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平成30年04月16日(月)
4月13日現在海外相場 |
NYダウ |
24360ドル |
−122ドル |
ナスダック指数 |
7106P |
−33P |
CME日経先物 |
21765円 |
−45円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎連続増益期待銘柄30選
3月期決算発表に向けて期待が高まるところです。今回、3月期企業決算を先取りする格好で、増益基調が予想される30銘柄をカブーフレンズ「ないとすくーぷ」で特集しています。ご購読は<ここ>をクリックください。 |
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◎シリア攻撃
米国時間の13日、日本では14日(土)の午前中になりますが、トランプ米大統領が、シリアのアサド政権が化学兵器を使用したと断定し、同政権への軍事行動に踏み切っています。実際に14日未明にシリアの首都ダマスカスの近郊などで爆発音があったもようだと報じられています。米国や英国、フランスがシリア軍施設を攻撃したとみられています。地中海沖の艦船からのミサイル攻撃だけでなく、爆撃機が中部ホムス近郊の軍施設に空爆したとみられ、この施設には化学兵器が貯蔵されていた疑惑があるとのことです。
米国でもそうですし、中国や韓国と言った隣国でも同じで内政に問題が生じた際には対外的な成果を上げることで、国民の目をそらすと言う戦略が取られる傾向にあります。米国は過去何度も同じ事を行って来ました。最近で見ています「ホームランド」と言うCIAの女性職員がテロや米国の内政問題に対して過激に立ち向かい正義感の元、行動をとると言う内容の米国ドラマです。既にシーズン7まで進んでいますが、そこでも大統領が自らへの批判の矛先をテロ攻撃で国民の目をそらせようとする側近が推し進めると言う話が出ていました。
今、正に保護主義的で独裁的な側面があるトランプ大統領を被ってしまうようなドラマであるだけに、なかなか見ごたえがおる内容となっています。登場人物の繋がりを知る為にはある程度前のシーズンから見ないと分かり辛いのですが、面白いドラマに変わりはないと言えそうです。エミー賞を受賞しているだけに米国内でも相当に評価は高いようです。
と言うことでドラマの話ではなく現実にシリア攻撃が行われた訳で、これが14日の未明ですから、世界の株式市場が終わった後の動きとなっています。それだけに週明けの東京市場は世界の市場参加者の反応を試す場となりそうです。ただ、一方ではトランプ大統領による予告や英仏政府との事前協議が明らかになっていたこともあり、短期間で局地的な攻撃にとどまれば、影響はそれほど大きくないとの見方もあるようです。実際に攻撃の規模がどの程度なのかは、週明けの詳細な情報を見るしかありませんが、ただそれ以上に問題なのは英米仏と対峙するシリアの後ろ盾であるロシアやイランの出方と言うことになります。
日本株にとっては、まずは株式市場の前に為替相場に注視することになりそうです。先週末の海外市場では1ドル107円台前半の動きで終わっています。シリア攻撃の前の水準ですから、ここからどの程度円高に振れるのかを見ることになります。リスク要因としては、この中東情勢や米政治への不透明感が残っていますし、今週は日米首脳会談などの重要イベントがあるだけに、為替相場も動き辛いと言うことになりそうです。
野村証券ではこのシリア攻撃のインパクトについては、動いたとしても1円程度の円高だとの見方を示しています。2017年4月に米国がシリアを単独でミサイル攻撃した際は、その後の数日で2円ほど円高が進んでいます。1年前と違い、今回は市場予想通りで、しかも英仏との協調行動で、今後エスカレートするとは考えにくいとの読みです。攻撃の規模や期間が限定的なら、日経平均株価の下値めどは2万1500円くらいという見方もあるようです。
もう少し悲観的な見方としては円相場の目途は1ドル105円台、日経平均株価の下値は2万1000円との見方です。尤もこれでも過度なリスクオフの流れにならないと言う見方のようです。特に円相場を巡る需給要因として、米先物市場での投機家による主要通貨に対するドル売り持ち高は足元で約6年半ぶりの高水準にあり、これが一段のドル売りを仕掛けにくく、円高も進みにくいとの観測につながっているようです。ドルの総合的な強さを示すドル指数は3月以降、90前後で推移しており、下げ基調だった17年とは異なり、底入れ感が出ているとの見方です。
ただ、このような楽観的な見方はあるものの、あるい程度の下値も覚悟する必要はあるのかも知れません。一時的にしろ25日移動平均線や200日線を割り込み、2万1000円台をも割り込む動きもあるのかも知れません。為替次第だし、為替もロシアやイランとの対立構造がどのように展開するのかと言う点も重要になりそうです。ただ、あくまでも「一時的」だとする見方は大勢を占めており、むしろ今月下旬より始まる3月期企業の決算発表を前にして、好業績の銘柄を下値で買うチャンス到来と考えた方が良いのかも知れません。
●6050 イー・ガーディアン
SNS投稿等の目視監視や運用支援と、ゲーム利用者の問い合わせ対応代行が主体、広告審査も。2月1日発表18年9月期第1四半期の連結業績は、前年同期比28.4%増収、同55.5%経常増益となった。17年10月より、販売・運用代理パートナーである「LINEカスタマーコネクト」を利用し、ユーザーがゲームプレイをする上で関心の高い情報を、チャットボットを用いてAIが24時間365日自動応答で提供する「ゲーム攻略チャットボット」サービスの提供を開始。
●2362 夢真ホールディングス
