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平成30年07月03日(火)
7月2日現在海外相場 |
NYダウ |
24307ドル |
+35ドル |
ナスダック指数 |
7567P |
+57P |
CME日経先物 |
21830円 |
+90円 |
(尚、CME日経先物の前日比は昨日の大証比) |
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本日のこだわり相場感
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◎調整色が強いものの
決勝トーナメントに進んだサッカーワールドカップですが、ベルギー戦、惜しくも2対3で惜敗しています。前半2点リードしていたようですが、後半追いつかれてしまったようです。でも善戦したようで、試合内容は良かったようで、良く頑張ったと言えそうです
さて昨日7月2日の日経平均株価ですが、午前11時半の前引け段階で2万2270円でしたが、後場急落して大引けは2万1811円と大幅に下げています。前日比で492円安、前引け比で459円安と午後に大きく下げた訳です。
既に米中貿易摩擦問題に関しては情報の多くが知られていましたから、直接的にこの問題で下げた訳ではないようで、、最大の売り材料は「中国ショック」だったとの見方のようです。午後に人民元の対ドルレートの下落が加速したことが要因にあるとの見方です。
日経に寄りますと、中国人民銀行が人民元の実質的な切り下げに動いた15年には日経平均がわずか2週間で3000円程度下落しており、中国人民銀は市中銀行から強制的に預かる預金の比率を示す預金準備率を5日から0.5%引き下げており、2015年の再来と見た向きの売りが加速したと言う事のようです。
勿論、これ以外にも米中貿易摩擦の影響で世界経済が減速するだとか、或いは先日行われましたメキシコ大統領選挙ので、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉にメキシコの利益を優先する姿勢を打ち出している左派政権が誕生する見通しが伝わったことも売りに拍車をかけたとの見方です。
いずれにしてもここまでボディーブローのようにじわじわと弱気の流れが効いていた事は確かで、それが日本株にとっては中国ショックが人民元安と言う目に見える格好で打撃になったと言うことで、2日の後場に下げ幅を広げ、加えて2万2000円台と言うこれまで下値支持線だと見られていたレベルを割り込んだことも、大引けにかけて売りが加速、200円くらいの下げはこの影響があったのかも知れません。
一方で2日の米国株ですが、確かに米中貿易戦争への懸念は相場の重石になっていますが、その一方で下値を売り叩くと言う感じではなく、むしろ米国経済の好調や企業業績などを好感した買いが下値に入っているようで、特にハイテク株中心に相場を下支えしている状況のようで、2日のこの日も朝方NYダウが200ドル近く下げた後、引終了に掛けて前週末終値水準まで戻しています。
米国株のこの冷静な動きを見て、3日の日本株がどのように反応するのかと言うことになりますが、シカゴCME日経先物を見ると2万1800円近辺で昨日の大証比で少し上と言う動きとなっています。米国株の強い動きを見て下値を売ると言う動きはないようで、3日の東京株式市場でもまずは昨日の過剰に売った分を買い戻す動きになるのかも知れません。
ただ、日経平均株価の下値目途であった2万2000円や、2万2200円の75日線や2万2000円近辺の200日線を割り込んでしまっている事を嫌気する動きもあるだけに、戻りも限定的との見方も強いようです。早い段階でこの水準を上回り、相場の強さを示す事が出来、更には中国ショックが緩和される動き、人民元安の下げ止まり感などが出れば、反転する動きも強まりそうです。この辺りを見極める神経質な動きになりそうです。
●3391 ツルハホールディングス
ドラッグストア最大手級の一角。北海道から南下して九州まで展開。傘下にレデイ薬局、福太郎。6月18日発表18年5月通期の連結業績は、17年5月期比16.7%増収、同12.9%経常増益となった。18年5月期配当を17年5月期比6円増配の146円としている。出店は、ドミナント戦略に基づく地域集中出店および既存店舗のスクラップアンドビルドを推進したことにより、期首より130店舗の新規出店と35店舗の閉店を実施。また平成29年9月29日付で杏林堂グループ・ホールディングスを子会社化、同社の子会社である杏林堂薬局が運営する静岡県内のドラッグストアおよび調剤薬局78店舗が当社グループに加わり、当連結会計年度末のグループ店舗数は直営店で1,931店舗。なお、タイ国内の当社グループ店舗は、1店舗の新規出店と2店舗の閉店を実施、店舗数は平成30年5月15日現在で18店舗。
