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平成30年04月20日(金)
4月19日現在海外相場 |
NYダウ |
24664ドル |
−83ドル |
ナスダック指数 |
7238P |
−57P |
CME日経先物 |
22130円 |
−70円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎回復の兆し
日経平均株価が昨日19日まで5日続伸となっています。2万2000円の節目を超えたのが一昨日の18日、翌19日も小幅ですが続伸となりました。日米首脳会談が無事と言うか、それなりに評価される格好で終わった事を好感する動きとなっています。首脳会談では日本に貿易不均衡の解消や円安ドル高を牽制する動きに出るのではないかと言った事前の不安があっただけに、ここまでの情報では特段目立った牽制発言が無い事が評価されたようです。
むしろ北朝鮮問題について非核化や拉致問題に解決に向けて米国サイドも力を貸してくれると言った発言が出た事は大きなプラスだとする見方となっています。勿論、事前にポンペオ米中央情報局(CIA)長官が訪朝して金正恩委員長と会談していたことも明らかになっており、地政学的リスクへの警戒感が和らいでいたこともあるのですが、北朝鮮問題の解決に向けて一歩進んだのではないかと言った見方は市場に楽観ムードを醸しだした事は違いないようです。
この動きは株式相場よりもむしろ為替市場に色濃く出ているようで、円相場も1ドル107円台半ばまでの円安ドル高に振れています。ただ、誰もこのまま円安方向に向かうとは思っていないのですが、それでもここまでやや売り込まれ過ぎた感のある輸出関連銘柄などを買い戻す動きが強まった事は確かなようです。相場の地合いが良くなったと言うこともあるのでしょうが、下値を買い上がると言うムードも徐々に広がっているようです。
今朝の日経にも「日本株買い、回復の兆し」と前向きは見出しが出ていました。背景には海外投資家の日本株の投資意欲に回復の兆しがでてきたとのことで、4月第2週(9〜13日)は現物株を3週連続で買い越しています。地政学リスクの後退や円高の一服で外部環境が落ち着きをみせる中、これまで日本株を売り越してきた海外勢の打診的な買いが入りはじめたとの見方です。ただ、企業決算の内容や政局の先行きを見極めたいとの見方から、なお日本株には慎重な投資家も多いと不安材料も付け加えているようです。更に今回の外国人買いは海外ヘッジファンドなど短期筋がこれまで売ってきた分の買い戻しが大半との見方が多いとの指摘もあるようです。
否定的な見方をすればきりがありませんが、まずは下値を固める動きから徐々に買い材料を模索する展開と言うことになるのかも知れません。特に内外の投資家にとっては外部環境が一定の落ち着きを示してきたことで、注目するべきは来週から本格化する3月期企業の決算発表と言うことになります。決算内容を見極めて今後の投資姿勢を固める投資家も多いとの見方もあるだけに、決算内容次第では上にも下にも行くと言うことになりそうです。日経平均株価は2万2000円台を維持できるのかどうか、75日移動平均線の2万2200円台をすんなり上抜けるのかどうかを見たいところです。
●3630 電算システム
情報処理サービス開発中堅。払込票決済など収納代行を拡大中。グーグルの販売代理店展開も。1月30日発表17年12月通期の連結業績は、売上高は335.45億円(16年12月期比10.5%増)、営業利益は12.97億(同15.3%増)、経常利益は13.36億円(同15.5%増)、純利益は8.21億円(同12.2%増)となった。SI・ソフト開発は、G Suite及びその周辺サービスが順調に推移したことや、Googleマップ事業を主力としたゴーガを前第4四半期より新たに連結の範囲に含めたことにより、グーグル製品をはじめとしたクラウド関連サービスの売上が順調に推移。また、クラウド型デジタルサイネージ販売、人事給与システム販売などにより大幅に売上が伸長。商品販売においては、介護事業所向けシステム販売、大手ゼネコン向け機器販売、地方自治体向けのシステム機器導入などにより売上が伸長。情報処理サービは、既存の請求書作成代行や、当連結会計年度より新たにサービスを開始した「郵便局のみまもりサービス」などのデータ処理サービスが順調に推移したものの、エネルギー業界向け処理サービスの低調により減収となった。
●4565 そーせいグループ
創薬ベンチャー。元ジェネンテック社長の田村眞一氏が創設。日英2拠点。買収で技術力強化。18年2月15日発表の18年3月通期の連結業績では売上収益は100.00億円(前期比47.1%減)、営業利益は20.00億円(同83.9%減)、税引き前利益は7.00億円(同94.4%減)、当期利益は4.00億円(同95.7%減)を見込んでいる。現在の売上収益は、提携契約によるマイルストン収益に依存している。これらのマイルストンは、提携先の開発戦略及び開発スケジュールに影響されるため、マイルストンを受領する時期を予想することは困難で、また、会計年度ごとの売上収益額に大きな変動が生じる可能性がある。16年4月に受領したAllergan社との大型契約に基づく契約一時金は例外的な金額であったため、18年3月期においては対前連結会計年度比において売上収益の大幅減を見込んでいる。Allegan社からの125百万米ドルの契約一時金を計上した17年3月期と同規模の売上収益を再び計上できるとは見込んおらず、レビー小体型認知症を対象とした臨床開発の開始のための支出を含め、自社独自のパイプラインの開発促進に向けた投資額が増加する見込み。
●6258 平田機工
生産設備エンジニアリング会社。自動車や半導体、家電関連など顧客多彩。産業用ロボットも。2月13日発表18年3月期第3四半期の連結業績は、売上高は669.44億円(前年同期比28.4%増)、営業利益は78.59億(同48.0%増)、経常利益は77.17億円(同52.8%増)、純利益は53.47億円(同45.9%増)となった。自動車関連生産設備事業では、EVやPHEVなどの環境対応車に関連した自動車部品・電池・電子部品などの生産設備の案件が増えている。家電関連及びその他生産設備事業では、省エネ家電に関連したインバーターやモーターの生産設備、環境対応自動車用タイヤ生産設備などの案件が増えている。一方、半導体関連生産設備事業では、北米大手スマートフォンの販売不振の影響が出ている。
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こだわりレーティング |
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04月19日(木)分
3226 |
アコモF |
野村 |
Buy継続 |
51.9万円→56.2万円 |
4543 |
テルモ |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
5910円→6830円 |
6506 |
安川電機 |
GS |
買い継続 |
6000円→6300円 |
6594 |
日本電産 |
SMBC日興 |
1継続 |
14400円→18200円 |
6724 |
セイコーエプソン |
シティG |
2→1格上げ |
2300円 |
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