 |
|
平成30年04月12日(木)
4月11日現在海外相場 |
NYダウ |
24189ドル |
−218ドル |
ナスダック指数 |
7069P |
−25P |
CME日経先物 |
21640円 |
−30円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
|
本日のこだわり相場感
|
|
◎連続増益期待銘柄30選
3月期決算発表に向けて期待が高まるところです。今回、3月期企業決算を先取りする格好で、増益基調が予想される30銘柄をカブーフレンズ「ないとすくーぷ」で特集しています。ご購読は<ここ>をクリックください。 |
|
◎シリア情勢
米中の貿易摩擦やシリア問題などで、足元の金融市場が揺れ動いていますが、そのような混乱の中で、じわじわと影響を及ぼしているのが原油価格の上昇だと言えます。11日のニューヨーク原油先物も一段高となっているようで、指標油種のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の5月物は、一時前日比1.94ドル高の1バレル67.45ドルと2014年12月上旬以来3年4カ月ぶりの高値を付けています。
米国によるシリア攻撃の可能性が高まり、中東の原油供給が細るとの思惑から買いが優勢となっているようで、ここまでもジワリと原油価格が上げていましたから、ここで中東情勢の緊迫化から一段高になりそうな雲行きです。原油価格が上昇すれば米国でもそうですが日本でも経済に影響を及ぼすことになりかねないと言うことになります。
原油高は最終製品やサービスまで転嫁される可能性もあり、家計にとっても消費者物価の上昇を通じて実質購買力の低下をもたらすことになりかねないと言うことになります。企業収益の売り上げ面へも悪影響が及び、個人消費や設備投資を通じて経済成長率にも悪影響を及ぼす可能性があるとの見方も出て来ています。このまま原油価格が上げ続ける訳ではないのですが、それでも足元のシリア情勢がどのようになるのかはよく見極めた方が良いかも知れません。
と言う事で目先の相場はやはり米国の対中国、対ロシアと言った米国サイドのニュースで変動することになります。11日もトランプ米大統領がシリアへの軍事行動を示唆し、地政学リスクへの警戒感から売りが優勢となっています。トランプ大統領は米東部時間11日朝、化学兵器使用の疑惑があるシリアに「ミサイルが来るぞ」とツイッターに投稿。ロシアがシリアのアサド政権を支援していることを批判して「我々とロシアとの関係はいま、冷戦期を含んでも最悪だ」とも指摘しています。
感情的なツイッターでの発言が世界の情勢に影響を及ぼす事を理解しての内容なのでしょうが、これまでのトランプ大統領のやり方と分かっていてもやはり金融市場としても、反応せざるを得ないと言うことなのでしょうか、NYダウも200ドルを超える下げとなっています。実際に米国が軍事行動に出るのかどうかは分かりませんし、これまでの経緯からすると安易な行動を慎む可能性の方が高いと言えます、それでも何があるか分からないのも確かです。
米国が国連に提案したシリア制裁決議が10日に否決されたことで、軍事行動の可能性が高まりつつあるとの見方もあるだけにこの辺りは注視する必要がありそうです。それでも仮に軍事攻撃に出たとしても下げは一時的だと言う見方も強いですから、それ程の懸念は必要ないでしょう。と言うことで日経平均株価は引き続き底固い動きで節目の2万1500円を維持する展開が続きそうです。
●2127 日本M&Aセンター
中堅中小企業のM&A仲介で最大手。全国の地銀、会計事務所等と連携網。事業承継案件に強み。17年4月28日に公表した18年3月通期の連結業績を18年1月30日に上方修正している。売上高は前回比12.2%増の240億円(前期比13.0%増)、営業利益は同13.0%増の113億円(同77.9%増)、経常利益は同13.0%増の113億円(同165.8%増)、純利益は同13.6%増の76.80億円(同265.6%増)としている。18年3月期第3四半期連結業績では前年同期比35.5%経常増益となり、第3四半期連結期間で過去最高益の更新となった。当第3四半期の成約件数は531件と対前年比30.8%の増加と第3四半期における過去最多の成約件数となっった。終始好調な案件成約状況を維持しており、また、豊富な受託残も擁していることから通期連結業績予想を上方修正している。
