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平成30年05月21日(月)
5月18日現在海外相場 |
NYダウ |
24715ドル |
+1ドル |
ナスダック指数 |
7354P |
−28P |
CME日経先物 |
22840円 |
−90円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎相場の地合いは強い
日経の記事からになりますが、上場企業の「稼ぐ力」の高まりが鮮明で、先週末18日にほぼ出そろった2018年3月期決算で、純利益は前の期比35%増の29兆3788億円と2年連続で過去最高を更新しています。増益率は前の期の18%と比べて大きく伸び、世界的な景気の拡大を受け、電機や自動車などの製造業が全体をけん引した格好です。
今19年3月期は円高や原材料高が響いて2%の減益を見込むのですが、それでも企業の収益力は底上げされており、落ち込みは小さくなる可能性もあると同紙は見ているようです。企業が予想した純利益の増加率は期末に近づくにつれて大幅に高まり、期初は9%の増益見通しでしたが、第3四半期末で30%に上昇。結果はさらに上振れて着地しています。外需の拡大で売り上げが伸び、円安の追い風も吹いたためです。
米国経済の影響も大きく、米国の減税政策で会計上、2兆円近くの増益要因も発生しています。トヨタ自動車は17年5月時点で最終減益を予想していましたが、結果的には36%増の2兆4939億円と日本企業の最高額を更新。最高益を更新した企業は全体の3割を占めています。業種別では全32業種のうち、約8割にあたる25業種が増益。製造業の増益率は50%で、非製造業の17%を上回っています。
特に改善幅が大きいのは電機と自動車で、この2業種合計で、全企業の増益幅の半分強を占めています。データ需要の拡大を受けて半導体製造装置が好調で、東京エレクトロンは77%の増益。三菱電機は工場の自動化投資向け機器が伸び、自動車では日産自動車やホンダも最高益を更新しています。非製造業で増益が目立つのは商社で、三菱商事は資源価格の上昇などで純利益が27%増加。資源の荷動きも活発で、日本郵船と川崎汽船は損益が改善。内需系では人手不足を背景に、人材サービスなどが利益を伸ばしています。
いずれにしても前期の18年3月期は好調だった訳ですが、今19年3月期に関しても今のところは、好調を持続する流れになっています。特に景気敏感株に関しては、円安が功を奏したと言うことになりますが、株価の面でもこの影響を受けて、物色の対象となっているようです。
円安効果は目先の日本株相場にも良い影響を及ぼすことになるのかも知れません。海外市場で一時1ドル111円台の乗せた円相場ですが、企業業績の面でも業績上振れへの期待感が強まる動きとなりそうで、日経平均株価の上値の壁と見られている2万3000円台を超えて来る可能性は高いのかも知れません。米中貿易摩擦や北朝鮮問題など外部環境の不透明感があるだけに強気ばかりを言っておられませんが、それも大きな変化がない限りでは、相場の地合いは強いと言うことになりそうです。
●3461 パルマ
ディア・ライフ傘下。トランクルームの滞納保証が主力。施設の開発・販売、運営、仲介も行う。5月11日発表18年9月期第2四半期の連結業績は、前年同期比12%増収、同4.2%経常減益となった。セルフストレージ業界で唯一の事業者向けフルサービスのソリューションプロバイダー及び投資家向けのプロパティマネージャーとして、セルフストレージビジネスに関するさまざまなソリューションを提供。尚、18年9月通期の連結業績では売上高は28.03億円(前期比19.5%増)、営業利益は2.35億円(同8.8%増)、経常利益は2.30億円(同9.0%増)、純利益は1.61億円(同3.4%増)を見込む。又、18年9月期末配当を前期比3円増配の18円の予定。
●3558 ロコンド
靴を中心とした通販サイトを運営。倉庫の二次利用やECサイト支援などBtoBサービス育成。19年2月通期の業績では非開示であった売上高が60億円(前期比51.1%増)と発表している。営業損失は10.00億円(同406.7%減)、経常損失は9.00億円(同388.5%減)、純損失は9.04億円(同616.6%減)を見込む。同社は、ECサービスの受託型は版売された商品の手数料、買取型は商品の販売金額を、プラットフォームサービスはサービス提供に係る手数料を売上高としている。この度これらの構成割合の見積りの確度が高まったと判断したことから、公表した。
●4587 ペプチドリーム
基盤技術PDPSで特殊環状ペプチド医薬品候補を大手製薬と創製、技術供与。自社創薬も。18年6月期業績予想では売上高が70億円以上、営業利益が29億円以上、経常利益が31億円以上、そして純利益が21億円以上と予想している。PDPSを活用した3つの事業戦略を推進することで17年7月の新本社・新研究所稼働に伴う諸費用を吸収し増収・増益を見込んでいる。PDPSは同社独自の創薬プラットフォームシステムでこれを活用した3つの事業戦略を推進している。多くの事業進展は例年通り期の後半に加速する傾向にあるようで、バイオ企業の価値の源泉は、あくまで中長期の事業進展への高い期待にあるとすると押し目を買うスタンスが有効になりそう。
●4792 山田コンサルティングGP
経営コンサル大手。事業再生・事業承継に強み。M&A案件を強化中。アジア等海外コンサルも。5月8日発表18年3月通期の連結業績は、17年3月期比21.4%増収、同24.9%経常増益となった。M&Aコンサルティング、事業承継コンサルティング、及び事業成長コンサルティングの受注が順調。主要顧客である銀行・証券会社等の金融機関の社員教育ニーズが高い状況のもと、FP資格取得講座・実務研修の受注が順調。尚、19年3月通期の連結業績では売上高は150億円(前期比14.4%増)、営業利益は32.5億円(同11.4%増)、経常利益は32.5億円(同12.8%増)、純利益は21.2億円(同14.4%増)を見込む。
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こだわりレーティング |
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05月18日(金)分
1969 |
高砂熱学工業 |
野村 |
Buy継続 |
2260円→2380円 |
2146 |
UTグループ |
三菱UFJMS |
Buy継続 |
3700円→4100円 |
2146 |
UTグループ |
野村 |
Buy継続 |
4280円→4540円 |
3360 |
シップヘルスケアHD |
野村 |
Buy継続 |
4500円→4900円 |
3453 |
ケネディクス商業R |
野村 |
Buy継続 |
26.6万円→28.4万円 |
4321 |
ケネディクス |
三菱UFJMS |
Buy継続 |
890円→950円 |
4523 |
エーザイ |
メリル |
買い継続 |
7800円→8900円 |
4751 |
サイバーA |
UBS |
Buy継続 |
5450円→6850円 |
4911 |
資生堂 |
SMBC日興 |
1継続 |
7100円→8410円 |
4922 |
コーセー |
JPモルガン |
Overweight継続 |
26000円→27000円 |
5201 |
旭硝子 |
メリル |
買い継続 |
5200円→5500円 |
5302 |
日本カーボン |
大和 |
1継続 |
7200円→8700円 |
6976 |
太陽誘電 |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
2400円→2900円 |
7269 |
スズキ |
メリル |
買い継続 |
6800円→7100円 |
7956 |
ピジョン |
みずほ |
買い継続 |
5200円→5750円 |
7988 |
ニフコ |
SMBC日興 |
1継続 |
4000円→4500円 |
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