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平成30年06月14日(木)
6月13日現在海外相場 |
NYダウ |
25201ドル |
−119ドル |
ナスダック指数 |
7695P |
−8P |
CME日経先物 |
22800円 |
−110円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎上値の重い展開
日経平均株価の2万3000円台の壁は厚いのかも知れません。5月21日の終値で2万3000円台を付けた後、2万2000円割れまで下押しし、1000円幅戻す動きとなった訳ですが、この大台の壁が強い抵抗線になるのかどうかと言うことになります。
心理的な節目と言うことでは意味のある水準なのかも知れませんが、この水準に特段の意味がある訳でもなく、その意味では円相場が一段安になったり、米国株が一段高になったりすれば、あっさりと上抜けてしまうと言うことになります。
ただ、その一方でこの高値の水準で特に重要な役割を果たすのが「需給」と言うことになるのですが、今朝の日経の記事によりますと、ここでの堅調地合いの背景として、個人の買いによる好需給だと指摘しています。と言うのも、ここに来て上昇に一役買っているのが個人勢で、その中でも信用取引の売り手が、じり高相場で買い戻しを迫られる「踏み上げ」が増えているそうです。
個人が空売りで発生した損に我慢しきれなくなって買い戻していると言う観測です。そもそも個人投資家自身は相場観として強気と言う訳ではなく、その都度の目先の相場の状況次第でポジションを決めるケースが多く、現状のように先行きを不安視する流れでは、日経平均株価の2万3000円接近を上がり過ぎと言う判断で、逆張り、空売りするケースが出ていたと言うことなのかも知れません。
日経の解説によりますと、日経平均は2万3000円に迫るが、なかなか壁を崩せない状況だが、この空売り勢の買い戻しは壁を崩す一翼を担うかもしれないと見ているようです。その一方で当然、信用買いが多く存在している訳ですから、個人投資家の売買エネルギーがそれ程に強いのであれば、逆に利益確定売りがでてくる可能性もある訳で、その意味では仮に2万3000円台に乗せた動きでも上値は重くなるのかも知れません。
日経平均株価は米国株が下げていることで上値の重い展開になりそうです。FOMCを通過した後、本日14日にはECB(欧州中央銀行)理事会が控えており、最近は欧州債務問題も市場の懸念材料となりつつあるだけに、積極的な売買は限定されそうです。日経平均株価は2万2500円近辺までの下押しと言う動きになりそうです。
●2362 夢真ホールディングス
施工図作図が祖業、大量採用による建設現場の若年層施工管理技術者派遣が主力。技術者派遣も。5月11日発表18年9月期第2四半期の連結業績は、前年同期比33.2%増収、同86.9%経常増益となった。技術者の増員に起因した建設技術者派遣及びエンジニア派遣事業が伸張。建設技術者派遣事業にて派遣単価および稼働率が上昇したことに加え、採用費をはじめとしたコストのコントロールを徹底したことで、費用の増加は限定的となった。尚、18年9月通期の連結業績では売上高は390.00億円(前期比27.8%増)、営業利益は45.00億円(同90.5%増)、経常利益は45.00億円(同85.7%増)、純利益は29.00億円(同103.4%増)を見込む。
●3073 ダイヤモンドダイニング
『九州熱中屋』『わらやき屋』など複数業態の居酒屋を展開。ビリヤードバーも。開発力に強み。4月13日発表18年2月通期の連結業績は、17年2月期比47.8%増収、同54.8%経常増益となった。当期の店舗展開状況は、19店舗の新規出店、6店舗の業態変更、15店舗の退店により直営店舗数は425店舗となった。尚、19年2月通期の連結業績では売上高は510.78億円(前期比13.3%増)、営業利益は25.29億円(同14.7%増)、経常利益は25.97億円(同16.8%増)、純利益は14.02億円(同38.8%増)を見込む。
●3480 ジェイ・エス・ビー
学生向け賃貸マンションの企画開発・仲介・運営管理。高齢者向けや外国人留学生向けにも進出。6月12日発表18年10月期第2四半期の連結業績は、前年同期比6.8%増収、同8.0%経常増益となった。賃貸入居需要の集中する最繁忙期を迎え、これまでの各種取り組みの一定の成果もあり、業績は堅調に推移した。2020年を最終年度とする中期経営計画の達成に向けた実践初年度として、順調なスタートがきれたものと考えている。今後、競争力の強化、営業力のキャパシティ拡大等、戦略的投資を推進し、当社グループの成長戦略を実践するとしている。
●4572 カルナバイオサイエンス
