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平成30年04月23日(月)
4月20日現在海外相場 |
NYダウ |
24462ドル |
−201ドル |
ナスダック指数 |
7146P |
−91P |
CME日経先物 |
22075円 |
−85円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎北朝鮮の方針転換
4月21日(土)北朝鮮の金正恩委員長が20日に開いた朝鮮労働党中央委員会総会で、21日から核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)を中止する方針を表明しています。核実験場の廃止も発表。金正恩氏は「核武器の兵器化完結が検証された状況で、いかなる核実験や中長距離、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の試射も必要なくなった。北部核実験場もその使命を終えた」と述べています。
各メディアや各国政府の反応が出ていますが、多くは歓迎するムードのようですが、一方でこれまで何度も騙された経緯があるだけに、今回もと言う疑心暗鬼の声も相当に多かったようです。実際の所は今後の動きを見るしかないのですが、それでも嘘でも真実でも、北朝鮮問題が少しずつ動き出した感があるのは確かです。
別のコンテンツでも書いたことですが、先日の日曜日に、NHKがシリーズ「金正恩の野望」と言うのを放送していましたが、そこで金正恩は「戦争をも辞さない凶器を持った人間だと思わせておいて、突然180度方向を変えて平和を実現したいと、一歩出てきたらいったいどうなるか。世界はその深遠な戦略の渦に巻き込まれていくだろう。」と言う内容が出ていました。
これは彼が1年前に書いたメモだそうで、今起きている事を予言するかのような内容と言うことのようです。と言うのも最近になって金正恩委員長が突然中国に訪問し、そして非核化にまで打ち出した訳です。更に世界は今正にこの先実現される米国と朝鮮の首脳会談の行方を固唾をのんで見守っていると言うことになります。突然、金委員長が外交に動き出した訳で、これまで引きこもりのように北朝鮮から出てこなかった6年間、彼が何をして何を思っていたのが注目されるところです。
世界が彼の緻密な戦略に翻弄されると言うことになれば、それはそれでも大いに問題ですが、それでも日本にとってはお隣の危なかっしい国は本当に大人しくなるのであれば、戦略がどうであれ、結果が全てと言うことになります。今更言うなよと言う気持ちもあるのですが、独裁国家と言うのは得てしてそんなものです。最近はそうでもないのですが、日本と言う民主的な国においても、一社会、一会社内で考えると独裁国家の主席と同じような振る舞いをしている企業のトップは多いのかも知れません。朝令暮改は当たり前で、その時々の社長、或いは上司の気分次第で社員が振り回されると言う経験を過去個人的にも何度もしてきました。
人間の本能と言うか、本質の部分は人それぞれ違うのですが、意外に冷酷で残酷な部分もある訳で、それが表に前面に出た場合には酷い事態になりますし、それが国と国の対立になりますと「戦争」に発展することになる訳です。本当は人間の「善」の部分を前面に押し出して、優しい気持ちで接すれば、世の中上手く行くのですが、そんな事ではこの世知辛い世の中上手く渡っていけないと言うことになるのかも知れません。
東大を出て、就職先として最高峰となる大蔵省、今の財務省に入り、出世をしてきた、頭の良い人間も過去、人を蹴落として、のし上って来た訳です。単に「善」の部分だけでは世の中渡っていけないと言う側面もあるのかも知れませんが、それでも公的な業務に就く人間には、それなりに倫理観や社会的な正義感を持った人間に就いて欲しいものですね。
と言うことで地政学的リスクが緩和された訳で、リスクオンと言うことで、為替相場では円相場が1ドル107円台後半までじわりと円安の動きとなっています。米国株は先週末に掛けてやや上値の重い展開です。週明けこの北朝鮮問題を受けてどう反応するのかは見極める必要はありますが、それでも米朝首脳会談を材料にして多くの部分で織り込んでいるのかも知れません。米国の好調な決算発表を受けての買いも多くが取り込まれた感もありますから、米国株にとってはこの先材料を模索する展開になるのかも知れません。
日経平均株価は2万2000円台に乗せた後、比較的底固い動きが続いています。下旬から来月初めに掛けて、主要企業の決算発表が本格化しますし、今週末からはゴールディンウイーク入りですから、特段大きくポジションを持てないと言う側面もあるのですが、それでも全体的には上値志向の展開になりそうです。75日線の2万2200円近辺を上抜け、2月下旬の直近高値2万2389円を超えれば、戻り待ちの売りが消え、上昇に勢いが付きやすいとの指摘もあるようですから、この辺りの上値抜きに期待したところです。