●3994 マネーフォワード
個人向け家計簿アプリ『マネーフォワード』と法人向けの『MFクラウド』シリーズが2本柱。1月15日発表17年11月通期の連結業績は、売上高は28.99億円、営業損失は7.97億円、経常損失は8.34億円、純損失は8.42億円となった。従来の17年11月通期の連結業績予想では売上高は26.81億円、営業損失は9.95億円、経常損失は10.06億円、純損失は10.14億円を見込んでおり、赤字幅を縮小している。SMBC日興証券では同社のマネタイズの本質は、お金の流れを「見える化」することで、金融サービスのプラットホームとしての様々なサービスとの親和性や拡張性が高いとしている。外部環境の構造的変化、同社の提携先開拓、サービス開発力を踏まえれば、さらなる評価余地があると評価。期待リターンは21%とセクター中央値を上回るほか、成長余地を織り込んだブルシナリオ発現時には120%のアップサイドが期待できるとしている。
●6323 ローツェ
半導体や液晶工場に導入されるウエハ、ガラス基板の搬送装置を製造。大口顧客は台韓企業。4月10日発表18年2月通期の連結業績は、売上高は522.48億円(17年2月期111.2%増)、営業利益は42.36億(同7.3%減)、経常利益は44.04億円(同3.9%減)、純利益は27.43億円(同10.2%減)となった。韓国子会社におけるガラス基板関連自動化装置の大量受注を獲得。また、メモリーメーカーによる3次元構造のNANDフラッシュメモリーやDRAMの生産拡大に向けた設備投資が積極的に行われ、ウエハソータやEFEMなどの受注及び販売が引き続き好調に推移。
●4921 ファンケル
通販主力の無添加化粧品メーカー。サプリや健康食品も展開。海外は中国、香港、北米が中心。16年4月27日に公表した18年3月通期の連結業績を18年1月30日に上方修正している。売上高は前回発表の1050.00億円から今回1075.00億円(増減率2.4%増)(前期比11.6%増)、営業利益は前回60.00億円から今回77.00億円(同28.3%増)(同243.1%増)、経常利益は前回61.00億円から今回78.50億円(同28.7%増)(同229.1%増)、純利益は前回40.00億円から今回54.00億円(同35.0%増)(同4.9%増)としている。売上高は、ファンケル化粧品やアテニアが好調なことに加え、インバウンド需要が想定を上回って推移。各利益についても、第4四半期に来期を見据え追加的に広告投資を実施するものの、増収効果により前回予想を上回る見通し。
●8923 トーセイ
マンション開発から出発し不動産流動化へ。都心に事業基盤。中古マンションの区分販売も。4月5日発表18年11月期第1四半期の連結業績は、24.7増収、13.4%税引前増益となった。不動産流動化事業で収益オフィスビル、賃貸マンション等の一棟販売を順調に進捗、不動産開発事業においては、戸建住宅の販売を推進。また仕入活動では通常の仕入手法に加えM&Aによる仕入手法も活用しながら、将来の収益の源泉となる収益不動産や開発用地の取得を積極的に進めた。18年11月期第1四半期の経常利益は、直近のアナリストコンセンサスを上回る水準となっている。尚、18年11月通期の連結業績では売上高は678.30億円(前期比17.4%増)、営業利益は109.46億円(同11.3%増)、税引前利益は100.38億円(同10.9%増)、当期利益は66.99億円(同8.8%増)を見込む。
|
|
こだわりレーティング |
|
04月11日(水)分
3048 |
ビックカメラ |
野村 |
Buy継続 |
1900円→2300円 |
5020 |
JXTG |
JPモルガン |
Overweight継続 |
960円→1000円 |
7272 |
ヤマハ発動機 |
ジェフリーズ |
Hold→Buy格上げ |
3700円 |
8841 |
テーオーシー |
野村 |
Neutral→Buy格上げ |
1200円→1520円 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|