キナーゼタンパク質の販売や受託試験など創薬初期の支援事業が柱。キナーゼ阻害剤で創薬も。5月11日発表18年12月期第1四半期の連結業績は、前年同期比7.7%増収、経常損失が1.91億円となった。国内は前年?5.8%減、小野薬品工業向け売上は減少したが、他社向けは堅調に推移し、計画対比では堅調に推移。米国は前年比1.0%減。キナーゼタンパク質販売が減少したが、セルベースアッセイ受託は好調。欧州は前年比50.0%増。キナーゼタンパク質が好調。その他では中国でキナーゼタンパク質が大幅に伸長。自社開発のがん治療薬、リウマチ薬も19年前半までの治験申請目指し準備進めるとしている。同社は、17年2月10日に19年12月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画を策定、基本方針として、1)17年12月期連結営業損益の黒字化、2)複数の創薬パイプラインの導出、3)創薬パイプラインの導出価値の極大化を目指した自社臨床試験の開始、4)創薬支援事業における安定的な収益の確保、の4つを掲げている。
●6191 エボラブルアジア
航空券の予約サイト『空旅』主力、国内に特化。他社OEMも。ベトナムでITオフショア開発。オンライン旅行代理店として、国内航空券販売を主軸に、引き続き業績を拡大。平成24年より開始したITオフショア開発事業においては、ベトナムにおけるラボ型開発を主軸に、多業種にわたり順調に顧客先を獲得し、雇用エンジニア数を増加させ、平成30年3月末現在は873名規模まで成長。また、上場来本格化した投資事業においては、成長企業への投資を積極的に進め、平成30年3月末現在、投資先を32社まで拡大している。尚、18年9月通期の連結業績では売上高は70.50億円、営業利益は15.00億円、当期利益は8.81億円を見込む。又、18年9月期末配当は10円と前期比で3円増配予定。
●3391 ツルハホールディングス
ドラッグストア最大手級の一角。北海道から南下して九州まで展開。傘下にレデイ薬局、福太郎。17年6月20日に公表した18年5月通期の連結業績を18年3月13日に上方修正している。売上高は11.7%増の6700.00億円(前期比16.1%増)、営業利益は2.3%増の399.00億円(同13.1%増)、経常利益は2.2%増の412.40億円(同11.9%増)、純利益は1.2%増の250.42億円(同7.8%増)としている。17年9月29日付で杏林堂グループ・ホールディングスを連結子会社化した。同社の17年10月16日から18年5月15日までの7ヵ月分を当社の第3、第4四半期決算で新規に連結し、また当該新規連結に伴うのれんの償却や非支配株主に帰属する四半期純利益等の会計処理を加味し、通期の業績予想の修正を行うもの。
●7956 ピジョン
育児用品で国内トップ。哺乳瓶発祥、小物に強い。海外は中国、欧米主体に新興国開拓も意欲的。6月4日発表19年1月期第1四半期の連結業績は、前年同期比7.6%増収、同10.7%経常増益となった。国内ベビー・ママ事業、中国事業が好調に推移。生産拠点より供給している哺乳器、スキンケア商品等が好調に推移したことで、売上原価率が前期比で約1.5ポイント改善した。尚、19年1月通期の連結業績では売上高は1070.00億円(前期比4.3%増)、営業利益は204.00億円(同5.1%増)、経常利益は204.00億円(同1.3%増)、純利益は141.00億円(同2.9%減)を見込む。
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こだわりレーティング |
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06月13日(水)分
1605 |
国際帝石 |
みずほ |
買い継続 |
1480円→1500円 |
1925 |
大和ハウス |
SMBC日興 |
1継続 |
4700円→5200円 |
2269 |
明治HD |
みずほ |
買い継続 |
10500円→12400円 |
3861 |
王子HD |
SMBC日興 |
1継続 |
870円→880円 |
6976 |
太陽誘電 |
UBS |
Buy継続 |
2530円→3000円 |
8515 |
アイフル |
みずほ |
中立→買い格上げ |
415円→465円 |
8725 |
MS&AD |
大和 |
2→1格上げ |
3900円→4200円 |
9062 |
日本通運 |
モルガンS |
Overweight継続 |
8900円→10100円 |
9076 |
セイノーHD |
みずほ |
新規買い |
2700円 |
9101 |
日本郵船 |
UBS |
Neutral→Buy格上げ |
2550円→3000円 |
9375 |
近鉄エクスプレス |
モルガンS |
Overweight継続 |
2900円→3300円 |
9672 |
東京都競馬 |
ジェフリーズ |
Buy継続 |
5200円→5550円 |
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