●2151 タケエイ
建設関連産業廃棄物の中間処理、再資源化から最終処分までの一貫処理に強み。首都圏地盤。1月31日発表18年3月期第3四半期の連結業績は、前年同期比15.3%増収、同31.2%経常増益となった。主力の廃棄物処理・リサイクル関連事業では、設備の不具合や天候不順による一時的な落ち込みはあったものの、建設業界の良好な受注を背景に好調に推移。再生可能エネルギー事業では、稼働中の2発電所において、効率的・安定的な稼働を徹底することで計画以上の業績寄与。また、環境エンジニアリング事業の受注も堅調に推移。
●3230 スター・マイカ
中古区分所有マンションへ投資し賃貸と売却を組み合わせて物件運営。子会社で不動産仲介も。3月29日発表18年11月期第1四半期の連結業績は、71.0%増収、42.1%経常増益となった。リノベーションマンション業界のリーディングカンパニーとして未来に亘り業界をリードし続けるとのことで、18年11月期を新たな起点として、5カ年での経営計画「Challenge 2022」を策定した。当第1四半期は、5カ年経営計画の達成に向けて、基幹事業であるリノベマンション事業の収益力を引き続き強化、インベストメント事業では、市場動向を捉えた投資戦略の実行による保有物件の一部売却を通じて収益機会を拡大し、アドバイザリー事業では、外部顧客からの手数料収入の増強を図っった。
●3457 ハウスドゥ
不動産仲介で創業。加盟店にノウハウ提供するフランチャイズ事業が利益の柱。首都圏を開拓。2月5日発表18年6月期第2四半期の連結業績は、前年同期比11.1%増収、同40.9%経常増益となった。フランチャイズ事業では新規加盟契約数63件、累計加盟契約数501件、新規開店店舗数65店舗、累計開店店舗数415店舗。ハウス・リースバック事業では新規取得保有物件数142件、累計保有物件数626件、売却件数24件。不動産金融事業では不動産担保融資実行件数88件。不動産売買事業では取引件数181件。不動産流通事業では仲介件数1546件。リフォーム事業では契約件数1112件、完工件数1156件。
●3558 ロコンド
靴を中心とした通販サイトを運営。倉庫の二次利用やECサイト支援などBtoBサービス育成。4月10日に公表した18年2月通期の業績を4月13日に修正している。売上高は前回発表比3.1%増の29.72億円(17年2月期比37.3%増)、営業利益は同7.0%増の3.26億円(同68.9%増)、経常利益は同4.7%増の3.12億円(同59.8%増)、純利益は同54.5%減の1.75億円(同58.9%減)としている。前回4月10日の業績予想と比較して、売上高、営業利益、経常利益とともに当初計画を達成。一方、19年2月期に実施を計画している積極的な広告宣伝投資及び今後の業績動向を勘案し、繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討、18年2月期において繰延税金資産103百万円を取崩し、これに伴う法人税等調整額を計上した。
●6197 ソラスト
医療機関への業務請負・人材派遣が主力。在宅サービスを中心とする介護や保育事業も展開。2月8日発表18年3月期第3四半期の連結業績は、11.6%増収、13.3%経常増益となった。売上高は、医療関連受託事業及び介護・保育事業がともに好調に推移、営業利益は、医療関連受託事業及び介護・保育事業の増益、営業利益率は、介護事業の利益率が事業買収及び企業買収に伴い発生したデューデリジェンス費用や仲介手数料等の一時費用により低下したが、医療関連受託事業の利益率が上昇したことにより前年同期と変わらず、5.5%となった。尚、18年3月通期の連結業績では売上高は700.03億円(前期比7.0%増)、営業利益は40.32億円(同10.3%増)、経常利益は40.15億円(同10.7%増)、純利益は26.40億円(同6.7%増)を見込む。
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こだわりレーティング |
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04月20日(金)分
3462 |
NMF |
SMBC日興 |
1継続 |
19万円→19.2万円 |
4217 |
日立化成工業 |
UBS |
新規Buy |
3300円 |
4528 |
小野薬品工業 |
SMBC日興 |
1継続 |
2700円→3100円 |
6183 |
ベルシステム24HD |
SMBC日興 |
1継続 |
1800円→1900円 |
9020 |
JR東日本 |
GS |
新規買い |
11600円 |
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