施工図作図が祖業、大量採用による建設現場の若年層施工管理技術者派遣が主力。技術者派遣も。2月8日発表18年9月期第1四半期の連結業績は、売上高は94.11億円(前年同期比34.5%増)、営業利益は12.32億(同90.8%増)、経常利益は12.04億円(同66.3%増)、純利益は9.57億円(同124.5%増)となった。技術者派遣業界は、日本全体として労働人口が減少しており、多くの業界が人材不足に陥っているため、需要は活況となった。特に、高齢化及び若手不足が顕著な「建設業界」、そして、技術革新が著しい「IT業界」の人材不足は深刻な状況。そのため、建設業界及びIT業界に対し「高付加価値の人材」を供給するべく、人材の確保及び育成に注力してきた。技術者の増員に起因した建築技術者派遣及びエンジニア派遣事業が伸張、又、建築技術者派遣事業では派遣単価が上昇したことに加え、採用費をはじめとしたコストのコントロールを徹底したことで、増収増益となった。
●3698 CRI・ミドルウェア
音声・映像関連の開発用ソフトウエアが主力。海外や動画配信・広告など新分野開拓に注力中。18年9月期第2四半期の連結業績を4月12日に上方修正している。売上高は前回発表比3.3%増の7億円、営業利益は王100%増の1.22億円、経常利益は同100%増の1.22億円、純利益は同100%増の0.84億円としている。ゲーム分野において利益率が高いスマートフォン向け許諾売上の拡大や包括的な許諾契約の新規獲得等により、売上及び利益が当初予想を上回る見通し。
●7747 朝日インテック
産業用から出発、循環器治療のPTCAガイドワイヤへ展開。タイ、ベトナムでほぼ全量生産。2月14日発表18年6月期第2四半期の連結業績は、売上高は254.09億円(前年同期比24.5%増)、営業利益は83.53億(同42.0%増)、経常利益は84.08億円(同35.9%増)、純利益は61.60億円(同45.1%増)となった。TOYOFLEX CEBU CORPORATION(フィリピン・セブ製造工場)に新設したメディカル工場が稼働を開始したことや、樹脂塗装技術を有する日本ケミカルコート株式会社(取得後、非連結子会社)の全株式を取得するなどし、当社グループの強みをさらに盤石化することに努めた。中期経営計画に基づく成長戦略を着実に進めていくことにより、企業価値の拡大を目指す。
●4369 トリケミカル研究所
半導体、太陽電池の製造に必要な化学材料を製造販売。多品種小ロット生産。国内と台湾向け柱。3月15日発表18年1月通期の連結業績は、売上高は64.45億円(17年1月期比17.8%増)、営業利益は15.98億(同63.6%増)、経常利益は16.22億円(同66.4%増)、純利益は11.45億円(同49.3%増)となった。前年に投資を行った新工場棟を中心に、生産性の向上及び新規製品製造のための体制構築を図るとともに、主力の日本・台湾向けのほか、韓国等に向けても新規半導体材料等の販売に注力している。尚、19年1月通期の連結業績では売上高は74.90億円、営業利益は19.10億円、経常利益は19.40億円、純利益は13.30億円を見込む。又、19年1月期末配当は26円と前期比で5円増配を予定。当事業年度に増築いたしました上野原第二工場を中心に、東アジア市場における中長期的な成長を達成するため、台湾における子会社工場の建設準備や、韓国においては関係会社と連携した事業活動を強力に推進し、グループ全体のシナジーを強化し、事業の効率化、新規顧客の獲得を図ることを戦略の柱とする。
●3562 No.1
OA機器、自社企画のセキュリティ商品販売や保守・メンテが柱、月額定額制のITサポートも。4月12日発表18年2月通期の連結業績は、売上高は77.15億円(17年2月期比9.3%増)、営業利益は2.78億(同8.4%減)、経常利益は2.68億円(同7.7%減)、純利益は1.81億円(同4.8%減)となった。自社企画商品ラインナップの拡充を図るべく、最新の技術動向や市場ニーズを察知し、新商品のリリースを進めるべく注力してまいりました。これらの取り組みが奏功し、主力商品販売は概ね堅調に推移した。尚
●6638 ミマキエンジニアリング
広告・看板向けインクジェット(IJ)プリンタで世界首位級。家電向け等産業用途開拓に重点。17年8月10日に公表した18年3月通期の連結業績を4月12日に上方修正している。売上高は前回発表比0.5%増の524億円、営業利益は同14.9%増の27億円、経常利益は同15.0%増の23億円、純利益は同9.7%増の17億円としている。又、18年3月期末の配当を前回より2.5円増額の7.5円としている。主な増益要因は、1ユーロの平均為替レートを、前提としていた126.5 円から実勢水準の129.7 円に変更するため。
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こだわりレーティング |
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04月13日(金)分
4151 |
協和醗酵キリン |
UBS |
Buy継続 |
2600円→2700円 |
4568 |
第一三共 |
UBS |
Buy継続 |
3900円→4200円 |
4578 |
大塚HD |
UBS |
Buy継続 |
5700円→6100円 |
6506 |
安川電機 |
GS |
買い継続 |
5900円→6000円 |
6869 |
シスメックス |
UBS |
Buy継続 |
9900円→10850円 |
6869 |
シスメックス |
ドイツ |
Buy継続 |
10500円→11100円 |
7575 |
日本ライフライン |
UBS |
Buy継続 |
3500円→3600円 |
7613 |
シークス |
みずほ |
買い継続 |
2950円→3000円 |
7747 |
アサヒインテック |
野村 |
Buy継続 |
4900円→4950円 |
9983 |
ファーストリテイリング |
野村 |
Buy継続 |
56500円→60000円 |
9983 |
ファーストリテイリング |
GS |
買い継続 |
52000円→56000円 |
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