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平成30年05月08日(火)
5月7日現在海外相場 |
NYダウ |
24357ドル |
+94ドル |
ナスダック指数 |
7265P |
+55P |
CME日経先物 |
22465円 |
+15円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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◎決算発表前半好決算予想銘柄25選
3月決算企業の18年3月期決算発表が本格化しています。4月末に掛けて前半のピークを迎え、特に25日からの3日間では500社近い企業の決算発表が実施されています。その中でも特に18年3月期決算発表の実績と同時に発表されます19年3月期業績見通しが注目されます。今回は特に前半に決算を発表になった企業から19年3月期業績が増益で加えて、アナリスト予想が更に増益幅を拡大すると見込まれる銘柄を25社ピックアップしています。詳しくはカブーフレンズ「ないとスクープ」をご覧ください。ご購読は<ここ>をクリックください。 |
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本日のこだわり相場感
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◎原油高
原油価格が上昇しています。ニューヨーク(NY)原油先物は日本時間7日の時間外取引で節目の70ドルを突破。一時は1バレル70.69ドルと2014年11月28日以来、約3年5カ月ぶりの高値を更新しています。欧米などと結んだ核合意を巡って揺れるイランのみならず中東全体に地政学リスクの波が広がっており、先高観が強まっているとの見方です。
イランが欧米などと2015年に結んだ核合意については、トランプ米大統領が離脱するかを決めるタイムリミットが12日に迫っています。イランは核合意を結ぶ前に核兵器の開発を進めていたとイスラエルが示したこともあり、米国の離脱は避けられないとの見方が強く、離脱とともに米国は、イランに欧米諸国への原油輸出を禁ずるなどの制裁を科すとみられています。
更に原油の先高観が強まっているのが、来週に約1カ月にわたるイスラム教のラマダン(断食月)が始まります。この時期は特に中東情勢が緊迫しやすいとみられています。米国では原油高による採算改善で主にシェールオイルの生産に使う掘削装置(リグ)の稼働数が増加しており、半年〜1年後には米国からの原油供給が増える公算が大きいのですが、それでも目下の関心は中東情勢一色で、原油高の動きが続くとの見方です。
原油高が世界経済に与える影響は大きい訳で、米国株にとっては石油関連株の上昇でNYダウは上がるものの、米国経済にとっては足かせになりかねないと言えます。更に問題なのは原油高によるインフレ懸念拡大が米金利上昇促すと言う結果になり、金利上昇が行く行くは米国株の重石になると言う見方です。原油価格が80ドルから100ドルに乗せると言うような急激な上昇は想定されていませんが、それでもじわりと上がる原油高は金融市場の混乱要因になると言えそうです。
日本でも原油高がガソリン価格の上昇や商品価格の上昇に繋がり、消費者の負担増になる可能性があるだけに、日本経済に与える影響も出て来そうです。足元で決算発表が本格化していますが、企業収益に対する先行きの見通しについても原油高が重石になる可能性がありそうです。ただ、直ぐに影響があるのかと言えば、過度の懸念は必要はないようで、好調な企業業績に対する市場の評価と言う意味では直接的に株価に影響のある範囲ではないと言えます。
と言うことで日本株は3月企業の決算発表を見極める動きで、好業績を発表した銘柄を物色する流れになりそうです。勿論、その逆も言えますから、相場全体に影響のあるような銘柄の業績悪が相場を下押しする可能性が無い訳ではないのですが、それでもここまで総じて好調な内容を示した企業業績ですから、好業績を受けた上値志向の流れに期待したいところですね。
●7172 ジャパンインベストメントアドバイザー
航空機オペレーティング・リースが柱の金融ソリューション事業展開。M&Aアドバイザリーも。5月2日発表18年12月期第2四半期の連結業績を上方修正している。売上高は前回比29.2%増の62億円(前期比90.4%増)、営業利益は同44.4%増39億(同118.4%増)、経常利益は同45.8%増の35億円(同121.9%増)、純利益は同46.7%増の22億円(同148.5%増)となった。中核事業であるオペレーティング・リース事業の案件組成が順調に進み、顧客(投資家)からの強い需要を背景に商品の販売も好調に推移した。
●3085 アークランドサービスホールディングス
カツ丼専門店『かつや』を直営、FCで展開。空揚げ育成中。親会社は新潟地盤のホームセンター。3月27日発表18年2月期の連結決算は、純利益が前の期比8%増の54億円。外食事業が好調だったほか、主力のホームセンター事業で販管費を抑えた。売上高は2%増の1052億円。とんかつ専門店「かつや」や唐揚げ専門店「からやま」の売り上げがけん引した。ホームセンターは天候不順が影響して既存店売上高が3%減ったものの、人手不足を背景に無駄な作業の見直しを進め、営業利益を伸ばした。
●3457 ハウスドゥ
不動産仲介で創業。加盟店にノウハウ提供するフランチャイズ事業が利益の柱。首都圏を開拓。5月2日発表18年6月通期の連結業績を上方修正している。売上高は前回比23.4%増の211.59億円(前期比25.6%増)、営業利益は同30.6%増の20.93億(同67.6%増)、経常利益は同35.7%増の19億円(同72.3e%増)、純利益は同36.0%増の12.51億円(同69.6%増)となった。19年6月期を最終年歴とする中期経営計画において、ストック型収益事業であるフランチャイズ事業、ハウス・リースバック事業、不動産金融事業へのウェイト転換を進めたことで順調に業績を伸ばした。また、これまでのストック型収益事業の積み上げに加えて、ハウス・リースバック事業におけるファンドへの売却や、不動産金融事業においても新たにリバースモーゲージ保証事業を開始し、一層の業績拡大を見込んでいる。
●2127 日本M&Aセンター
中堅中小企業のM&A仲介で最大手。全国の地銀、会計事務所等と連携網。事業承継案件に強み。4月27日発表18年3月通期の連結業績は、17年3月期比29.1%増収、同28.7%経常増益となった。売上高、営業利益、経常利益、純利益のすべてにおいて前期を28.3%〜31.9%上回り、8期連続で過去最高益を更新。当期において、過去最多となる649件(譲渡・譲受は別カウント)のM&A仲介を成約。これは、前期実績の524件から125件(+23.9%)の増加となっった。
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こだわりレーティング |
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05月07日(月)分
3436 |
SUMCO |
メリル |
買い継続 |
3300円→3500円 |
4307 |
NRI |
SMBC日興 |
1継続 |
5800円→6400円 |
4568 |
第一三共 |
大和 |
1継続 |
3900円→4900円 |
5411 |
JFEHD |
GS |
買い継続 |
3250円→3300円 |
5444 |
大和工業 |
メリル |
買い継続 |
3600円→3900円 |
7013 |
IHI |
JPモルガン |
Neutral→Overweight格上げ |
4300円→5000円 |
7951 |
ヤマハ |
野村 |
Neutral→Buy格上げ |
4400円→6600円 |
9602 |
東宝 |
ジェフリーズ |
Buy継続 |
4500円→4700円 |
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