルビスHD |
UBS |
新規Buy |
5400円 |
6758 |
ソニー |
みずほ |
買い継続 |
6750円→6900円 |
8923 |
トーセイ |
三菱UFJMS |
Buy継続 |
1600円→1800円 |
9613 |
NTTデータ |
GS |
中立→買い格上げ |
1230円→1300円 |
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