●4587 ペプチドリーム
基盤技術PDPSで特殊環状ペプチド医薬品候補を大手製薬と創製、技術供与。自社創薬も。18年6月期業績予想では売上高が70億円以上、営業利益が29億円以上、経常利益が31億円以上、そして純利益が21億円以上と予想している。PDPSを活用した3つの事業戦略を推進することで17年7月の新本社・新研究所稼働に伴う諸費用を吸収し増収・増益を見込んでいる。PDPSは同社独自の創薬プラットフォームシステムでこれを活用した3つの事業戦略を推進している。多くの事業進展は例年通り期の後半に加速する傾向にあるようで、バイオ企業の価値の源泉は、あくまで中長期の事業進展への高い期待にあるとすると押し目を買うスタンスが有効になりそう。
●4848 フルキャストホールディングス
短期派遣から撤退し、アルバイト紹介と同給与管理代行に主力事業を移行。警備業務請負も。5月11日発表18年12月期第1四半期の連結業績は、前年同期比19.8%増収、同44.9%経常増益となった。主力事業である短期業務支援事業は、株式会社BODの業績を取り込んだことに伴い、「BPO」が伸張したことに加えて、既存主力サービスである「紹介」及び「BPO」が伸張した。利益面では、短期業務支援事業が増収したことが主因。尚、18年12月通期の連結業績では売上高は370億円(前期比15.4%増)、営業利益は50億円(同13.0%増)、経常利益は50.8億円(同15.3%増)、純利益は31.85億円(同6.4%増)を見込む。
●6191 エボラブルアジア
航空券の予約サイト『空旅』主力、国内に特化。他社OEMも。ベトナムでITオフショア開発。オンライン旅行代理店として、国内航空券販売を主軸に、引き続き業績を拡大。平成24年より開始したITオフショア開発事業においては、ベトナムにおけるラボ型開発を主軸に、多業種にわたり順調に顧客先を獲得し、雇用エンジニア数を増加させ、平成30年3月末現在は873名規模まで成長。また、上場来本格化した投資事業においては、成長企業への投資を積極的に進め、平成30年3月末現在、投資先を32社まで拡大している。尚、18年9月通期の連結業績では売上高は70.50億円、営業利益は15.00億円、当期利益は8.81億円を見込む。
●6264 マルマエ
液晶、半導体、太陽電池製造装置の精密部品加工業。大型高精度品強い。産活法による再建終了。6月29日発表18年8月期第3四半期の業績は、前年同期比62.1%増収、同99.2%経常増益となった。半導体分野では、急激な需要拡大に合わせて新設事業所の稼動開始や電子ビーム溶接機の導入など、生産設備の増強を前倒しで行うとともに、流動的人材を確保し、生産体制の強化を図ることで受注及び売上高は順調に拡大。FPD分野では、有機EL向けと第10.5世代液晶パネル向けの受注が拡大し売上高も順調に推移。
●7952 河合楽器
ピアノの世界大手。直販が主体。音楽教室事業、素材加工との3本柱。中国など新興国を強化中。5月10日発表18年3月通期の連結業績は、17年3月期比6.4%増収、同19.1%経常増益となった。楽器教育事業は、鍵盤楽器販売については、フラッグシップモデルの『Shigeru Kawai』が国内・海外ともに伸長し、ピアノ全体につきましても中国や北米などで好調に推移し販売が増加。デジタルピアノについては、音色や操作パネル、外装デザインを刷新した「CNシリーズ」や、当社のピアノ技術と資本業務提携をしたオンキヨーのオーディオ技術を融合した「CAシリーズ」の発売により、日本や北米などで堅調に推移。音楽教室では、生徒数が増え売上が増加。素材加工事業は、半導体関連部品や自動車関連部品の受注が増加。
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こだわりレーティング |
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07月02日(月)分
6701 |
NEC |
SMBC日興 |
2→1格上げ |
3200円→4000円 |
7246 |
プレス工業 |
ドイツ |
Buy継続 |
800円→850円 |
8630 |
SOMPOHD |
SMBC日興 |
1継続 |
5400円→5600円 |
8750 |
第一生命 |
SMBC日興 |
2→1格上げ |
2500円 |
8766 |
東京海上HD |
SMBC日興 |
2→1格上げ |
5700円→6400円 |
8766 |
東京海上HD |
みずほ |
買い継続 |
6000円→6400円 |
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