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平成30年04月24日(火)
4月23日現在海外相場 |
NYダウ |
24448ドル |
−14ドル |
ナスダック指数 |
7128P |
−17P |
CME日経先物 |
22190円 |
+90円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎政治的リスク
米国の長期金利が上昇しています。ニューヨーク債券市場で米長期金利の指標となる米10年物国債利回りが一時2.99%と2014年1月以来の高さとなっています。インフレ圧力の強まりや米連邦準備理事会(FRB)による利上げ観測などを背景に債券売りが出やすい地合いの上、米国を取り巻く政治リスクの後退も債券売りにつながっているようと言うことで、安全資産の債券が売られると言う事はリスク資産である株式が買われる要素だとも言えそうです。
この米長期金利の上昇を受け、外国為替市場では円売り・ドル買いが優勢となっており、1ドル108円台と2月半ば以来の円安・ドル高水準で推移、その後も円安が進み、直近では108円台後半まで進んでいます。米国株の上値は重かったのですが、この円安を受けて、シカゴCME日経先物はしっかりした展開です。
確かに地政学的リスクが後退していると言うことで、リスクオフからオンへ移行する動きが顕著になっている訳で、中東情勢でも米国がシリア攻撃後は特段の悪材料は出ておらず、6月上旬までに予定される首脳会談に向け、米国と北朝鮮の対話が進んでいるとの見方も広がっていることもあり、北朝鮮が核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験の停止を発表したこともリスクオンに流れに背景となっています。
中東情勢も北朝鮮問題ももう暫く経たないとその状況が明確にならない訳ですから、その意味では現状の金融市場は待ちの状態と言えます。外部環境がこのようにどちらかと言えば一定の安定が見られる一方で、日本国内は逆に政治リスクが高まっていると言えそうです。特に安倍内閣の支持率が低迷しており、「危険水域」とされる内閣支持率30%未満を目前にして、「政局混迷」と言う株式市場にとっては売り材料が強まる可能性がありそうです。株式相場が上昇する事が株主だけに恩恵があると誤解する向きが多い日本ですから、国民の総意としては政局混迷が日本経済を減速させてしまうと言うマイナス要因をもう少し理解してもらう手法を考えた方が良いのかも知れません。
それが日本国民の資質ですし、他の資本主義国と違い日本はどちらかと言えば社会自由主義国とも言えますから、その意味ではまだまだ独立した国ではないのかも知れません。新聞やテレビと言ったメディアがどちらかと言えば、左寄りの思想ですが、ただその一方で国民の半数はどちらかと言えば右寄りの思想だと言えます。(だから自民党が政権を担っているのですが)左寄りの思想が国民の意を捉えて来た場合には政権交代と言うことで、過去に民主党が政権を担った時のような状況になると言えます。
それを選択するのは明らかに日本国民でありメディアの役割ではないとも言えます。政権批判し、安倍政権を打倒する為に野党に手を貸すようなメディアを最近よく見受けますが、公平公正な報道をもう少しやって欲しいところですね。
と言うことで政局不安が相場の重石になるのかも知れませんが、一方でここから本格化する3月企業の決算発表への期待感はそれなりに高いと言うことで、米国同様に好業績を発表した銘柄への物色意欲が相場を下支えし、押し上げる原動力になると言う見方が出来そうです。日経平均株価は3日連続で75日移動平均線である2万2200近辺で頭を押さえられています。200日線の時と同じようにこのレベルを上抜けると2月末の高値でもある2万2500円をすんなり上抜けることになりそうです。
●3457 ハウスドゥ
不動産仲介で創業。加盟店にノウハウ提供するフランチャイズ事業が利益の柱。首都圏を開拓。2月5日発表18年6月期第2四半期の連結業績は、前年同期比11.1%増収、同40.9%経常増益となった。フランチャイズ事業では新規加盟契約数63件、累計加盟契約数501件、新規開店店舗数65店舗、累計開店店舗数415店舗。ハウス・リースバック事業では新規取得保有物件数142件、累計保有物件数626件、売却件数24件。不動産金融事業では不動産担保融資実行件数88件。不動産売買事業では取引件数181件。不動産流通事業では仲介件数1546件。リフォーム事業では契約件数1112件、完工件数1156件。尚、18年6月通期の連結業績では売上高は171.46億円(前期比1.8%増)、営業利益は16.03億円(同28.4%増)、経常利益は14.00億円(同27.0%増)、純利益は9.20億円(同24.7%増)を見込む。
●6125 岡本工
平面研削盤で国内首位。液晶、半導体製造装置も手掛ける。汎用機はタイ、シンガポールで生産。17年5月15日に公表した18年3月通期の連結業績を18年4月20日に上方修正している。売上高は前回比2.9%増の288億円(前期比21.3%増)、営業利益は同24.4%増の19.9億円(同74.7%増)、経常利益は同25.9%増の17億円(同121.4%増)、純利益は同77.3%増の19.5億円(同238.0%増)としている。売上高はほぼ予想通りに推移。損益については、コストが当初の見込みよりも減少したことにより、営業利益及び経常利益が予想を上回る見込み。またこれに加え、繰延税金資産を計上することにより当期純利益は予想を上回る見込み。
●9206 スターフライヤー
北九州空港を拠点とする新興エアライン。ビジネス需要主体で割安、座席広めと独自戦略。1月31日発表18年3月期第3四半期の連結業績は、売上高は287.29億円(前年同期比10.9%増)、営業利益は27.79億(同0.1%増)、経常利益は27.34億円(同1.2%増)、純利益は18.50億円(同6.3%増)となった。当第3四半期末における路線便数は、国内定期便1日当たり5路線30往復60便。なお、北九州−那覇線は1日当たり1往復2便の国内定期便として、17年7月4日から10月10日の夏季限定で運航していたが、18年2月8日から5月7日および7月13日から10月27日の運航も決定。
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こだわりレーティング |
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04月23日(月)分
1861 |
熊谷組 |
大和 |
1継続 |
4100円→4800円 |
6723 |
ルネサスエレク |
シティG |
2→1格上げ |
1350円 |
7701 |
島津製作所 |
SMBC日興 |
1継続 |
2500円→3600円 |
8972 |
ケネディクスオフィス |
UBS |
新規Buy |
79.9万円 |
8976 |
大和証券オフィス |
UBS |
新規Buy |
70.2万円 |
9433 |
KDDI |
GS |
中立→買い格上げ |
3300円→3520円 |
9672 |
東京都競馬 |
ジェフリーズ |
新規Buy |
5200円 |
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