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平成30年05月22日(火)
5月21日現在海外相場 |
NYダウ |
25013ドル |
+298ドル |
ナスダック指数 |
7394P |
+39P |
CME日経先物 |
23015円 |
+5円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎米国株高、円安
日経平均株価が2万3000円台乗せ、そしてNYダウが2万5000ドル台乗せとそれぞれ節目を超えて来ています。円相場は1ドル111円台と円安ドル高の動きです。21日は特に日経平均株価が2万3000円台を何としても割り込まさないと言う動きだったようで、底固い印象を強く持つような展開となっています。
円相場が111円台に乗せてからもじわりと円安に振れる動きを好感する展開となっています。今回も買いの主体が海外勢と言うもっぱらの観測ですから、外国人投資家の買いが見込める銘柄を中心に国内投資家も参戦する動きとなっています。為替の関連で輸出関連銘柄への物色が強まった事が指数である日経平均株価を底固くしたと言うことのようです。
海外勢の買いについて大和証券では、「海外投資家が日本株の持ち高を『中立』に戻すだけでも、2万4000円の突破は可能」と指摘しています。「アベノミクス」が始まった2012年11月以降の海外投資家の日本株の持ち高をみると、円相場が1ドル=111円の場面では15兆円程度(現物と株価指数先物の合計)の買いの持ち高になっていましたが、足元の買いの持ち高は10兆円弱にとどまり、買いが膨らむとみているようです。
日経平均株価が2万4000円台に乗せ、野村証券の今年の日経平均株価予想である2万5000円台まで上昇するのであれば、海外勢としても、この水準が積極的に買いに回りたいと言うことになります。更に米国株が週明け一段高になっており、この面でも日本株の買い余力が生まれると言うことになります。
その米国株ですが、米中両政府が19日、貿易摩擦をめぐる閣僚級協議に関する共同声明を発表しています。米国の対中貿易赤字の大幅な削減に向け、中国が効果的な取り組みを進めていくことで一致しています。また、ムニューシン米財務長官は20日、米FOXニュースのインタビューで「互いに関税を課すのを控えることで一致した」と表明。二大経済大国による「貿易戦争」がひとまず回避されたとの安心感が広がり、米国株は大幅に上昇、NYダウは一時300ドルを超す上昇となっています。
米国株高、円安、日本企業の好調な企業業績と株式市場を取り巻く環境がすこぶる良好ですから、日経平均株価も上がるべきして上げている訳ですが、ただ一方で調子良い相場がどこまでも続く訳ではありませんし、過去の経緯を見ても、紆余曲線を繰り返しながらの上昇と言うことで言えば、あまり楽観視し過ぎるのは問題かも知れません。日経平均株価の2万3000円台が維持できるのかどうかに注目です。
●9962 ミスミグループ本社
FA・金型用部品の専門商社ミスミが中核。標準品をカタログ販売。製造機能も。配当性向25%。5月10日発表18年3月通期の連結業績は、17年3月期比20.8%増収、同31.0%経常増益となった。FA事業および金型部品事業では自動車業界やエレクトロニクス業界などの旺盛な需要を取り込み、VONA事業では品揃えの強化などによって国内において大きく伸長したことに加え、国際展開の推進により海外売上高も伸長し、連結売上高の拡大に寄与。
●2146 UTグループ
製造業派遣・請負大手。半導体業界中心だが環境や自動車など業種多様化。技術者派遣も開始。5月10日発表18年3月通期の連結決算は17年3月期比42%増収、同56.3%経常増益となった。マニュファクチャリング事業においては、スマートフォンや車載機器向けの半導体・電子部品分野に加え、新たに受注を獲得した完成車メーカーを中心に自動車関連分野でも大人数派遣契約が進展。ソリューション事業においては、総合的な人材サービスの提案などにより大手メーカーとの関係強化を進めたことで売上高が増加。エンジニアリング事業においては、マニュファクチャリング事業等に所属する製造オペレーターを設計・開発エンジニアへのキャリアチェンジを推進するグループ内転職制度「One UT」により技術職社員数を増加。
●4321 ケネディクス
独立系不動産ファンド運営。資産運用残高では最大手級。伊藤忠商事と提携。J‐REITも。18年12月通期の連結業績は、売上高は567億円(前期比115.2%増)、営業利益は123億(同0.1%増)、経常利益は117億円(同2.1%増)、純利益は106億円(同0.8%増)を見込む。営業収益が大幅に増加する要因は、投資案件の計上区分の変更に伴い、たな卸資産が増加することによる。中期経営計画の基本方針である、不動産アセットマネジメントを中心とするビジネス領域の拡充、機動的かつ戦略的な投資の推進、時代の変化を捉えた新たな成長分野の開拓、持続的成長と社会的責任の両立に向けた経営基盤の強化を推進する。
●7956 ピジョン
育児用品で国内トップ。哺乳瓶発祥、小物に強い。海外は中国、欧米主体に新興国開拓も意欲的。3月5日発表18年1月通期の連結業績は、売上高は1025.63億円(17年1月期比8.4%増)、営業利益は194.12億(同21.2%増)、経常利益は201.29億円(同22.3%増)、純利益は145.15億円(同30.5%増)となった。18年1月期営業利益は7期連続で過去最高を更新。中国や日本で哺乳瓶や乳首といったベビー用品の販売が好調。尚、19年1月通期の連結業績では売上高は1070.00億円(前期比4.3%増)、営業利益は204.00億円(同5.1%増)、経常利益は204.00億円(同1.3%増)、純利益は141.00億円(同2.9%減)を見込む。又、19年1月期末配当は34円、年間配当では68円となり前期比で2円増配となる予定。18年1月期経常利益は8期連続で過去最高を更新。
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こだわりレーティング |
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05月21日(月)分
2267 |
ヤクルト |
みずほ |
買い継続 |
9350円→9450円 |
2413 |
エムスリー |
みずほ |
買い継続 |
4400円→5200円 |
3626 |
TIS |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
5000円→5900円 |
4321 |
ケネディクス |
SMBC日興 |
1継続 |
800円→810円 |
4848 |
フルキャストHD |
野村 |
Buy継続 |
2990円→3280円 |
5201 |
旭硝子 |
SMBC日興 |
1継続 |
5500円→5700円 |
5301 |
東海カーボン |
大和 |
2→1格上げ |
2350円→2400円 |
5301 |
東海カーボン |
GS |
買い継続 |
2800円→2900円 |
6762 |
TDK |
JPモルガン |
Overweight継続 |
11000円→12000円 |
7951 |
ヤマハ |
モルガンS |
Overweight継続 |
5900円→6900円 |
8279 |
ヤオコー |
みずほ |
買い継続 |
6200円→7150円 |
8630 |
SOMPOHD |
GS |
買い継続 |
5790円→6060円 |
8766 |
東京海上HD |
野村 |
Buy継続 |
6300円→6500円 |
9201 |
JAL |
メリル |
UP→買い格上げ |
4275円→5000円 |
9505 |
北陸電力 |
三菱UFJMS |
Overweight継続 |
1260円→1290円 |
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